FCバルセロナの下部組織育ちという漫画のキャラのような経歴を持ち、日本のみならず世界から将来を嘱望されている久保建英選手。
ビッグクラブのレアル・マドリードに移籍が決まった時はこれからどんな活躍をするかドキドキしたものですが・・・現在は、あまり出場機会に恵まれていません。
どうして久保選手は起用されないのでしょうか?
また、来季はレアル・マドリードに呼び戻されることがあるのでしょうか?
久保建英選手の現状や次の移籍先はどこが有力なのか調べてみました!
・プロフィール
名前 久保 建英 (くぼ たけふさ)
生年月日 2001年6月4日
現年齢 19歳
出身地 神奈川県川崎市
身長 173cm
血液型 A型
所属 ヘタフェCF
3歳の時にサッカーを始め、小学校3年生の時に川崎フロンターレの下部組織に入団。
2011年8月、FCバルセロナの下部組織カンテラ入団テストに合格しスペインへ。
各年代のカテゴリーで順調に結果を出すもFCバルセロナがFIFAから18歳未満の外国人選手獲得・登録違反による制裁措置を受け、2015年3月に日本へ帰国してFC東京の下部組織に入団しました。
2017年11月1日、FC東京とプロ契約を結び、J1第33節のサンフレッチェ広島戦でJ1リーグデビューを果たしました。
2018年8月16日、横浜F・マリノスへの期限付き移籍。
8月25日、第24節のヴィッセル神戸戦でJ1リーグ初得点を記録。
2019年、FC東京に復帰するも久保選手の希望から、同年6月14日、スペインのレアル・マドリードへ移籍を決めました。
同年8月22日、マジョルカへの期限付き移籍。
リーグ戦第3節のバレンシア戦で途中出場し、リーグ戦デビューを果たしました。
11月10日、第13節のビジャレアル戦でスペインでの初得点を記録。
マジョルカはセグンダ・ディビシオンへの降格が決まり、2020年8月10日、ビジャレアルへの期限付き移籍が発表されました。
2021年1月8日、出場機会に恵まれなかったビジャレアルとの契約を打ち切りヘタフェへ移籍。
ヘタフェでもなかなか出場機会に恵まれませんでしたが、5月16日、第37節のレバンテ戦では決勝点を決めてチームの残留に貢献しました。
・レアル復帰できない…?
日本人選手が若くしてビッグクラブに移籍した場合、すぐにトップチームでは起用されず、経験を積ませる為に同リーグの中堅クラブや他国のクラブに期限付き移籍させることがありますが、バルセロナの下部組織で評価されていた久保選手も例外ではありませんでした。
レアル・マドリードからマジョルカにレンタルに出され、ビジャレアル、ヘタフェといったクラブを転々とする久保選手ですが、将来的にレアル・マドリードに呼び戻され、トップチームでプレーする機会を与えられるのでしょうか?
2020年にスペイン紙の『マルカ』が気になる記事を書いていました。
「本来は右MFだが、左サイドやトップ下でもプレーできる。1対1やラストパスの局面で素晴らしい能力を発揮する」と、久保選手の能力を認める一方で、「課題は得点力。もう1年はレンタルに出されることになる」と、久保選手の得点力の低さを指摘しています。
マジョルカでは、リーグ戦35試合に出場し4得点を挙げていますが、レアル・マドリードへの復帰ノルマは、「10ゴール10アシスト」が最低条件にされていたのでノルマをクリア出来ませんでした。
なんだか、キャプテン翼であった条件を思い出しますね。
あちらはライバルのバルセロナでしたが(笑)。
現在所属しているヘタフェでも1得点と苦しんでいますが、久保選手のレアル・マドリード復帰は絶望的なのでしょうか?
5月18日にスペイン紙『トードフィチャージェス』が、「久保のRマドリードへの復帰は明らかだ。ジネディーヌ・ジダン監督の退団が日本人の扉を開き、FWビニシウスがスペイン国籍を取得すれば、EU圏外枠のメンバーがもう1人いても問題ない」という記事を書いています。
久保選手を戦力として考えていなかったジダン監督が退団することで、久保選手にチャンスがくるという話なんですが、どうも、そう上手くはいかないようです。
『マルカ』によると、ビッグクラブであるレアル・マドリードも新型コロナの影響で財政面が苦しくなっているそうで、今夏の移籍市場でキリアン・ムバッペ選手を獲得する為に必要な1億8000万ユーロ(約240億円)を用意するのにレンタル中の選手を完全移籍で売り飛ばす算段なんだそうです。
久保選手もそのリストに入っているそうで、ムバッペ選手の動向次第では他のクラブでプレーすることを余儀なくされることになりそうです。
・ヘタフェでは冷遇…?
久保選手が現在、出場機会に恵まれていないのは前述しましたが、どうも監督から冷遇されているとファンから批判されているそうなんです。
なぜ、久保選手は冷遇されているのでしょうか?
ホセ・ボルダラス監督は、久保選手を起用しない理由をこう明かしています。
「タケは素晴らしい少年で、プロでありプレーヤーだ。ただ実際のところ、彼は少し若く、特に肉体的なレベルで成熟する必要がある。足りないと思うのはそれだけだ。今日のサッカーではプレーが非常に高速で行われ、多くの接触がある。彼はその点で非常にタフにならなければならない」と指摘し、フィジカル面の課題がスタメンに定着できない理由だと明言しました。
ヘタフェは、従来のフィジカル重視の守備的なサッカーに回帰しており、久保選手がヘタフェのスタイルにフィットしていないことが起用しない理由なのですが・・・久保選手が結果を出したことで監督の評価も変化したようです。
5月16日のレバンテ戦で、84分に途中出場した久保選手が決勝点を挙げ、チームのプリメーラ・ディビシオン残留を確定させました。
ホセ・ボルダラス監督は、「技術的には、彼はレアル・マドリードが大きな期待を寄せるように壮大な選手になるために十分な資質を持っている」と、久保選手の技術や才能に関して太鼓判を押しました。
ただ、いくら久保選手の評価が上がろうとも来年もヘタフェでプレーする可能性は低いようです。
・次の移籍先はどこ…?
レアル・マドリードが今夏の移籍市場で、ムバッペ選手の獲得を目指しているのはお伝えしましたが、クラブが獲得資金を用意する為にレンタル中の選手を完全移籍で売却する予定だそうで、その売却される選手の中に久保選手もいるといわれています。
久保選手はどのクラブに移籍するのでしょうか?
今季6位のベティスが久保選手に興味を示していると『FICHAJES.NET』が伝えています。
ベティスは、来シーズンにヨーロッパリーグかカンファレンスリーグへ出場する為、2選手の獲得を目指しているそうで、久保選手とヘスス・バジェホ選手がターゲットに挙がっているそうです。
もちろん、レアル・マドリードに呼び戻される可能性もあり、レンタル中のヘタフェが買い取る可能性もあるそうです。
来シーズン、久保選手がどのクラブでプレーするのか・・・。
個人的にはレアル・マドリードで活躍する姿を見たいですが、果たしてどうなるでしょうか?
今後も久保選手から目が離せません!
最後までお読みいただきありがとうございます。