ドイツ1部フランクフルトに所属する元日本代表MFの長谷部誠(はせべまこと)選手。
40歳という大ベテランとなり、引退を考える年齢となった長谷部誠選手ですが、なにか引退後のプランは立てているのでしょうか?
そこで今回は、長谷部誠選手は引退後に何をしたいのか?など、気になることを調べてみました。
・プロフィール
名前 長谷部 誠 (はせべ まこと)
生年月日 1984年1月18日
出身地 静岡県藤枝市
身長/体重 180cm/73kg
血液型 O型
利き足 右足
ポジション MF DF
所属 浦和レッズ → VfLヴォルフスブルク → 1.FCニュルンベルク → アイントラハト・フランクフルト
2002年、藤枝東高校卒業後に浦和レッズに入団。
2004年にはボランチとして2ndステージ優勝に貢献。
Jリーグベストイレブンに輝く。
2005年から2007年の間もレギュラーとしてJ1優勝やAFCチャンピオンズリーグ優勝をはじめとした浦和のタイトル獲得に貢献。
2008年1月、ドイツ1部のヴォルフスブルクに移籍。
ボランチとしてだけではなくサイドバックとしても活躍。
2013年、ボランチでの出場を希望しニュルンベルクへ移籍。
2014年、フランクフルトに移籍。
ブンデスリーガ移籍後では最多となるリーグ戦33試合に出場。
2020-21シーズンには、当時アジア人として史上最多となる309試合出場を果たした。
2006年に日本代表初選出。
2008年から代表引退を発表した2018年まで日本代表に選ばれ続け、キャプテンとしてワールドカップに3度(2010年・2014年・2018年)出場した。
・現在の年俸と市場価値は…?
・現在の年俸
現在の年俸は83万2000ユーロ(約1億3500万円)。
1ユーロ=163円 ※2024年2月27日現在
・年俸推移
- 2002年 370万円 浦和レッズ
- 2003年 400万円 浦和レッズ
- 2004年 1000万円 浦和レッズ
- 2005年 1500万円 浦和レッズ
- 2006年 2500万円 浦和レッズ
- 2007年 3600万円 浦和レッズ
- 2008-09 8000万円 ヴォルフスブルク
- 2009-10 9000万円 ヴォルフスブルク
- 2010-11 1億円 ヴォルフスブルク
- 2011-12 1億2000万円 ヴォルフスブルク
- 2012-13 1億2000万円 ヴォルフスブルク
- 2013-14 1億4000万円 ニュルンベルク
- 2014-15 1億2000万円 フランクフルト
- 2015-16 1億1600万円 フランクフルト
- 2016-17 1億4000万円 フランクフルト
- 2017-18 1億4500万円 フランクフルト
- 2018-19 1億5000万円 フランクフルト
- 2019-20 1億5000万円 フランクフルト
- 2020-21 120万ユーロ(1億9500万円)フランクフルト
- 2021-22 140万ユーロ(2億2000万円)フランクフルト
- 2022-23 140万ユーロ(2億2000万円) フランクフルト
- 2023-24 83万2000ユーロ(約1億3500万円) フランクフルト
・現在の市場価値は?
現在の市場価値は50万ユーロ(約8500万円)。
・市場価値の推移
- 2006年4月 150万ユーロ 浦和レッズ
- 2008年6月 250万ユーロ ヴォルフスブルク
- 2009年6月 400万ユーロ ヴォルフスブルク
- 2010年7月 500万ユーロ ヴォルフスブルク
- 2011年6月 400万ユーロ ヴォルフスブルク
- 2012年6月 350万ユーロ ヴォルフスブルク
- 2013年6月 300万ユーロ ヴォルフスブルク
- 2014年4月 250万ユーロ ニュルンベルク
- 2015年7月 250万ユーロ フランクフルト
- 2016年7月 200万ユーロ フランクフルト
- 2017年6月 150万ユーロ フランクフルト
- 2018年6月 100万ユーロ フランクフルト
- 2019年6月 100万ユーロ フランクフルト
- 2020年4月 80万ユーロ フランクフルト
- 2021年6月 80万ユーロ フランクフルト
- 2022年6月 80万ユーロ フランクフルト
- 2023年12月 50万ユーロ フランクフルト
・結婚相手の嫁と子供は…?
