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宮市亮はなぜ活躍できない?怪我が多い理由&現在の年俸や市場価値は?

今夏、冨安健洋選手のアーセナル移籍が大きな話題になりました。

そのことを伝える記事の中では、必ずと言ってもいいくらい宮市亮選手の名前が挙げられています。

宮市選手といえば、Jリーグを経験せず直接海外へ渡った日本サッカー期待の星でした。

そういえば、宮市選手は今どうしているのでしょうか?

今回は、宮市亮選手について調べてみました。

 

 

 

・プロフィール

 

引用元 https://twitter.com/

 

名前 宮市 亮 (みやいち りょう)

生年月日 1992年12月14日

現年齢 28歳

出身地 愛知県名古屋市

身長/体重 183cm/ 70kg

血液型 O型

利き足 右足

ポジション  FW MF

所属 横浜F・マリノス

 

 

 

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグリーグ戦リーグ杯オープン杯期間通算
出場得点出場得点出場得点出場得点
オランダリーグ戦リーグ杯KNVBカップ期間通算
2010-11フェイエノールト34エールディヴィジ12--12
イングランドリーグ戦FLカップFAカップ期間通算
2011-12アーセナル31プレミアリーグ
ボルトン3012-14
2012-13ウィガン32
2013-14アーセナル31
オランダリーグ戦リーグ杯KNVBカップ期間通算
2014-15トゥウェンテ14エールディヴィジ10-11
ドイツリーグ戦リーグ杯DFBポカール期間通算
2015-16ザンクト・パウリ132. ブンデス-
2016-1717-19
2017-18-
2018-191225-25
2019-2029-30
通算オランダエールディヴィジ22-23
イングランドプレミア1726
ドイツ2. ブンデス77-80
総通算1161112912

 

 

 

中京大中京高校時代の2010年1月から海外クラブの練習に参加。

2010年12月、アーセン・ベンゲル監督から高い評価を受け、アーセナルに入団。

翌2011年1月、オランダ1部のフェイエノールトに期限付き移籍。

12試合出場3得点と活躍。

アーセナル復帰後、トップチームに昇格したものの右足首の負傷で出場機会を失う。

同年1月にボルトンへ期限付き移籍し、プレミアリーグ初出場を果たした。

その後、ウィガンアーセナルトゥウェンテでプレーするも選手層の厚さや怪我に悩まされる。

2015年夏に加入したドイツ2部のザンクト・パウリでも両方のヒザ前十字じん帯を断裂する大怪我を負うなど、在籍した6シーズンでリーグ戦77試合8得点9アシストにとどまった。

2021年7月5日、横浜F・マリノスが完全移籍での加入を発表。

背番号は「17」。

 

 

 

・現在の年俸や市場価値は…?

 

現在の年俸は明らかになっていません。

昨シーズンまで在籍していたザンクト・パウリでは2500万円といわれており、フリーで獲得したことから年俸が大きく下がることはないと思われます。

 

 

 

年俸推移

2011年3000万円アーセナル フェイエノールト
2012年3880万円アーセナル ボルトン
2013年3000万円アーセナル ウィガン
2014年2000万円アーセナル トゥウェンテ
2015年2000万円ザンクト・パウリ
2016年2500万円ザンクト・パウリ
2017年3000万円ザンクト・パウリ
2018年2500万円ザンクト・パウリ
2019年2000万円ザンクト・パウリ
2020年2500万円ザンクト・パウリ
2021年?円横浜F・マリノス

 

 

 

現在の市場価値は40万ユーロ(約5200万円)といわれています。

最高額は2012年6月の300万ユーロ(約3億9000万円)。

度重なる怪我で評価を落としていったことが悔やまれます。

 

 

 

市場価値の推移

2011年2月50万ユーロフェイエノールト
2012年2月250万ユーロボルトン
2012年6月300万ユーロアーセナル
2013年1月250万ユーロウィガン
2014年1月200万ユーロアーセナル
2015年2月150万ユーロトゥウェンテ
2015年7月100万ユーロザンクト・パウリ
2018年6月20万ユーロザンクト・パウリ
2020年4月65万ユーロザンクト・パウリ
2021年6月40万ユーロザンクト・パウリ

 

 

 

現在の年俸や市場価値が気になる選手は…?

大久保嘉人選手の現在の年俸は…?

安部裕葵選手の現在の市場価値は…?

 

 

・怪我が多い理由は…?

 

宮市選手のキャリアは、まさに怪我との戦いと言っても過言ではありません。

実際に発表があった怪我についてまとめてみました。

 

 

 

2011年右足首負傷アーセナル
2012年右肩の負傷ボルトン
2013年右足首の靭帯を複数回損傷

ハムストリング負傷

ウィガン
2015年左膝前十字じん帯損傷ザンクト・パウリ
2017年右膝前十字じん帯損傷ザンクト・パウリ
2018年膝の故障ザンクト・パウリ
2020年膝の違和感ザンクト・パウリ

 

 

 

宮市選手の怪我が多い原因は何なのでしょうか?

