お笑いコンビ「TKO」のツッコミ担当・木本武宏さん。
相方の木下隆行さんが「松竹芸能」を離れた後も多くのレギュラー番組を抱える売れっ子だった木本さんですが…。
今年7月に発覚した巨額の“投資トラブル”で窮地に陥っているそうなんです!
今回は、木本武宏さんが抱える投資トラブルについてやその後の木本さんの動向を調べてみました。
・プロフィール
引用元 https://instagrammernews.com/
名前 木本 武宏 (きもと たけひろ)
生年月日 1971年5月6日
現年齢 51歳
出身地 大阪府大東市
身長 178cm
血液型 A型
所属 個人事務所
中学校からの友人である木下隆行さんと1990年10月に松竹芸能へ入り、1991年に「TKO」を結成。
1994年、『ABCお笑い新人グランプリ』新人賞を受賞。
2006年に東京に進出(5回目)。
以降、全国区で知られるようになる。
2020年3月、後輩芸人へのパワハラ騒動により相方の木下さんが松竹芸能を退所。
2022年7月には木本さんも巨額の投資トラブルを起こしたことにより松竹芸能を退所。
これによりコンビ揃って松竹芸能を退所した。
・投資トラブルとは…?
引用元 https://instagrammernews.com/
2022年7月21日、木本武宏さんが番組出演の見合わせをテレビ、ラジオ各局に申し入れていることが判明。
その背景には5億円以上ともいわれる巨額の“投資トラブル”があることが各紙で報じられました。
事情を知るというテレビ関係者は「親交のあるタレントや後輩芸人、スタッフらに“こんな投資があるよ”と声をかけて金を集めていたが、一緒に投資を進めていた人物と急に連絡がつかない状態になってしまったようだ」と話しており、同日には司会を務める『キモイリ!』の番組打ち切りが急遽発表されるという事態に…。
7月23日、所属事務所の「松竹芸能」は木本さん本人から退所の希望があったとし、木本さんとの契約を終了したことを発表。
木本さんも自身のツイッターにおいて騒動を謝罪し、松竹芸能を退所したことを報告しました。
現在は芸能活動を休止して、騒動の解決に専念しているという木本さん。
トラブルの原因となった投資の内容や投資家については(23日の時点で)依然として詳細は不明のまま…。
木本さんが抱える投資トラブルとは一体どんなものなのでしょうか?
8月1日に木本さん自身が書面で説明、また『女性セブン』にて5時間に及ぶ単独インタビューに応じています。
まずは、木本さんがマスコミ向けに出した“お詫び”の書面を見てみましょう。
この度は大変お騒がせして申し訳ございません。また関係者に皆さまには大変ご迷惑をおかけして申し訳ございません。改めてお詫びいたします。この騒動が明るみに出て、2022年7月23日に、松竹芸能を退所させていただきました。
すぐにでも皆様の前でお話して経緯を話すのが、今までメディアという舞台でお世話になり、 生活させていただいていた身としては責任であると考えています。この騒動の複雑性、解明と、関係者様の同意などを得ることに時間を要し、刑事事件への発展可能性などの観点から現在に至るまで行えていません。
すぐに会見を開いてもお答えできない事項が多く、何のための会見なのかと思われることも想定しています。 また会見を開くにも松竹芸能を退所しており、スタッフ人員がいない、またコロナ感染症対策からもすぐには行えない状況です。徐々に解決の方向が見えてきている状況ですので本日、書面にてお詫びをお送りさせていただきました。(女性セブンにて単独インタビューにお答えさえていただいたのが今話せる全てです)
1.今回の騒動は FX投資と不動産投資です。仮想通貨関連投資は一切ございません。