佐藤ありさ、昨年第2子出産していた 夫・長谷部誠選手が報告
▼写真・記事詳細はこちらhttps://t.co/rEgFJu3r40
— モデルプレス (@modelpress) January 4, 2022
名前 佐藤 ありさ (さとう ありさ)
生年月日 1988年9月20日
出身地 北海道札幌市
身長 160cm
血液型 A型
所属 スターダストプロモーション
2人は2010年12月、佐藤ありささんが専属モデルを務めていた雑誌「non-no」の対談企画で知り合ったそうです。
元々、佐藤ありささんは大のサッカー好きで、長谷部誠選手のファンだったんだとか。
その後、佐藤ありささんがお天気キャスターを務めていた『Going!Sports&News』でも、長谷部誠選手にインタビューを行い、2人ともミスターチルドレンの大ファンということで意気投合。
長谷部誠選手からのアプローチで、2012年春頃に交際に発展。
長谷部誠選手は佐藤ありささんを試合に招待するなどはしていたものの、目立つような行動は控えていたそうです。
2015年3月、『Going!Sports&News』を佐藤ありささんが卒業したことを根拠にした2人の結婚報道が一斉に報じられました。
しかし、佐藤ありささんサイドは結婚を否定。
一時は破局も噂されましたが…。
2016年6月には、『フライデー』によって長谷部誠選手と佐藤ありささんのお泊まり愛が報じられ、交際が続いていたことが発覚。
そして、同年年7月9日、長谷部誠選手は佐藤ありささんとの結婚を発表。
入籍から1年後の2017年7月に第1子の女児が誕生。
2021年には第2子(性別は非公開)が誕生しました。
・現役引退はいつ…?
長谷部誠選手は大ベテランと呼ばれる年齢になり、気づけばブンデスリーガ最年長選手に…。
年齢からのフィジカル面の衰えを心配され、数年前からは常に引退の噂が囁かれていました。
昨年12月には、アディ・ヒュッター前監督が「マコトは37歳になり、彼のサッカー選手としてのキャリアはほぼ確実に夏には終わるだろう」と発言したことから引退は確実視されていました。
実際に今年3月に行われたフランクフルトとの契約延長会見の中で、長谷部誠選手は自身の引退について言及していました。
「1年前、99.9%この夏に引退するつもりだった」と衝撃的な発言をしたのでした…。
クラブの世代交代方針もあり、昨季は出場機会が減った時期もありました。
そのままであれば引退していたのでしょうが、1月2日のレーバークーゼン戦で出場停止の選手の代役として本職であるボランチで起用されると、まったく衰えを見せないパフォーマンスを披露。
「監督からボランチと言われ、走れるのか、また中盤での圧力に耐えられるか疑心暗鬼でした。でも、幸いなことにうまくいった。おそらく、経験から来るものだと思います。しっかりポジショニングすればたくさん走らなくてもいい。ゲームを読むことができるのが、助けになっていると思います。」
出典 時事ドットコム
試合後、長谷部誠選手は自身も驚くくらい良いプレーができたことを語っていました。
その後もチームの中心選手として活躍し、契約延長を勝ち取ったのでした。
2021-22シーズン、オリヴァー・グラスナー監督が就任すると長谷部誠選手は再び出場機会が奪われることに…。
シーズン途中から3バック(3-4-2-1)から4バック(4-2-3-1)にフォーメーションの変更があったことから、リベロとして起用される長谷部誠選手の出場機会はなくなっていました。
しかし、公式戦6分け2敗と勝てていないことから、メディアやファンから長谷部誠選手が必要だという声が上がっていました。
「ハセベは彼なりのやり方で周りを活かせる選手だ。彼のクオリティが高いことに関して、疑問の余地がない。パス回しに長けており、並外れたビジョンを持ち合わせる彼は同僚たちをけん引し、ときには説教することもできる」
出典 GOAL
ある記者は、「長谷部なしでは機能しない」と現状のチーム状態を憂いていました。
そして、冒頭でもお伝えしたように、ヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第2節アントワープ戦で、長谷部誠選手は久しぶりに先発出場し、72分に痙攣で交代するまでリベロとして最終ラインを見事に統率していました。
試合は、90分に獲得したPKを決めてフランクフルトが1-0で勝利しています。
交代は痙攣ということですが相手選手と激しく接触しているので心配ですね。
メディアからは、「まるでチームから一度も外れたことがないようだった。注意深く、先を読む力があり、気配りができる。3バックの柱で、落ち着いた軍師。なによりもキャプテンだ。デュエルにも強い。グラスナーは、なぜこんなにも長く起用しなかったのか? 」と、長谷部誠選手の活躍とグラスナー監督の起用法に疑問を投げかけていました。
リーグ戦でも長谷部誠選手が起用されるかは今のところ分かりませんが、まず長谷部誠選手を引退させたいと思う人はいないでしょう。
長谷部誠選手自身も「この勝利でチームは自身を持つことができる。改善は必要だが、これからもっと良くなる」と試合後にコメントいるように、今はチームのこれからのことしか考えていないようですね。
※2021年の情報です。
・クラブの象徴に♪
フランクフルト、荘厳で美しい125周年記念ユニフォームを発表!ビジュアルに長谷部誠が“主役”で起用される https://t.co/esZ18KYcre 詳しくは⬇️
— サッカーニュースQoly(コリー) (@Qoly_Live) February 21, 2024
その後、長谷部誠選手は、フランクフルトと2027年まで契約延長したことを発表。
ブンデスリーガ通算試合数は380。
フランクフルトでは通算300試合に出場。
2024年2月には、クラブ創設125周年を記念するユニフォームのモデルを長谷部誠選手が務めることに。
今季はここまで、リーグ戦では4試合(スタメンは1度)の出場にとどまっていますが、長谷部誠選手がフランクフルトの顔として認められている証拠なのかもしれません。
・Jリーグ復帰はある…?
