お笑いコンビ『極楽とんぼ』のツッコミ担当・加藤浩次さん。
最近では破天荒な“狂犬”の姿よりも、司会者としてスマートな言動が目立っていますよね。
そんな加藤浩次さんが司会を務める情報番組『スッキリ』が来年3月で終了してしまうという情報が…。
一体、何が原因で『スッキリ』は終了することになったのでしょうか?
もしかして、加藤浩次さんの高額なギャラがネックになったとか?
今回は、加藤浩次さんの年収や『スッキリ』終了の理由など気になることを調べてみました。
・プロフィール
名前 加藤 浩次 (かとう こうじ)
生年月日 1969年4月26日
出身地 北海道小樽市
身長 177cm
血液型 O型
所属 株式会社82style
1989年に「劇団東京ヴォードヴィルショー」で出会った山本圭壱さんとのコンビ『極楽とんぼ』を結成。
ツッコミとネタ作りを加藤さんが、ボケを山本さんが担当。
芸人としての活動と並行して、俳優としてテレビドラマなどにも出演。
2006年以降は情報番組のキャスター、バラエティ番組の司会者などにも起用されている。
2019年10月、『極楽とんぼ』結成以来の所属事務所だった「吉本興業」、ならびに「よしもとクリエイティブ・エージェンシー東京本社」を離れ、香織夫人を代表とする個人事務所の「(有)加藤タクシー」を立ち上げた。
2021年3月をもって吉本がエージェント契約解消を発表。
4月からは完全な個人事務所へと移行。
現在、『がっちりマンデー!!』、『スッキリ』、『人生最高レストラン』、『加藤浩次のちゃっかりバズってます!!』、『占いなんて信じない』など数々のレギュラー番組を抱える。
・現在の年収は…?
現在、加藤浩次さんは、TBSテレビ『がっちりマンデー!!』、『人生最高レストラン』、日本テレビ『スッキリ』、テレビ西日本『加藤浩次のちゃっかりバズってます!!』、テレビ東京『占いなんて信じない』、STVラジオ『加藤さんと山口くん』など個人として多くのレギュラー番組を抱え、コンビとしてもBS日テレ『極楽とんぼの週末極楽旅』、MBSラジオ『アッパレやってまーす!』などの番組に出演しています。
いわゆる“売れっ子芸人”の加藤浩次さんの年収はいくらなのでしょうか?
こういう場合は、番組出演数とギャラの相場から細かく計算するものなのですが・・・実は過去に加藤浩次さん自身が年収を明かしているんです。
2017年に放送されたAbemaTVの『極楽とんぼKAKERU TV』のなかで、加藤浩次さんは自身の年収を「1億円ないぐらい」と明言。
1億円ないくらいとは9000万円~1億円の間ということでしょうか?
ただ、この発言を鵜呑みにして良いのか…。
ある週刊誌によると、加藤浩次さんの2013年の年収は2億円を上回ったとされ、同年には某高級住宅街(東京都渋谷区松濤)に、間取りは7LDKで、敷地面積は100坪、さらにガレージ付きという豪邸を建設。
ちなみにこの豪邸は推定5億円といわれています。
いくら加藤浩次さんが芸能界で成功しているといっても、ポイっと出せる金額なのか…。
2017年はフジテレビの代表的番組だった『めちゃ2イケてるッ!』がまだ終了前であり、2億円から年収が一気に下がった可能性は低く、2013年頃と変化はあまりなかったのではないでしょうか?
さらに加藤浩次さんがMCを務める番組は当時よりも増えており、年収2億円は優に超えている可能性もありそうです。
噂によると、加藤浩次さんの年収の割合を多く占めるのは、月曜日から金曜日までの同時刻(スッキリの場合は8時~)に放送される番組(帯番組)である『スッキリ』の出演料だといわれており、トミーズ雅さんによると『スッキリ』のギャラはとんでもない金額になっているんだとか。
「過去の女性誌で加藤さんのギャラは1本50万円と言われてます。帯なので週5だと250、月で1000(万円)」と情報を補足。すると、雅は「なんでやねんな、4倍ぐらいあるわ」と一笑に付した
出典 東スポ
単純計算で、『スッキリ』だけで5億円に近くになる計算。
さすがに『スッキリ』のギャラだけで年収5億円もないと思うのですが、かつて朝の帯番組のMCを担当されていた、みのもんたさんは年収10億円以上あったという話もありますし、トミーズ雅さんがテレビ用に話を盛りに盛ったというわけでもなさそうです。
そりゃ、タレントはみんな帯番組を持ちたいと言うわけですよね…。
加藤浩次さんに関しては、司会者として活躍することでさらに収入が増えているんだとか。
- ソニーネットワークコミュニケーションズ『NURO光』
- ミクチャ(DONUTS)
『NURO光』の説明によると、“朝の情報番組の顔”である加藤浩次さんを起用することで、消費者に強いメッセージを伝えたいと考えたようです。
“狂犬”のイメージのままなら、このCM起用はあったかどうか…。
加藤浩次さんのCM出演料がいくらに設定されているのかは不明ですが、“大物司会者”として評価されているのであれば、CM1本の単価は数千万円になるのではないでしょうか?