2.現在、資金を預けた A(FX)B(不動産)とは代理人弁護士を通じて返金交渉を行っております。 最近になり両者とも返金計画が出されました。A(FX)に関しては、到底納得いくものではなく強く交渉し、刑事告訴を視野に動いております。 B(不動産)に関しては具体的な回答であり解決の方向に向かっております。こちらとしては返金の信憑性・ 担保、連帯保証人の要求など詳細な部分での交渉を、期日を設けて交渉を続けております。
3.いくらの金額を預けて、どのような運用がなされていた事実があるのかどうかという部分も今後の観点から控えさせてください。共に無登録業者であることは調査し判明しております。
4.また今回関わった方々は誰か(資金を預けた先、私が紹介した人物)との質問も多く頂いていますが、 一切お答えできませんし、今後もその方針です。また憶測など不確定な情報により全く関係ない方に取材が来たとの情報が寄せられています。ご迷惑をおかけすることになりますのでお控えいただけるようにお願いします。
5.なぜ、紹介しただけなのに、返金しているのかという質問もいただいております。 この点はすごく疑問思われても仕方ないと思います。騒動が明るみにでて「TKO木本が関与している」と報道される怖さから、事態を早期に終息して世に出ないで欲しいという気持ちから立替返金という形で行いました。私の弱い部分でプライドを張りすぎて、いい恰好のままの自分を見せていたかったという悪い部分がこのような事態になってしまいました。
6.私から返金の原資ですが、私の資産売却や親戚・知人から借り入れ、返金に充てています。 借入金額については公表いたしません。
7.今後の記者会見などの予定
冒頭にも記述させていただきましたが、事件の複雑性、他にも被害者がいるとの情報、コロナ流行など総合的な観点から今現在の目途は未定です。改めてご案内させていただきます。お待たせして申し訳ありません。
最後に、多数のメディア様から取材申込や、質問などをいただいております。全力でお答えしていますが、追い付かない状況でもあります。お答えできていないメディア様、また、この案内が届いていない報道の皆様にはこの場を借りてお詫びいたします。誠に申し訳ございません。引き続き対応していきますので何卒よろしくお願いします。
出典 HUFFPOST
簡単にまとめますと、今夏にの騒動は「FX投資」と「不動産投資」のトラブルで、A氏にFX投資、B氏に不動産投資を任せる形で資金を預け、現在は代理人弁護士を通じて返金交渉を行っているそうです。
B氏については「解決の方向に向かっています」と明かす一方で、A氏の返金計画には納得できず「刑事告訴を視野に動いております」と説明しているように解決には時間が掛かりそうです。
また、資金を預けた先(両氏の名前や所属)や木本さんが紹介した人物、預けた金額については明らかにしませんでしたが、A、B両氏について「共に無登録業者であることは調査し判明しております」と、近しい人々に紹介するほど信用に値する人物だったのかは疑問が残ります。
投資話を紹介して出資した人たちに対して返金している理由として、「騒動が明るみにでて『TKO木本が関与している』と報道される怖さから、事態を早期に終息して世に出ないで欲しいという気持ちから立替返金という形で行いました。私の弱い部分でプライドを張りすぎて、いい恰好のままの自分を見せていたかったという悪い部分がこのような事態になってしまいました」と説明。
返金にあたっては、木本さんの資産の売却や親戚、知人からの借り入れを充てているそうです。
それにしても、無登録業者でありながら巨額の出資金を集めたA氏とB氏がどんな人物なのか気になりますね…。
・パートナーは誰…?