長谷部誠が11年ぶりに浦和サポーターにメッセージ!英雄ウーベ・バインとともに埼スタに凱旋 | サッカーダイジェストWeb https://t.co/aE4L4nE1Kb#urawareds #浦和レッズ #レッズ #浦和 #Jリーグ #サンフレッチェ広島 #サンフレッチェ #sanfrecce #浦和対広島 pic.twitter.com/qhV5eOlssH
— サッカーダイジェスト (@weeklysd) May 26, 2019
今年7月、浦和レッズ・平川忠亮さん(現コーチ)の引退によるスペシャルコンテンツ「当日まで待てない!!」の配信に長谷部誠選手が出演。
その際、日本でプレーする意思などを明かしています。
「日本でもしプレーするとなっても、自分のなかでプレーの質は求めなければならない。それができる自信があればやるかもしれない」として、「いつか何らかの形で浦和に関われれば」と、語っているように質の高いプレーが出来るのであればJリーグでプレーする気持ちはあるようです。
この配信から1月ほど経ち、新しいシーズンに突入する直前に現在の状態をあるインタビューの中で語っていました。
「実際、フィーリング的にはいい状態。体のスプリントや強度、フィジカル的な部分は落ちているかもしれないけど、サッカー選手としての自分の評価が落ちてるということはない。『今が一番いい』と自分の脳に叩き込みながらやってますし、まだまだ成長していけるのかなと感じながらやってます」
出典 @DIME
肉体的にもメンタル的にも長谷部誠選手は充実しており、これから大きな怪我をしない限りはまだまだ高いレベルでプレーできるはずです。
長友佑都選手や乾貴士選手といった長年海外でプレーした選手が、Jリーグの古巣クラブに復帰することが増えており、長谷部誠選手も浦和レッズからオファーがあれば戻って来る気持ちはあるみたいなので、是非Jリーグでプレーしてもらいたいですね。
※2021年の情報です。
・引退後の活動はどうする…?
引退後、長谷部誠選手はどんな道に進まれるのでしょうか?
2022年2月18日にフランクフルトと2027年までの新契約を結ぶ前には、引退を考えていた時期もあったといい、引退後のプランを明かしていたのでした。
「コーチングライセンスを取得しようと思っていた。ドイツの指導者養成は世界でトップだと思うので、ドイツでライセンスを取りたいです。前回のCLでも4強に3人のドイツ人指揮官がいた。トゥヘル、フリック、ナーゲルスマン。監督業かマネジャー業か、他か、どの方向にいくかはまだ決めていないが、指導者ライセンスは今のところ一番興味があります。」
出典 時事ドットコム
引退後はドイツでコーチングライセンスを取得し、ゼネラルマネジャーやスポーツディレクターの道も考えつつ、今のところは指導者に進むことを考えているようです。
フランクフルトのヒューブナーSDは、「彼はとても尊敬されている特別な存在であるため、現役キャリアを終えたあと、我々は必ず彼をフランクフルトに残したいと思っている」と語っているように長谷部誠選手をなんらかのポストに就かせることを考えているようです。
※以前、クラブのアドバイザーへの就任をオファーされているとの報道もありました。
日本のサッカーファンの多くは、いつか日本代表の監督になってもらいたいと考えているでしょうし、指導者になるにしても日本に戻ってきてほしい気持ちはあります。
ただ、内田篤人さんが引退後にメディアに引っ張りだこになっていることからも、欧州で長くプレーし、代表でもリーダーとして支えてくれた長谷部誠選手は内田篤人さん以上にタレントとしての需要がありそうです。
長谷部誠選手の著書「心を整える。」は150万部を超えるベストセラーとなっていますし、作家としても活躍する道はあるのかもしれません。
引退後のキャリアに、こんなにも注目が集まるサッカー選手は長谷部誠選手か本田圭佑選手くらいではないでしょうか?
サッカー選手としての集大成を見守りつつ、次はどんなことにチャレンジしていくのか、長谷部誠選手の動向に注目していきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。