藤井聡太が強い理由は？なぜおやつが人気＆現在までの獲得賞金は？

現在、豊島将之竜王に挑戦中の藤井聡太三冠(王位・叡王・棋聖)。

果たして、史上初となる１０代での四冠達成はなるのか・・・？

今回は、藤井聡太三冠が強い理由などに迫ってみようと思います。

・プロフィール

名前　藤井 聡太　(ふじい そうた)

生年月日　 ２００２年７月１９日

出身地　愛知県瀬戸市

身長　１６９cm

血液型　A型

学歴　名古屋大学教育学部附属高等学校中退

師匠　 杉本昌隆八段

所属　日本将棋連盟（関西）

獲得タイトル

・現在までの獲得賞金は…？

藤井三冠のこれまでの獲得賞金はいくらなんでしょうか？

２０１７年の棋士デビューから無敗で２９連勝の最多記録を達成していますが、タイトル戦はなく対局料が全般に低かった為、獲得額は７００万円程だったといいます。

２０１８年は朝日杯オープン戦の優勝などで２０３１万円を獲得。

２０１９年は銀河戦の優勝などで２１０８万円を獲得しています。

２０２０年は、「賞金・対局料ランキングのベスト１０」で初のベスト１０入り。

棋聖と王位のタイトルを獲ったことで、獲得賞金額は前年の倍以上となる４５５４万円で４位となりました。

ちなみに１位は、豊島将之竜王(叡王と合わせて二冠)は１億６４５万円。

２位は、渡辺明名人（王将、棋王と合わせて三冠）の８０４３万円。

３位は、永瀬拓矢王座の４６２１万円。

５位は、広瀬章人八段の３２４１万円。

６位は、羽生善治九段の２４９１万円でした(タイトルは２０２１年２月時のもの)。

将棋に詳しくない私は、二冠で４０００万円程度なのかと若干低く感じてしまいました…。

あくまでも藤井三冠の場合は、賞金・対局料ランキングなのでCM出演などの収入は含まれていませんし、年収は賞金の数倍あるかもしれませんね。

タイトル戦の賞金額はどのようになっているのでしょうか？

各棋戦の賞金額は…

竜王戦、名人戦は別格のタイトルとされている通り、賞金額は他のタイトルよりもかなり多くなっているようです。

これに一般棋戦の賞金が加わるなどしランキングの金額になります。

２０２１年１０月初旬までの賞金・対局料ランキングでは、藤井三冠は６３５０万円 で３位につけています。

藤井三冠が竜王位を獲得すれば賞金額が１億円を超えるのは確実で１位になる可能性は高くなります。

是非、竜王を獲得し四冠を達成してもらいたいですね！

・強い理由は…？

藤井三冠が竜王を奪取し四冠に輝くと、渡辺明王将、豊島将之竜王を抜き、１０代初の席次（序列）１位となります。

獲得賞金額の項目でも触れましたが、賞金ランキング＝序列になると考えていいかもしれません。

１９歳の若さで将棋界を制覇する勢いで、「藤井時代」となっていくの時間の問題・・・いや、既にそうなっているのかもしれません。

藤井三冠の強さの理由は何なのでしょうか？

中学生でプロデビューした棋士は藤井三冠を含め歴代で５人しかいないそうです。

その内の２人が藤井三冠の強さについて語っていますので、そちらを紹介したいと思います。

今から３年前、ある対談記事の中で羽生善治九段は藤井三冠の印象と強さの秘密について語っていました。

羽生善治九段が考える藤井三冠の強さの理由とは…

「彼は中学生で棋士になって５人目なんですが、ほかの人と違うところは、全般的にすでに完成されているところです。１０代前半の時期だと、突出して強いところはあるけれど、荒削りの部分も残っているというのが普通ですが、それが見当たらない。そこに今までにない棋士像があります。また取材やインタビューの受け答えも非常にしっかりしていますね」