引用元 https://instagrammernews.com/
“お詫び”の書面発表に先立って、『女性セブン』には5時間にわたる木本さんの独占インタビューが配信されましたが、書面よりも踏み入った内容となっています。
複数人の芸能人が関与し複雑な経緯をたどった巨額の投資トラブル。キーマンは、すでに報じられているように20代の自称FXトレーダーA氏と、不動産投資の名目で資金を集めた元芸能関係者のB氏だ。
二人はかねてから木本と面識がある人物で、木本から投資話を聞いた複数の関係者が彼らに多額の金を“投資”。大半が露と消えた。A氏、B氏ともに金融商品取引法(金商法)で義務付けられている登録をしていない「無登録業者」だったことが後に発覚。後述するが、運用の実態すらなかった疑惑も生まれている。
トータルの損失額を「7億円以上」とする報道もあるが、木本によればA氏とB氏に渡った総額は「6億円強」。一部は返金されたものの、いまだ3億円以上が“使途不明”のままになっているという。
トレーダーのA氏はまだ20代と若かったんですね。
インタビューで発覚した両氏の人物像や投資トラブルの実像をまとめると…。
A氏の人物像
・20代の自称FXトレーダー
・『デスノート』の夜神月みたいな雰囲気
・出会いは投資の情報交換の場
・金融商品取引法(金商法)で義務付けられている登録をしていない「無登録業者」
A氏とのトラブル内容
・投資内容はFX
・被害額は1億円以上
・投資トラブルの被害者人数は木本さんを含めた10人
2017年頃から仮想通貨やビットコインをはじめ、投資で利益を出していた木本さん。
天才トレーダーと呼ばれるA氏と知り合い、木本さんがその才能を認めたことで、以降は息子のように接するようになったそうです。
2020年の初め頃からA氏に投資(事務所を貸す、機材等の費用1000万円を貸す、100万円を運用に)し、その後、A氏が「色んな人のトレードをやりたい」と木本さんに相談したことで、木本さんは知り合い(投資仲間)にA氏を紹介。
A氏とは毎月の利益から返済していく約束だったものの返済されず音信不通に。
トレーダー仲間と協力してA氏が実家に帰っていることが判明しましたが、預けた資金はすっからかんで運用の実態もなかったことが発覚。
夜神月の雰囲気を持つというA氏は「計画通り」と悪い顔をしていたのかは分かりませんが、A氏の親や弁護士が出てきても木本さんが納得できる解決策(返金計画)は提示されず、木本さん含め被害者は「駄目だ…早く何とかしないと…」という表情になってしまったことでしょう…。
木本さんがA氏に預けた(貸した金額含め)お金は1100万円程ですが、木本さんは自身を介しA氏に出資した人たちに対して、資産の売却や親戚、知人からの借り入れをして、返金に充てているそうです。
多額の借金を抱えてしまった木本さんは、悪いことに別の投資話に乗ってしまい、さらなる窮地に追い詰められることに…。
その投資話を持ち掛けたのが元芸能関係者のB氏という話ですが、B氏とはどんな人物なんでしょうか?
B氏の人物像
・不動産投資の名目で資金を集めた会社社長
・以前から面識のある人物
・出会いは7〜8年前で飲み仲間、投資話は2020年12月
・金融商品取引法(金商法)で義務付けられている登録をしていない「無登録業者」
B氏とのトラブル内容
・投資内容は不動産投資
・被害額は総額5億円に近い
・投資トラブルの被害者人数は4人
・木本さんの損失額は1000万円程
木本さんとB氏は飲み仲間だったそうで、実はB氏もA氏の投資話に引っ掛かっていたそうなんです。
その件がきっかけでB氏と相談しあう仲になり、必要以上に気を許してしまったのか、追い詰められて正常な判断が出来ていなかったのか、またはその両方からか「実は僕、不動産投資をやっていて、ちょっと今いい感じなんですよ」と、B氏から破格の利回りがあるという不動産の投資話を持ち掛けられたそうです。
「B氏に具体的に土地の詳細を聞いても『たとえ木本さんでもそれは言えない』と言うんです。極秘案件で、話が漏れれば会長に切られてしまうと。しかも、土地の枠を埋めないと話が無くなってしまうと言われて焦りが募るばかりでした」といかにも怪しい投資話でしたが、B氏が救世主のように見えたという木本さんは、「そんないい話なら仲間にも儲けて欲しいと思ってしまった」と仲間と共に総額5億円近い金額をB氏に預けてしまいます。