仮に3000万円として×CM2本で6000万円。
テレビ出演の総収入が2億円として、CM出演料が6000万円。
加藤浩次さんの芸能界での収入は2億6000万円と予想。
さらに加藤浩次さんは飲食店を経営されているそうで、東京の中目黒にジンギスカンのお店「成吉思汗ふじや」を出店しています。
このお店の収益が年間1000万円ほどあるといわれており、すべての収入を合わせると年収は3億円近くになるようです。
ただ、多くの芸能人は所属事務所との間でギャラの配分が決まっており、稼いだ金額がそのまま自分の収入になるわけではありません。
加藤浩次さんの場合は個人事務所の「82style」に所属しており、“稼いだ金額=収入”になるようで、吉本興業に所属していた時は色々と引かれた上での年収2億円だった可能性が高く、稼いだ分が丸々収入になる現在の年収は5億円以上になる可能性も…。
そう考えると“天下を獲った”ともいえる加藤浩次さんですが、噂されているように『スッキリ』のギャラが年収の多くを占めるとしたら、一転ピンチに陥ることになるかもしれません。
・スッキリ打ち切り理由は…?
情報番組『スッキリ』のMCを17年続けてきた加藤浩次さんは、すっかり“日本テレビの朝の顔”として定着した感があります。
しかし、番組が始まった当初は「すぐに終わって、『めちゃイケ』とかで、いじられればいいと思ってた」と話していましたが、相方の山本圭壱さんの不祥事を機に「一生懸命に朝の勉強したの。新聞なんか読んだこともなかった。読むようになって、そこから変わった」と、それからは努力を続けてきたそうです。
そして、『スッキリ』は加藤浩次さんの努力の甲斐もあって人気番組へと成長。
短期で終わっていく他局の同時間帯の番組を尻目に、これからも長寿番組として末永く続いていくものと思われましたが…。
11月9日に「『スッキリ』が2023年3月に打ち切り決定、17年の歴史に幕 すでに後任番組のキャストを調整中」との報道が。
『スッキリ』は、これまで何度も打ち切りがささやかれていたそうですが、今回は真実だったようで…。
「テレビを取り巻く環境やニーズの変化に対応するため」とし、森實陽三コンテンツ戦略局長はコメントの中で17年にわたって「スッキリ」の総合司会を務めた極楽とんぼ加藤浩次らへの感謝をつづった。加藤もこの日の同番組内で17年間の感謝を示し「3月末まで楽しくやりたい。みなさんにかわいがってもらいたいなと思います」と話した。
出典 日刊スポーツ
11月11日に日本テレビが『スッキリ』を来年3月末で終了させると正式発表しました。
日本テレビはその理由を「テレビを取り巻く環境やニーズの変化に対応するため」と明かしています。
若者がテレビを見なくなったといわれて久しいですが、比較的『スッキリ』は同時間帯の番組よりもエンタメ情報などが豊富で、主婦層や若者にも対応していると評価されているそうなんです。
朝の8時~という時間帯に学生や社会人がゆっくりテレビを観られるわけはなく、お年寄りをターゲットにした番組作りを行うべきかというと、決してそういうわけではなく、お年寄りをターゲットにした番組はスポンサーが付きづらいんだとか。
現在、テレビ局が重視しているのは“コア視聴率”なんだそうです。
コア視聴率とは13歳~49歳の男女、いわゆる“ファミリー層”の個人視聴率のことを指しており、行動範囲が広く、消費活動も激しいコア層は、とくに商品購買意欲の高い視聴者層といわれています。
そういった番組にスポンサーが付きやすいのなら、放送内容も生活情報やエンタメを増やし、主婦層や若い層に向けた明るく楽しいイメージを押し出している『スッキリ』が打ち切られる理由がちょっと分かりません。
つまり、日本テレビが挙げた理由に特に意味はなく、番組を打ち切ること自体が目的だった可能性が高いようです。
「『スッキリ』の中核を担っていたプロデューサー5人、ディレクターが3人、AD2人が一気に別番組に異動することになった。12月は定期人事異動の時期ではなく、彼らが大きな失態をおこしたわけでもない。実際、『真相報道 バンキシャ!』やBS日テレの『深層NEWS』などに異動していて制作の現場から外れていません」
局員たちが驚いたのがこれだけの人数が異動したにもかかわらず、補充の人員はわずかだったという。
出典 NEWSポストセブン
日本テレビの上層部は昨年末から番組を打ち切るつもりでスタッフを大量に移動させていたそうで、残ったスタッフも過酷な制作環境で士気が下がっていたそうですが、加藤浩次さんがスタッフを励まし、これまでなんとか続けてこられたんだとか。
それでも番組を打ち切る方針に変わりはなかったようで、今回の発表となった次第です。
なぜ、日本テレビはここまでして『スッキリ』を終了させたかったのでしょうか?