膝前十字じん帯については、歩く・走る・ジャンプする・スクワットをする・方向転換するといった動作で負荷がかかることによって傷ついたり断裂してしまうそうです。

特にサッカー選手に必要な動きですし、宮市選手の場合は古傷のある片方の足(膝や足首)をかばう動きを無意識でしてしまうことから、片方に負担が掛かりすぎているのかもしれません。

ちなみに膝前十字じん帯損傷の再損傷率は約20%あるそうで、術後5年以内に反対側を痛める確率は約12%あるそうです。

 

 

宮市選手は相手選手との接触で怪我をしたこともありますが、それはドリブラーの宿命でもあります。

タックルを受けた際にすぐに転ぶ選手がいますが、宮市選手は耐えようと粘った結果、受け身を取れずに痛めてしまうようです。

怪我防止のためには上手に転ぶ技術も必要なんでしょうね。

 

 

 

・なぜ活躍できない…?

 

宮市選手はなぜ活躍できないのでしょうか?

ザンクト・パウリのスポーツ・ディレクターを務めるアンドレアス・ボルネマン氏は宮市選手についてこのように評価しています。

 

ボルネマン氏は「リョウは素晴らしい選手であり、素晴らしい男だが、残念ながら彼は過去数年間に何度もケガと戦わなければならなかった」と語っており、能力こそ認めているものの、やはりケガを頻繁にし、稼働率が悪いことがネックとなっているようだ。

出典 超WORLDサッカー!

 

ボルネマン氏は、「リョウが健康な時、誰もが彼の並外れた能力について理解している」と宮市選手のポテンシャルを高く評価していました。

ただ、やはりネックだったのは怪我が多く起用する計算が立たないということでしょうか。

無事之名馬という格言がありますが、どんなに才能豊かで優秀な選手であっても、怪我などで長期離脱を頻繫に繰り返す選手は有用ではないということ。

残念ながら宮市選手はこれに当てはまってしまったのでしょう。

宮市選手は度重なる怪我から引退を考えた時期もあったそうです。

 

 

「右ヒザをケガして10カ月離脱し、2018年4月にようやく復帰して試合に出ました。そこでまた相手選手と激しく接触して、MRI検査をしたら『同じヒザの箇所で3回目だね。手術しよう』とドクターに言われて、『ああ俺、終わっちゃうんだ』という感情が湧いてきました。ちょうどクラブとの契約も切れる時で引退も考えました」

出典 news.yahoo.co.jp

 

膝前十字靭帯損傷は、日常の生活には支障がでないこともあるそうですが、宮市選手のようなスピードが武器の選手にとっては致命傷になりかねないそうです。

両膝でそれを経験し、やっと復帰したかと思ったら、またも膝を故障。

心が折れても仕方ありませんよね。

ただ、3回目の膝の故障は医師の診断では手術を行う予定でしたが、宮市選手は過去の状態と違うことから日本で検査してもらうと靭帯は切れていなかったそうです。

怪我をたくさん経験したからこその判断、そしてこれ以上の離脱はチームから居場所を失うことを意味していたからこそ、どうしても手術は避けたかったのでしょう。

リハビリから復帰した2018ー19シーズンは、25試合出場5ゴールを記録。

2019-20シーズンはサイドバックを経験するなど、29試合出場1得点7アシストを記録。

宮市選手は再び輝きを取り戻そうとしていましたが、昨年5月に膝の違和感で離脱。

その後、第33節のハノーファー戦で復帰するもザンクト・パウリは契約を更新しませんでした。

宮市選手は過去の怪我についてこう話しています。

 

「こうしておけばよかったという後悔はない」と、宮市は言う。

「毎日、毎日、全力でやった結果、怪我をしてしまった。何があるかなんて誰もわからない。後悔とかは本当になくて、ただ毎日の積み重ねが大事だなと思っています」

出典 Number

 

怪我から不屈の精神で這い上がりピッチを駆け回る姿にザンクト・パウリのファンは魅了され退団を惜しむ声が多く上がったそうです。

そして、2021年7月5日に横浜F・マリノス宮市選手の獲得を発表。

8月6日のガンバ大阪戦でベンチ入りしましたが、アップ中に負傷し2週間ほど別メニューでの調整を余儀なくされました。

やはり、宮市選手の最大の敵は怪我ですね。

9月に入ってJエリートリーグの清水エスパルス戦でスタメン出場を果たしています。

前半44分にイエローカードを立て続けにもらい退場…。

怪我で退場じゃなくて良かったと思いましょう。

宮市選手にとってキャリア初となるJリーグですが、大きな怪我だけはしないように期待され続けた才能を完全に開花させてくれることを切に願っております。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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