2023年5月18日の午前10時過ぎ、歌舞伎俳優の市川猿之助さんが、自宅で倒れているところを発見され、緊急搬送されました。
その後の発表で、父親の市川段四郎さんと母親が亡くなったことが明らかに…。
今回は、歌舞伎の名門一家に起こった悲劇や市川猿之助さんにまつわる噂を調べてみました。
・プロフィール
引用元 https://twitter.com/
名前 市川 猿之助 (いちかわ えんのすけ)
本名 喜熨斗 孝彦(きのし たかひこ)
生年月日 1975年11月26日
出身地 東京都
身長 171cm
血液型 O型
最終学歴 慶應義塾大学文学部卒業
所属 ケイファクトリー
四代目市川段四郎の長男。
伯父には三代目市川猿之助。
祖母には女優・高杉早苗さん。
俳優の香川照之さんは従兄弟にあたる。
1980年7月、歌舞伎座「義経千本桜」の安徳帝で初お目見得。
1983年7月歌舞伎座「御目見得太閤記」で二代目市川亀治郎を名乗り初舞台を踏む。
2012年、四代目市川猿之助を襲名。
2007年のNHK大河ドラマ「風林火山」で映像作品に初出演。
以降、テレビドラマ、映画、現代劇、バラエティ番組にも多数出演する。
・何があった…?
2023年5月18日、歌舞伎俳優の市川猿之助さんが、東京・目黒区の自宅で意識がもうろうとした状態で発見され、緊急搬送されたとの報道がありました。
当初は詳細が伝えられず、脳卒中や心筋梗塞が原因で搬送されたのかと心配されましたが、どうも病気が原因ではなかったことが明らかになったんです。
報道によると、市川猿之助さんは自〇を図ったとのこと。
また、父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さんと母親の喜熨斗延子さんは、2階リビングの床の上で仰向けに横たわり、布団が掛けられた状態だったといいます。
母親の喜熨斗延子さんは、その場で死亡が確認され、市川段四郎さんは搬送先の病院で亡くなられました。
司法解剖の結果、2人の死因は向精神薬による中毒死でした…。
・睡眠薬で一家心中を図った…?
市川猿之助さんは、当初意識がもうろうとした状態で搬送され、一時は会話もままならない状態だったそうですが、翌日には体調が回復したことから搬送先の病院を退院。
その後、移動や受け答えができるまでに回復したと判断され、5月24日から事情聴取が始まりました。
市川猿之助さんは、「前日に3人で話し合い、死んで生まれ変わろうと、両親がそれぞれ睡眠薬を飲んだ」と供述しているそうです。
警察によると、両親から検出された向精神薬は、大量に摂取しなくても死亡する可能性があるものだったといいます。
しかし、両親は“大量に薬を飲んだ”と市川猿之助さんは供述しているんです。
つまり、強い意志を持って“両親は心中を図った”といえるのではないでしょうか?
また、市川猿之助さんも自〇を図ったそうですが、「自分も死のうとクスリを飲んで首を吊ったが、死ぬことはできなかった」と明かしています。
いったい、何が原因で歌舞伎の名門一家を自殺に追い込んだのでしょうか?
一部報道によると、市川猿之助さんは自身のハラスメントが週刊誌に取り上げられ、悩んでいたといわれています。
このことを知った両親は一門の信頼を失墜させたと責任を感じ、このような悲劇が生まれてしまったのかもしれません。
それでは、市川猿之助さんのハラスメント問題とは何なのか、報道された内容を見てみることにしましょう。
・ハラスメントの内容とは…?