出典　ニッポン放送

若かりし頃から天才と誉れ高い羽生九段から、中学生でプロ棋士として“完成”されていると言わしめるとは…。

子供の頃にSFCの『羽生名人のおもしろ将棋』で遊んでいた私にとっては羽生九段がずっと最高の棋士でした。

あの羽生九段が認めるのなら、藤井三冠はとんでもない天才なんだなと改めて考えさせられました。

ただ、藤井三冠が凄いところは早熟ではなく更に進化しているところにあるようです。

日本将棋連盟の前会長・谷川浩司九段が考える藤井三冠の強さの秘密とは…

「藤井さんの強さの特徴は、その対応力と柔軟性にある。その一つの表れが、時間配分のうまさである」

「藤井さんはプロデビュー当初から時間配分をうまくコントロールしていた。彼がデビューしてからの棋譜、消費時間をあらためて調べてみたが、しっかりと持ち時間を使っている。公式戦初対局となった竜王戦ランキング戦の対加藤一二三戦も、持ち時間の五時間をほとんど使っていた。朝から夜まで続く初の対局だったと思うが、十分対応できていた。やはりそれだけ考えることができる、考えることが好きだということでもある。」

「藤井さんの強さは、最善手を求める探求心と集中力、詰将棋で培った終盤力とひらめき、局面の急所を捉える力、何事にも動じない平常心と勝負術など極めてアナログ的なもの。将棋ソフトを使い始めたのはプロデビューする直前であり、彼の本質的な強さはAIとは関係がないと言っていい」

出典　diamond.jp

現在対戦中の豊島竜王は将棋ソフト（AI）研究のパイオニアで、序盤・中盤・終盤すべてに隙がない棋風のオールラウンドプレイヤーとして知られていますが、藤井三冠も将棋ソフトの研究ではトップクラスに位置しているそうです。

かといって将棋ソフトに頼り切っているわけではなく、谷川九段が評価しているアナログ的な要素と合わさって更なる成長、強さに繋がっているようです。

AIと感性のハイブリッド・・・藤井三冠は更に進化していくことでしょう。

・なぜおやつが人気…？

将棋に詳しくない人でも、藤井三冠が(対局の休憩で)お昼に何を食べたかという情報をワイドショーなどで見かけることがあるのではないでしょうか？

ミヤネ屋では、藤井三冠の対局日に師匠である杉本昌隆八段に藤井三冠の昼食(勝負メシ)を当てるコーナーをレギュラー化させているように、藤井三冠の食事に多くの視聴者が興味を持っていることが分かります。

ただ、杉本八段が正解してしまうと弟子が負けるというジンクスが続いていることから、大事な対局ではわざと外すこともあるように感じますが…。

ちなみに１０月２２日に行われた第３４期竜王戦７番勝負第ニ局で藤井三冠が昼食休憩で注文したのは「桜御前」でした。

「桜御前」もおいしそうだったのですが、午前中のおやつに注文した「くま最中」がＳＮＳで話題になり、その反響はニュースでも取り上げられるほどでした。

動画♪

竜王戦仕様のくま最中が非常に可愛らしく、発売元の「御室和菓子 いと達」には翌日の開店前から行列ができ、開店からわずか４時間ほどで完売となったそうです。

長時間戦うタイトル戦では食事休憩のほかに午前や午後におやつを食べることが恒例となっており、最近では、藤井三冠が注文するおやつにも注目が集まっているようなんです。

今年に入って藤井三冠が注文したおやつを調べてみました。

藤井三冠はたまに女子がインスタに載せそうなスイーツを注文するのですが、対局で気分が上がるようなものをあえて選んでいるんでしょうか？

もしかすると、SNSで流行を発信するインフルエンサーとしての才能を持ち合わせているのかもしれませんね。

藤井聡太三冠の作る「藤井時代」から片時も目が離せません！

最後までお読みいただきありがとうございます。