その理由については複数のメディアが、2度にわたる放送倫理・番組向上機構(BPO)の審議入りが番組を打ち切る決め手になったと報じています。
スッキリは昨年3月、アイヌ民族に対する芸人の発言が問題視され、同年7月に放送倫理・番組向上機構(BPO)から放送倫理違反が指摘された。さらに今年6月にもペットサロンでシャンプーを受けた犬が後に死んだ問題を報じた同番組の審理入りが決定。
出典 東スポ
記事によると、BPOの審議入りは視聴者が思っている以上にダメージが大きいそうで、その内容を問わず社内での評価は下がり、よほどの利益を出していない限り、「クリーンさが必要な朝の帯番組にふさわしくない」「イメージが悪くなった古い番組より、新番組に切り替えたほうがいい」という話になりがちなんだそうです。
前述したように『スッキリ』の放送内容は“ファミリー層”に合致しており、コア視聴率も悪くないのですが、「他局の番組と比べると伸びしろがないと日テレは判断」したと記事では結論付けられていました。
伸びしろがないと判断されたのは番組だけではなく、加藤浩次さんのことも含まれていたのかもしれません。
『スッキリ』終了には、あの大手芸能事務所も関係しているとか…。
・芸能界引退…?
加藤浩次さんは、2019年に起こった吉本興業の“闇営業問題”が報じられた際、『スッキリ』の放送内で吉本の会社体制を痛烈に批判。
このままの体制が続くのであれば、吉本を辞めることも明言しました。
加藤浩次さんの一連の発言には、「ハリセンボン」近藤春菜さんや「平成ノブシコブシ」吉村崇さんも賛同していましたが、加藤浩次さんは大﨑洋会長と面談後になぜかトーンダウン。
その後、吉本に謝罪した上で個人事務所を設立し、吉本とはエージェント契約を結ぶことになりました。
そして、昨年3月をもってその契約も終了。
完全に吉本の部外者となった加藤浩次さんに吉本が遠慮する必要もなくなったことで、同時間帯のほかの番組に力を入れ出したといわれており…。
「吉本が“朝番組”としてもっぱら力を注いでいるのが、お笑いコンビ・麒麟の川島明さんがMCを務めるTBS系『ラヴィット!』です。川島さんの司会力や、朝の番組には珍しいお笑い路線が好評を博し、今年の年末にはゴールデンタイムで特番が放送されることも決まりました。吉本芸人の大量起用もあって、放送の開始当初はネット上で“加藤潰し”とも言われていましたから、『スッキリ』の終了に加藤さんも複雑な思いがあるのでは」
出典 週刊女性PRIME
『ラヴィット!』は一部で大喜利番組と評されるくらいバラエティに力を入れており、まるでゴールデンタイムの番組のような豪華な芸人をレギュラー陣に揃えています。
すべてが吉本所属の芸人というわけではないですが、これでは吉本による“加藤潰し”と揶揄されても仕方ないのかもしれません。
本当に加藤浩次さんを潰すことが目的なら、加藤浩次さんの出演番組に吉本の芸人を出さない、同時間帯のほかの番組に大量に人気芸人を送り込む、それらを武器にテレビ局側に忖度させる(加藤さんを芸能界から干す)ことも考えられますが…。
ただ、吉本が本気で加藤浩次さんを干すつもりなら、騒動があった時に実行しているはずですし、さすがにそれはないかと。
加藤浩次さんは『スッキリ』終了の正式発表後に「いやぁ、本当に身軽になりますよ。目覚ましありで、17年やってきて。朝5時45分に月~金で起きてんだぜ?ちょっと寝れるぜ。大体寝るのは(深夜)12時とか1時ぐらいよ、仕事行った合間に寝たりとかする感じだよね」と、スッキリとした心境を告白。
週5回出演していた帯番組を失うことは収入面で大きな痛手かもしれませんが、むしろ『スッキリ』が終了することは加藤浩次さんに良い影響を及ぼしてくれるかもしれません。
加藤浩次さんの個人事務所「82style」の名前の由来は、「8割思いっきり仕事をし、2割は思いっきり遊ぶ事務所」なんだそう。
番組に穴を開けないために怪我をするような仕事、遊びもセーブしていたでしょうし、正直なところ2割も遊べていたか…。
「やっとストッパー外れるなって」と話す加藤浩次さん、優等生キャラは卒業という意味でしょうか。
日本テレビは伸びしろがないと判断したようですが、私は伸びしろしか感じません。
封じられていた“狂犬”としての活躍に期待したいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。