5月18日発売の『女性セブン』が、市川猿之助さんによるセクハラ・パワハラ行為を告発。
澤瀉屋(おもだかや・屋号)で絶対的な権力を握る市川猿之助さんによるハラスメント被害や、新型コロナの緊急事態宣言下での「ホテル密室パーティー」を報じています。
【スクープ】市川猿之助が共演者やスタッフに“過剰な性的スキンシップ”のセクハラ・パワハラ「拒否した途端に外された」
「澤瀉屋周辺では、そうした猿之助さんの行動は知られた話で、周囲は、“今日は彼が腕枕要員だったんだな”という目で見るばかりだと言います」#歌舞伎https://t.co/M1rcuc2Qaw pic.twitter.com/iuq1mbqRtr
— NEWSポストセブン (@news_postseven) May 18, 2023
まず、弟子にパワハラをしていたという報道。
師匠と弟子、座長と役者・裏方の関係は絶対で、無言の圧力のなかで、間違っても口答えできないといいます。
これは、落語、将棋の世界などでも聞かれる話ですが、市川猿之助さんは度を越えていたようなんです。

これは、歌舞伎の稽古場での発言。
他にも、レモンを「甘い」と感じるまで稽古しろと、古い体育会系気質を感じさせる発言もあったようです。
これらの発言は、今の時代に合わないものですが、人の目に触れる稽古場でこれですから、裏ではもっときついことを言われていた可能性がありますよね。
次はセクハラ問題。
パワハラ発言は厳しい“指導”と言い逃れができたかもしれませんが、セクハラは言い訳できませんよね…。
市川猿之助さんと共演経験のある役者によると
地方興行などの際、頻繁に猿之助さんのホテルの部屋に誘われ、お酒につきあわされていた。
そればかりか“隣に寝なさい”と指示され、横になると布団の中に潜り込んできて、キスをされたり、身体を弄ばれたりと過剰な性的スキンシップをされるというのです。
市川猿之助さんに逆らうと、キャスティングから外される可能性があり、それを恐れてなすがままだったといいます。
市川猿之助さんは演者だけではなく、スタッフにもキスをしようとしたことがあったそうなんです。
しかし、スタッフが拒否すると次の公演から担当を外されてしまったんだとか。
そのスタッフが担当を外されたのはたまたまかもしれませんが、そういうことがあると、共演者のように逆らえなくなってしまいますよね…。
この報道、そして市川猿之助さんが緊急搬送されてから5日ほどが経った5月23日、所属事務所が、この件に対しコメントを発表しました。

つまり、事実無根のガセネタということでしょう。
ただ、市川猿之助さんが緊急搬送された18日は、市川猿之助さんによるパワハラ・セクハラの告発記事が掲載された『女性セブン』の発売日でした。
事務所のコメントが発表された後も、『女性セブン』は市川猿之助さんによるパワハラ・セクハラ問題の追及を続けています。
告発記事が発端となり、市川猿之助さんや両親が追い込まれた可能性も考えられますが…。
(報道が真実なら)元凶は自身の行いであり、市川猿之助さんの行動を諫める人がいなかったことも告発につながっていますし、なんとも複雑な心境になりますよね。
しかも、ただの悲劇では終わらず、市川猿之助さんがなんらかの罪に問われる可能性もあるんだとか…。
・緊急逮捕…?
現在判明していることは、両親の死因が向精神薬中毒の疑いであること。
そして、検視や解剖などから無理やり薬を摂取させられた状況ではないということが分かっています。
市川猿之助さんの供述の通り、「死んで生まれ変わろうと、両親がそれぞれ睡眠薬を飲んだ」ということは間違いないのでしょう。
しかし、その薬を誰が用意したのかは不明。
市川猿之助さんが薬を手配して、両親に飲ませたとしたら……、自〇幇助、または自〇教唆の罪に問われる可能性が出てくるそうです。
5月25日発売の『週刊文春』では、睡眠薬で意識を失った両親の顔に、市川猿之助さんが「ビニール袋をかぶせた」と証言していることを伝えています。
その後、市川猿之助さんはビニール袋と薬の容器を夜中に近くのゴミ置き場に捨てたとのこと。
他にも不可解な点がいくつかあるそうなんです。
市川猿之助さんによる手書きの遺書とみられる複数の「書き置き」が見つかった一方で、両親の遺書は見つかっていないこと。
悲劇を生んだ原因が、市川猿之助さんのハラスメント問題だとすると、謝罪の文章を残していてもおかしくありませんよね。
また、こういうケースでは、発見された時のことを考えて、きちんとした服装であることが多いところ、両親はパジャマ姿だったそうなんです。
歌舞伎の名門ともなれば、それこそ気を配っていそうですが…。
https://twitter.com/apckmbcqmufgbf/status/1660264548300132352
そして、玄関の鍵が開いていたこと。
通常は来客によって見つからないように鍵をするものなんだとか。
市川猿之助さんには、〇人や同意〇人の疑いもあるそうで、今後の捜査の行方に注目が集まります。
いまだに現実に起こったこととは信じられず、市川猿之助さんや両親に違う選択肢はなかったのか、誰かに相談できなかったのか…など悔やまれることばかり。
ただ一人、生き残ったことには意味があるのかもしれませんし、市川猿之助さんには強く生きてもらいたいですよね。
最後までお読みいただきありがとうございます。