お笑いコンビ『千原兄弟』のボケを担当する千原ジュニアさん。
3月17日、自身のYouTubeチャンネル「千原ジュニアYouTube」に動画を投稿。
『特発性大腿骨頭壊死症』を患っており、手術を受けることを公表しました。
難病といわれる『特発性大腿骨頭壊死症』とは一体どんな病気なのでしょうか?
今回は、千原ジュニアさんが患っている難病について調べてみました。
・プロフィール
引用元 https://twitter.com/
名前 千原 ジュニア (ちはら ジュニア)
本名 千原 浩史(ちはら こうじ)
生年月日 1974年3月30日
出身地 京都府福知山市
身長/体重 180cm/60kg
血液型 O型
所属 吉本興業
1989年、実兄の千原せいじさんとお笑いコンビ・千原兄弟を結成。
その尖った芸風から“ジャックナイフ”と呼ばれていました。
1994年に「第15回 ABCお笑い新人グランプリ」優秀新人賞、「第29回 上方漫才大賞」を受賞。
1996年には冠バラエティ「千千原原」がスタートした。
デビューからしばらくは本名で活動していましたが、2005年に現在の芸名である「千原ジュニア」へ改名。
2007年に自伝的小説『14歳』、2008年に『3月30日』を発表。
織田作之助賞候補になるなど話題に。
俳優としても多くの映画やドラマに出演し演技力にも定評があります。
2015年9月、北海道出身の一般人女性と結婚。
2017年12月、第1子となる男児が誕生。
2021年7月には第2子が誕生したことを発表しました。
・患った難病とは…?
3月17日、千原ジュニアさんは自身のYouTubeチャンネル『千原ジュニアYouTube』にて、「【ご報告】難病の手術で入院する事になりました。」と題し動画を投稿しました。
千原さんは、自身が『特発性大腿骨頭壊死症』(とくはつせいだいたいこっとうえししょう)を患っていることを公表し、人工股関節を入れる手術を受けるために入院していることを病院のベッドから報告。
※3月14日に入院し、15日に手術を受けて約1週間の入院生活を送っており、動画の投稿が17日。
一昨年の10月くらいに、「ちょっと右の股関節が痛いな」と股関節に痛みを感じた千原さんは、2021年2月に専門医を受診したことろ、大腿骨の一部が壊死していることが判明。
原因が分かりきってない難病の『特発性大腿骨頭壊死症』と診断されたそうです。
当初は薬などで痛みをちらし、一時は進行が止まっていたそうですが、「だいぶ痛みも出てきて」と足を引きずるほどになるまで進行し、睡眠中も「けっこうな痛み」で、「毎日寝てても4、5回起きる生活」が続いていたことを告白しました。
そして、「そのストレスとか考えたら…」と手術を決意したことを明かしました。
厚生労働省指定の特定疾患で難病といわれている『特発性大腿骨頭壊死症』とは、一体どんな病気なのでしょうか?
股関節の変形が重度になると、強い痛みや関節が動かなくなる症状が表れる。その原因には、関節軟骨が徐々にすり減り関節が変形する「変形性股関節症」や、太ももの大腿骨の骨頭が壊死してつぶれる原因不明の難病「特発性大腿骨頭壊死症」などがある。
ほかの治療法で症状が改善せず、日常生活での支障が大きい場合には、変形した股関節を手術により人工関節に入れ替える「人工股関節置換術(THA)」がおこなわれる。
出典 AERA dot.
『特発性大腿骨頭壊死症』とは、股関節を形成する大腿骨頭が壊死する病気で、骨折に似た強い痛みがあり、自覚症状としては急に股関節部に痛みが出るのが特徴なんだそうです。
千原さんも一昨年の10月ぐらいに急に股関節に痛みを感じるようになったと告白されていましたね。
太ももの大腿骨の骨頭に血液が行かなくなるそうですが、現在も原因不明で最悪の場合は股関節機能が失われてしまう疾患であるため、厚生労働省の指定難病とされています。
年間2000~3000人が『特発性大腿骨頭壊死症』と診断されており、30~50歳代の発症が多いようです。
過去に『特発性大腿骨頭壊死症』と診断された主な著名人は、美空ひばりさん(故人)、坂口憲二さん、堀ちえみさん、「ケツメイシ」のRyojiさん、だいたひかるさん、元オリックスの西浦颯大さんなど。
『特発性大腿骨頭壊死症』の手術は、壊死した大腿骨に人工関節を入れるそうで、1週間ほど入院することになりますが、適切な治療によって日常に支障のない生活が送れるそうです。
千原さんが手術するというニュースが報じられると、ネット上ではなぜか高須クリニックの高須克弥院長が話題に上がっていました。
2人に何か接点があるのでしょうか?
・高須院長が執刀…?
