12月13日に開催された「女芸人No.1決定戦 THE W 」の5代目女王に輝いたオダウエダ。
文字通り女性芸人の頂点へと立ち、今後のブレイクは必須・・・と思いきや、ちょっと気になることがあるんです。
「THE W」の結果に納得いかないお笑いファンによるSNSなどの書き込みでネット上が大荒れする事態に…。
番組放送直後から5万件以上のツイートが投稿され、放送から数日経った現在もオダウエダの優勝には賛否両論が飛び交っています。
今回は、オダウエダの評価や、なぜ「THE W」で優勝できたのか考察を紹介したり、個人的に気になったことを調べてみました。
・プロフィール
引用元 https://instagrammernews.com/
名前 小田 結希 (おだ ゆうき)
生年月日 1995年6月26日
現年齢 26歳
出身地 愛媛県西条市
身長/体重 170cm/54kg
血液型 B型
所属 吉本興業
名前 植田 紫帆 (うえだ しほ)
生年月日 1991年7月1日
現年齢 30歳
出身地 大阪府大阪市
身長/体重 160cm/90kg
血液型 A型
所属 吉本興業
2015年 | M-1グランプリ (3回戦進出) |
2016年 | 笑けずりシーズン2 (準優勝) |
2018年 | 女芸人No.1決定戦 THE W (準決勝進出) |
2019年 | キングオブコント (準々決勝進出) |
女芸人No.1決定戦 THE W (準決勝進出) | |
2020年 | M-1グランプリ (2回戦進出) |
女芸人No.1決定戦 THE W (決勝進出) | |
2021年 | シモネタGP (優勝) |
M-1グランプリ (3回戦進出) | |
女芸人No.1決定戦 THE W (優勝) |
ナインティナインの岡村隆史さんに会いたくて芸人を目指した小田結希さんと、大阪芸術大学の落研に入部し先輩のミルクボーイとななまがりのネタに感化されてNSCに入った植田紫帆さん。
二人はNSC大阪校36期生の同期で、NSC在学時に『相方探しの会』へ参加しコンビ結成。
2017年4月より大阪から東京へ拠点を移した。
2021年12月、第5回「女芸人No.1決定戦 THE W」で優勝した。
・なぜTHEW優勝できた…?
最も面白い女性芸人を決めるコンテストである「THE W」に昨年に続いて決勝進出を果たしたオダウエダ。
最終決戦は、Aブロックを勝ち抜いた「オダウエダ」、Bブロックを勝ち抜いた「Aマッソ」、そして視聴者の投票(データ放送による国民投票枠で選ばれた)で敗者復活した「天才ピアニスト」の3組で争われ、審査員の7票のうち3票を集めたオダウエダが5代目女王に輝きました。
オダウエダには賞金1000万円のほか、日テレ系人気番組への出演と冠番組の権利が贈られ、売れっ子芸人への道が開けといっても過言ではありません。
しかし、なぜか放送直後にツイッターのトレンド1位にランクインしたのは最終決戦で敗れたAマッソでした。
「THE W」は、冒頭でもお伝えしたようにオダウエダの優勝に違和感を覚える視聴者がかなりいたようで、Aマッソや天才ピアニストのネタの方が良かったと、ネット上ではオダウエダの優勝に対し批判めいた投稿が相次ぎました。
いまさらなんだけど、優勝 オダウエダ? え?
— せいたろ GPT-3 (@seitaro420) December 16, 2021
決勝戦、優勝はAマッソか天才ピアニストだと思ってた(個人的にはAマッソ)のですが、オダウエダでした。
M-1といい、なにか審査がズレてます…。オダウエダも悪く無かったのですが、優勝ではないです。
とろサーモンが優勝したM-1も、個人的にずっとモヤモヤしてます。あの年は和牛一択でした。— 結城べあ@年末が楽しみです。 (@snow_kumakuma) December 16, 2021
せやろ…?