しかし、B氏は救世主などではなく、木本さんを絶望へと導く悪魔だったのです。
翌月から出るはずの利益の配当は遅れ、その後も一向に芳しい連絡はなかったそうです。
そこで木本さんは「話が進んでないならとりあえずお金を戻してくれ」とB氏に話したところ、何度かに分けて約1億6000万円は返ってきましたが、最終的にB氏の弁護士から内容証明郵便が届き、支払い能力がないことが伝えられました。
B氏もA氏同様に集めた資金を運用してなかった可能性はあるそうですが、B氏が出した「返済計画」はA氏と違い、具体性があり期待できる内容だったことから、B氏に対しては現在のところ法的手段をとる予定はないそうです。
A氏には息子のように接し、B氏とは昔からの飲み友達・・・信じていた人たちから裏切られてしまった木本さんの心情は「察するに余りある」という言葉がピッタリですが、木本さん自身は自分を信じて投資した人たちを裏切ることはありませんでした。
B氏へ渡った資金も「僕が責任を取るしかない。改めて僕が借りた形にして、書類を巻き直したんです」と明かし、A氏とB氏に渡った総額「6億円強」(一部は返還)を自らの負債として受け入れました。
そういえば、投資トラブルに巻き込まれた木本さんの“投資仲間”とは一体誰だったのでしょうか?
・被害を受けた芸能人は…?
引用元 https://instagrammernews.com/
木本さんのお詫びの書面によると、「僕の口から個人名を出せないことはご理解ください。まず、FXの話に関わったのは僕以外に9人います。芸能人だけでなく一般の方もいます」とあり、木本さんが今回の騒動に巻き込んでしまった“投資仲間”は芸人含めると9人いるんだとか。
投資仲間である芸人の実名も週刊誌では取り上げられており…。
これまでの報道で、投資仲間として野性爆弾のくっきー(46)や平野ノラ(43)、松竹の後輩に当たるみなみかわ(39)など複数の芸人の名前が上がっている。金額は1人当たり数十万円から数千万円とバラつきがあり、最も大きい損失を出したのは数千万円を失ったと言われる平成ノブシコブシの吉村崇(42)だ。本人も「持っていた仮想通貨をフルベットで入れちゃった」と騒動への関与を認めている。
名前が挙がっているのは、みなみかわさんのような同じ松竹の芸人だけではなく、吉本興業やワタナベエンターテインメントなど他の事務所のタレントまでに及んでいるそうです。
人気芸人は被害額が大きくなっている傾向にあるようで、「野性爆弾」のくっきーさんの被害額は数百万円といわれています。
中でも「平成ノブシコブシ」の吉村崇さんが出資していた金額は「約5000万円」と非常に高額となっており、ひな壇などで盛り上げ役として欠かせない吉村さんですが、さすがにこれを笑いに変えるのは難しいのではないでしょうか?
ただ、木本さんは「Aを連れてきた責任として、みんなの損失を補填するのが筋だと思い、自分の車や時計、靴、衣類などお金になりそうなものはほとんど売りました。家族や親戚にも頭を下げてお金を借りて、それでも足りない分は、ある方からお借りしたんです。こんな僕にも援助を申し出てくれる人がいて、その方のおかげで、みんなにお金を戻すことができました」と明かした通り、被害を被った投資仲間にお金を返しているそうです。
こういった経緯もありますし、A氏やB氏の投資話に旨味を感じた以上に木本さんの人間性を信じて投資した人の方が多かったのかもしれません。
木本さんは今後も芸能活動を続け、木下隆行さんとのコンビを再始動させる意向だといいます。
仲間の信頼を裏切ることをしなかった木本さんを手助けしたいと考えるタレントや芸能関係者は少なくないと思いますし、投資トラブルが解決した際には、「TKO」の(癖の強い)ネタを見られる時がくるのではないでしょうか?
いつか、その時がくることを楽しみにしたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。