千原ジュニアさんは、今回が「7回目の入院」と動画で話しているように、過去に入院と手術を6回も経験しているそうなんです。
「30年近く前ですかね。肝臓(の病気)で1、2カ月入院して、26歳の時にバイク事故で5カ月くらい入院しました」と急性肝炎で意識を失い、入院したこと、2001年にバイク事故で生死をさまよったこと、さらに「涙腺が狭窄(きょうさく)」し、管を通すために約1週間入院したことなど、「人生で6回」手術したことなど、自身の“手術史”をさらりと振り返り、今回の手術が1時間半から2時間程度で済むと聞き、「そんなくらいの短い手術時間なんやと思うてます」と笑顔も見せていた。
出典 デイリースポーツ
特に「2001年にバイク事故で生死をさまよった」時には、前頭骨骨折、鼻骨骨折、下顎骨骨折、頬骨骨折、上顎骨骨折、眼窩底骨骨折、眼窩内壁骨折などの重傷を負って意識不明に陥ってしまったそうです。
この時、自身の“顔を整えた”のが高須クリニックの高須院長だったことを千原さんは以前からトーク番組などで明かしており、千原さんが『特発性大腿骨頭壊死症』で手術を行うことを報じられると、高須院長がSNSで反応したのでした。
高須氏は「わし、もともと人工関節の先駆者になりたくてドイツのキール大学整形外科に研修留学してたんだ。美容外科医なんかにならないで人工関節を極めていたら千原ジュニアの手術ができたかもしれん。残念なう」とツイート。続けて「ドイツのキール大学整形外科で最先端の人工関節の研修をしているわし。あのまま人工関節を極めていたら千原ジュニアの大腿骨骨頭壊死の治療をしていたに違いない。人工関節は社会復帰が早くてすぐに役に立つから施術者が神のように尊敬されるんだ。少し後悔なう」と吐露した。
出典 日刊スポーツ
「美容外科医なんかにならないで…」と高須院長はご謙遜されていますが、“顔は命”ともいわれるくらいですし、特に人前に出る仕事の千原さんにとっては、治療していただいた高須院長のことを神のように尊敬しているのかもしれません。
引用元 https://mobile.twitter.com/
今度は千原さんが高須院長のツイートに反応し、「高須先生ご無沙汰しております。優しい御心遣いありがとうございます。今の私の顔は20年前高須先生に仕上げて頂いた作品です」と感謝を述べています。
バイク事故によって千原さんの人生観は大きく変わったようで、「ジャックナイフ」と呼ばれ、近寄りがたい雰囲気を放っていた頃と打って変わって性格が丸くなったことから「バターナイフ」と呼ばれるようになったといいます。
事故後に千原さんは全国区の人気者になるのですが、幅広い世代に受け入れられるようになったのは性格の変化以外にも、高須院長が“仕上げた作品”によるところも大きいのではないでしょうか?
若手時代の千原さんは顔も性格も怖いという印象でしたし、まさに怪我の功名なのかもしれません。
手術前には「短い手術時間なんやと思うてます」と手術を楽観視していたようにもとれることを語っていた千原さんですが、手術後の18日には「こんな大変やとは…。もっと楽やと思ってました。切ってるから当然、痛いんですけど、シャレにならん痛みです」と明かしていました。
・・・思った以上に過酷な手術だったようで心配ですね。
この様子だと千原さんの復帰はいつ頃になるのでしょうか?
・芸能界復帰はいつ…?
3月18日に公開された動画では、術後24時間後に千原さんが股関節のレントゲン写真を見せながら手術成功を報告しました。
術後2日目には、痛み止めの副作用で16時間ほど寝ていたことを報告。
術後3日目には見違えるように元気になっており、軽快なトークを披露していました。
そして、20日には自身がMCを務める「ABEMA的ニュースショー」にメッセージ動画で出演していました。
22日には、千原ジュニアさんが主役を務めるドラマ「新・ミナミの帝王」の最新作が放送されましたが、千原さんは放送日に自身のインスタグラムを更新し、仕事復帰したことを報告しました。
翌日の23日には「ゴゴスマ~GO GO!smile~」に生出演されており、「座ってる分にはなんにも。歩いているのは杖使いながら。長距離になると体力的にしんどいかな。でも痛いとかではないです」と術後の経過は良好であることを明かしています。
『特発性大腿骨頭壊死症』は、適切な治療とリハビリによって日常に支障のない生活が送れるそうで、通常でも入院は1週間ほどなんだそうですが、千原さんのように1週間で仕事復帰する人はなかなかいないのではないでしょうか?
その責任感の高さや仕事への真摯な姿勢が、レギュラー番組の数にも表れていると思いますし、千原ジュニアさんは売れるべくして売れている芸人と言えるのかもしれません。
これからもお体には気をつけていただき、鋭いツッコミや独特な着眼点で私たちを楽しませてほしいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。