「サンディエゴ・オープン」1回戦を腰の負傷で棄権した錦織圭選手。
ここ数年は怪我との戦いに苦しんでいましたが、東京オリンピックでベスト8入りを果たすと、8月に行われた「シティ・オープン」でベスト4入り。
「全米オープン」でも3回戦に進み、世界王者のノバク・ジョコビッチ選手から第1セットを奪うなど復調の気配を見せていただけに腰の怪我が重くないことを願うばかりです。
今回は、錦織圭選手について調べてみました。
・プロフィール
名前 錦織 圭 (にしこり けい)
生年月日 1989年12月29日
現年齢 31歳
出身地 島根県松江市
身長/体重 178cm/73kg
血液型 A型
利き手 右
所属 日清食品
5歳の時にテニスを始める。
2001年、全国選抜ジュニア選手権で優勝。
この大会で松岡修造氏に才能を見出され、修造チャレンジトップジュニアキャンプに参加。
2003年、盛田正明テニスファンドの強化選手に選ばれ、IMGアカデミーにテニス留学。
2007年10月、17歳でプロ転向し、翌2008年のデルレイビーチ国際選手権でATPツアー初優勝を飾る。
2011年、上海マスターズでベスト4に進出し世界ランキング30位に。
2014年、全米オープンでアジア人初の決勝進出を果たし準優勝。
同シーズン、ATPツアー4勝を挙げ、ATPワールドツアーファイナルズに初出場を果たす。
日本男子で初めてトップ10入りした。
2015年、世界ランキングが自己最高の4位を記録。
2016年のリオオリンピックでは、男子シングルスで銅メダルを獲得。
その後は怪我に悩まされ、2017年8月、練習中に右手首を負傷し5カ月にわたり大会を欠場。
2018年、ツアーに復帰しウィンブルドン選手権で自身初のベスト8入りを果たすなど、再びトップ10に返り咲きました。
2019年10月には痛めていた右ひじの手術を受けてツアーを離脱。
2020年8月16日、新型コロナ感染検査の陽性を発表。
9月のオーストリア・オープンで約1年ぶりのツアー復帰を果たしましたが、全仏オープンで負った肩の故障のため、シーズンを終了。
2021年、東京オリンピックでは3大会連続のベスト8進出を果たしました。
・現在の年収は…?
錦織圭選手の年収が凄いことは、これまでもテレビやスポーツ紙で報じられてきました。
最近は怪我の影響もあり、世界ランキング52位(2021年9月27日付)と全盛期からは大きくランキングを落としています。
ちょっと全盛期は過ぎてしまった感は否めませんが、錦織選手の現在の年収はいくらなんでしょうか?
なんと、米経済誌フォーブスによる2020年の「世界中のアスリートが得た収入」ランキングでは、錦織選手は40位につけており約35億円の年収を得ているそうなんです。
その内、賞金は3000万円ほどだといわれています(新型コロナの影響でツアーが中断、自らも感染。怪我の影響でほとんどの大会を欠場)。
これまでの獲得賞金は約19~20億円といわれていますし、1年分のスポンサー料の方が上回っています。
現在、錦織選手には、「日清食品」(所属契約)、「ユニクロ」(ウエア)、「NIKE」(シューズ)、「Wilson」(ラケット)、「ジャガー」、「JAL」、「weider」、「JACCS」、「LIXIL」、「アサヒビール」、「エアウィーヴ」、「NTT」、「IMG」、「WOWOW」、「Uber Eats」といった企業がスポンサーについています。
錦織選手のブランド力はいまだに健在で、スポンサー契約料の最低額は5000万円なんだそうです。
スポンサー契約にはさまざまな形態があり、契約期間に対していくらスポンサー料を払う「所属契約」。
これは日清食品と契約しています。
ラケットやストリング、シューズなどを提供する「用品使用契約」。
選手に用具を使ってもらうことで広告料も支払われます。
また、ウエアに企業のロゴを入れる代わりに契約料をもらう「パッチ契約」があります。
ユニクロは年間12億円のスポンサー料を支払っているという話もあります。
こういうお金の流れで年収の約90~95%がスポンサー収入が占めることになるんですね。
年収推移
2013年 | 11億円 |
2014年 | 23億円 |
2015年 | 34億円 |
2016年 | 36億円 |
2017年 | 37億円 |
2018年 | 38億円 |
2019年 | 40億円 |
2020年 | 35億円 |
2021年 | 30億円 |
※いずれも推定
現在の年収が気になる選手は…?
・怪我の状態は悪い…?
錦織選手を検索すると、「怪我しすぎ」というワードが出てきます。
プロフィール部分でも紹介していますが、ここ数年、錦織選手は右手首、右肘、右肩など、選手生命を脅かすような怪我に苦しんできました。
簡単にこれまでの怪我の箇所を紹介したいと思います。
2021年 | 右足の怪我、腰の負傷、 |
2020年 | 新型コロナ感染、肩の故障 |
2019年 | 右上腕の違和感、右肘の手術 |
2018年 | |
2017年 | 手首の痛み、尺側手根伸筋腱の部分断裂 |
2016年 | 左脇腹、臀部 |
2015年 | 左ふくらはぎ、左ふくらはぎ、左腹部 |
2014年 | 臀部、腹部、左股関節、腰 |
2013年 | 左膝 |
2012年 | 腹筋、右足首 |
2011年 | 左足 |
2010年 | 臀部、足の付け根 |
2009年 | 右腕 |
2008年 | 腹筋 |
毎年、大なり小なり怪我を経験しているんですね…。
2019年に右肘の手術を受けてからは徐々に復活の兆しが見えてきましたが、先日の「サンディエゴ・オープン」1回戦を腰の負傷で棄権するなど、現在も故障に悩まされているようです。
テニスのトップ選手は、年間15大会~23大会に参戦し平均約70試合を戦います。
コートを走り回るスタミナ、長時間のラリーに耐えるフィジカルはもちろん、故障しない身体作りが必要とされます。
海外選手との体格差から生まれるパワーの差、骨格の違いから歩幅の数も変わってくるため必然的に動く量も増える。ポイント取得の方法もパワーではなく、ラリーが長くなる傾向にあり、連戦からの疲労蓄積によりケガのリスクが出てくるのはさだめとも言えるだろう。
出典 スマッシュ
日本人選手は外国人選手とパワーや歩幅の違いがあり、その差を埋めるために体に負担を掛けていることから故障するリスクが高くなっているんですね…。
年齢を重ねることで故障のリスクはさらに高まっていくことになると思いますが、少しでもコンディションが良い状態で試合に臨めるようにしていってもらいたいですね。
・現役引退を示唆…?
錦織選手は現在31歳。
「30歳になって、残りの......引退のほうが、どちらかというと近くなってきた」と語っているように引退も視野に入っているようです。
「世界レベルの実力者ばかりが集うプロの世界では、プレーヤーの平均的なピークは30歳までで、そこからは一気に勝率が落ちていき、大体40歳頃までに引退をする傾向」なんだそうです。
レジェンドであるロジャー・フェデラー選手が現在40歳。
近年は故障も増え、現在は右膝の状態は悪いようです。
やはり、身体の負担が大きいテニスでは、30代半ばがトップレベルで活躍できる境目なのかもしれません。
引用元 https://instagrammernews.com/user/1948553846
ただ、錦織選手が引退を示唆するような発言をしたのは2019年でした。
右肘の状態が上がらなかったことから弱気になっていたのかもしれません。
これからも怪我と付き合いながらの選手生活となるでしょうが、これからが全盛期と呼ばれるくらいに活躍していってもらいたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。