オダウエダ おもんなかったもん。https://t.co/YN1S3JNhic— うーᒼᑋªⁿ♡@近輔☆.。.:*・°☆.。.:*・° (@skr_luvD) December 16, 2021
オダウエダは実力不足
アレでテレビ出るとか舐めてるの?— ああああ (@TApBosbYFixEWcu) December 16, 2021
THE Wの優勝はオダウエダか。Aマッソの方がウケてたように感じたし、個人的にもAマッソのが去年に続き面白かった。オダウエダが優勝なら、ヨネダ2000が優勝でもよかった気がするが、会場の空気ってのがあるからな。オダウエダ、おめでとう!!
— 筋肉ヤバ夫 (@kinniku_yavao) December 16, 2021
タナの中では天才ピアニストとオダウエダの一騎打ちだったわけで。
この時点でテレビの前の一般審査員たちとズレがあるわけで。
そりゃ「向いてない」わな🤣#アンガールズANNP#THE_W— のらぶゆ (@imadaBakyun) December 16, 2021
オダウエダを面白くなかった、実力不足と直球の評価を下す人や他の芸人を推す声が目立っていましたが、審査員のアンガールズ田中さんに対する批判もあるようですね。
優勝はAマッソか天才ピアニストのどちらかだと思っていた視聴者は少なくなかったようで、Yahoo!ニュースのアンケートにもそれが反映されています。
「『THE W 2021』一番面白いと思ったのは?」のアンケートには、12月17日現在で44000人超の投票があり、天才ピアニストが53・4%(2万3647票)と過半数を超え、続くAマッソが27・4%(1万2146票)を獲得しています。
一方で、オダウエダは2・7%(1199票)と6位に沈んでおり、一般人の評価と審査員の評価が乖離(かいり)しているのは明らかなようです。
視聴者から高く評価された天才ピアニストは、ものまね、コント、漫才までこなす芸達者なコンビで、大きな武器である上沼恵美子さんや小川菜摘さんのものまねを封印し、正統なコントで1本目で「ドアの強度チェックをする職員」、最終決戦では「スーパーの店員と客」のネタを披露しました。
個人的には、天才ピアニストの1本目のネタが今大会のネタの中で一番面白かったですし、視聴者から敗者復活で選ばれていることからも視聴者からの評価が高かったことがうかがえますね。
また、賞レースではものまねを取り入れたネタは評価されにくい傾向にあり、M-1でも私が好きな「アイデンティティ」「ガーリィレコード」が早々に消え、「ラパルフェ」が準決勝でそれをネタにするくらいですので、天才ピアニストの選択は正しかったのではないかと思われます。
2番目に評価されているAマッソは、1本目で「電話対応をめぐるOL」のネタを披露し、最終決戦では、昨年の同大会で披露し話題を集めたプロジェクションマッピングを用いた映像漫才で会場を笑いで包みました。
ツイッターではマッソ推しの意見が多かったように感じ、最終決戦の評価としては視聴者からの評価が一番高かったのはAマッソだったのではないでしょうか?
引用元 https://instagrammernews.com/
視聴者的に評価が低かったオダウエダは、1本目で一風変わった焼き鳥屋のコントを披露。
「ハツの就活」「砂肝のゲッチュ」といった変わったメニューを注文すると店員役の小田さんが焼き鳥に扮し就活(面接)の様子を客に見せるといった、シュールでありながらも面白さが伝わりやすいネタでした。
最終決戦は、ストーカー疑惑を持たれた植田さん演じるおじさんが、実は女性ではなくカニに異常な執着を持っていたというネタで勝負しました。
これが爆笑を巻き起こしたいうわけではなく、ネタで笑うというよりは独特な世界観のネタを面白いと感じるものだったことから評価が分かれることになったと思われます。
それでは、なぜオダウエダが優勝できたのでしょうか?
普通にAマッソが強くて、天才ピアニストも骨太に強くて、映像ネタvs舞台ネタの様相を呈しているところに、超我流のオダウエダが僅かに票をもぎ取っていった。そうです。これは去年のM-1で、ピン+ピンのおいでやすこがとしゃべくり漫才の見取り図で票が割れてマヂカルラブリーが優勝した時と同じ状況
— すが家しのぶ(副音声) (@Sugaya03) December 13, 2021
人を選ぶけど刺さる人には刺さるオダウエダが優勝するには3組競ってのロースコア勝負に持ち込まないと厳しく、Aマッソのプロジェクションマッピングは本来圧勝できるネタではあったけど、天才ピアニストの実力がそれに待ったをかけた結果、オダウエダがこのチャンスを勝ち取ったという感想#THE_W
— 椎茸 (@ctake510) December 13, 2021
オダウエダのセンスが光るシュールなネタですが、(賞レースではなかなか勝ちあがれない傾向のネタであり)ツイートにもあるように人を選ぶが面白さが刺さる人には刺さりまくるといったネタでした。
最終決戦では、アンガールズの田中卓志さん、笑い飯の哲夫さん、友近さんがオダウエダに投票しました。
ワタナベエンターテインメント所属のアンガールズ田中さんが、同じ事務所のAマッソへの忖度と捉えられるのを避け、優勝はないと踏んだオダウエダに投票したと、ある記事でやり玉に挙げられていましたが、その記事の内容が真相なのかは置いておいても審査員の好みが優勝を左右したということはあるのではないでしょうか?
当たり前ですが、審査員にも好きな傾向のお笑いはあり、しかも専門家です。
カニのものまねを披露するアンガールズ田中さんにオダウエダのカニに執着するおじさんが刺さりまくったとしてもおかしくありません。
そもそも「THE W」は、R-1のようなピン芸、しゃべくり漫才、(プロジェクションマッピングなど)装置、小道具、BGMを多用したコントまであり、非常に幅広い“舞台”での戦いになります。
天才ピアニストが正統派コントということでボクシング、Aマッソは新たな武器を取り入れたキックボクシング、オダウエダは奇想天外なチェスボクシングで戦ったという印象ですかね。
オダウエダの投票した3人の審査員のツボにピンポイントに入ったのがオダウエダのネタだったということでしょうし、それ以上でもそれ以下でもないのではないでしょうか?
様々な人が「THE W」の考察をしていますが、事務所の影響や陰謀などを語りだしたら賞レースは成り立ちませんし、なによりも「THE W」出場者に失礼ではないかと私は思います。
最終決戦を争った他の2組はオダウエダの優勝にどんな反応を見せているのでしょうか?
オダウエダが女王に輝いたが、天才ピアニストの2人は納得の結果。オダウエダの「カニ」のネタを「ほんまにおもろかった」と激賞し、竹内は「見てる方は好みがあると思うけど、正直、芸人が投票するんやったらオダウエダさんやと思う」と芸人目線で評価。ますみも「わかる」と同意し、「いろんなお笑いのパターンを見てきて、刺激物、かきたてられるというか、マネできへんからね」と自身たちの完敗を認めた。最後は「来年勝つよ!」とリベンジを誓った。
出典 oricon news
『THE W』のCM中に審査員席から「(接戦なので)難しい、好みになりそう・・・」との声を耳にした加納は「これは(優勝は)ないな」と思ったという。一方の村上は「満場一致で優勝だと思った!(優勝したときの)リアクションも考えてた」と逆に期待を膨らませていたようだ。
そしてオダウエダの優勝について加納は「オダウエダでよかった。負けるならおもろいやつがよかったから」と話し、「A(ブロック)で上がるなら2人だと思ってた、ライバルを聞かれたときもオダウエダって言ってたし」と、戦友でもありプライベートでも仲の良い彼女たちの優勝を讃えた。
出典 Lmaga.jp
天才ピアニスト、Aマッソのどちらもオダウエダの実力を認めており、悔しさはあるでしょうが素直に優勝を称えていました。
結局のところ、お笑いの好みは人それぞれですし、自分が面白いと思う芸人を応援していくことが一番平和なんじゃないでしょうか?
・面白くない…?
ネット上では、オダウエダの「THE W」優勝で大荒れ状態になりましたが、オダウエダは世間から元々面白くないという評価だったのでしょうか?
ツイッターでオダウエダのネタや面白さについて書かれたお笑いファンのツイートを見てみることに見てみることにします。
オダウエダを面白くないという人は何を見てるのだろう
指がお札の匂い、ととっさに言える瞬発力あれば十二分にやっていける— ささの (@bamboosasano) December 16, 2021
オダウエダ
オダはユルすぎるし、ウエダは気張りすぎな珍妙なコンビ— シビト† (@xyz_dead) December 16, 2021
紅しょうがVSオダウエダ
オダウエダさんは発想力が凄い。圧倒的なパワーコントだった。オダウエダさんに1票。— ワタリー (@WATARYs4) December 16, 2021
ネットの反応見てから見たけど決勝のネタはオダウエダが一番訳わかんないことしてて構成勝ちで面白かった。でも世論は全く違うね #THE_W
— ふふふ (@testuya_hassin) December 16, 2021
オダウエダはどっちもボケるしどっちもツッコむから、ネタ中に入れ替わりが複雑に起こっていても一定のリズムなので役割の変化に気づかず展開に入り込める。これは確かに新たなシステムだわ#THE_W
— seventh name (@name_seventh) December 16, 2021
下ネタ1グランプリ!?
しかも王者!?
オダウエダ恐るべし!#天の声談— 山里 亮太 (@YAMA414) December 14, 2021
オダウエダの受賞歴
シモネタGP何度見ても面白い
#THE_W pic.twitter.com/NId8hEcUmk— どろとんぼ (@doroton_) December 13, 2021
オダウエダのことを面白くないと書いている人は、「THE W」で初めてオダウエダのネタを見た人が多かったように感じました。
シュールを面白いと感じられる人が必ずしも笑いの偏差値が高いとは思いませんが、これが面白いと決めつけるのは幅を狭めてしまってもったいないとは思いますね。
・・・気になるのは、南海キャンディーズの山里さんも触れている「シモネタGP」王者という肩書(笑)。
オダウエダは、AbemaTVの企画「シモネタグランプリ 2021」でコント不審者を披露し、栄えある3代目覇者の称号と優勝賞金100万を手にしています。
それにしても、植田さんのおじさん役はあまりに似合いすぎていて、女性ということを忘れてしまいますね。
植田さんは「THE W」直後に「THE Wとシモネタグランプリの二冠!!!!!!!!」とツイッターに投稿していることからも、シモネタグランプリはオダウエダにとって「THE W」と並ぶくらい誇れるタイトル・・・と考えるだけですでに面白いです。
個人によってネタの好みは分かれるかもしれませんが、一度ネタを見たくらいでオダウエダを面白くないと言い切ってしまうのは、あまりに乱暴でもったいないことではないでしょうか?
「THE W」のネタにピンと来なかった人もシモネタグランプリのネタなど、他のネタを見てみると新しい発見があるかもしれません。
・小田結希は元ヤンキー…?
小田結希さんは美人として有名で、8年ほど前に霜降り明星せいやさんがコロコロチキチキペッパーズのナダルさんと共にナンパしていたことをオダウエダの「THE W」優勝後にツイッターで告白しています。
小田さん自身が以前にもこのエピソードをYouTubeチャンネルの動画で話していますので、二人からナンパされたのは確かですが、公にできるということは後輩芸人であることを知ったナダルさんたちが小田さんに手を出さなかったという証拠でもありますね。
ただ、せいやさん達にナンパされる2、3年前までは小田さんはゴリゴリのヤンキーだったそうなんです。
引用元 https://instagrammernews.com/
グレていた16歳の頃、お母さんに食事に誘われて車に乗ったところ、行先はレストランではなく更生のために愛知県の駆け込み寺に連れていかれたそうです。
駆け込み寺で自炊や洗濯などの家事を経験したことによって、自身の甘えに気づき次第に改心していったそうです。
ヤンキーだった時代の話は今のところ多くを語っていないみたいなので、テレビなど露出が増えれば、もっと詳しい話を聞けたり、再現VTRで披露されることがあるかもしれませんね。
オダウエダの「THE W」優勝は賛否両論を呼びましたが、売れっ子芸人へステップアップする切符も同時に手に入れました。
今後は、様々なバラエティー番組に出演することになりますが、いわゆる“1周目”で爪痕を残さないと次は呼ばれなくなるなど、お笑いは厳しい世界でもあります。
引用元 https://mobile.twitter.com/
オダウエダの真価が問われるはこれからですし、売れることを目指すなら様々なお笑いに対応しなければなりません。
オダウエダがどのような活躍(苦悩や試練をいかに乗り越えるかも)をしてくれるか、お笑い好きとして楽しみにしていますし、注視していきたいと思います。
最後までお読みいただきありがとうございます。