『モーニング娘。』の元メンバー・後藤真希さんの弟で、『EE JUMP』元メンバーの「ユウキ」こと後藤祐樹(ごとう ゆうき)さん。
芸能界引退後、警察のお世話にもなった後藤祐樹さんですが、現在は芸能活動を再開し、なんと市議会議員としても活動されています。
今回は、後藤祐樹さんについて調べてみました。
・プロフィール
名前 後藤 祐樹 (ごとう ゆうき)
生年月日 1986年7月10日
出身地 東京都江戸川区瑞江
血液型 A型
所属 エクセリング
1999年に実姉の後藤真希さんが『モーニング娘。』のメンバーとしてデビュー。
イベント会場でスカウトされ、自身も芸能界入り。
2000年1月、ダンスボーカルユニット『EE JUMP』を結成し、ラップを担当。
同年10月18日にシングル「LOVE IS ENERGY!」で歌手デビューした。
3rdシングル「おっととっと夏だぜ!」がヒットし注目を集めていた2001年8月、次のシングル「イキナリズム!」の発売記念イベントで滞在した仙台のホテルから無断で抜け出し、マネージャーとトラブルに。
2002年2月、6thシングル「青春のSUNRISE」で活動再開。
しかし、同年4月、キャバクラでの未成年飲酒が写真週刊誌『FRIDAY』に掲載され、EE JUMPを脱退。
芸能界も引退した。
芸能界引退後は、実家の居酒屋の手伝いや鳶職の仕事に就き、2005年に19歳で結婚。
3人の子供をもうけるが当時の奥さんとは後に離婚。
2007年、小学校時代からの不良仲間と共謀して窃盗事件を立て続けに起こし、同年10月に警察に出頭した。
その後、窃盗と強盗傷害などで懲役5年6カ月の実刑判決を受け少年刑務所に収監。
2012年に仮出所。
2013年には自叙伝「懺悔 ゴマキの弟と呼ばれて」を刊行した。
・刑務所生活を告白…?
※2021年の情報になります。
今年6月、後藤祐樹さんは作家の家田荘子さんとの対談。
不良時代の話や少年刑務所での話を赤裸々に語っています。
後藤祐樹さんは、芸能界引退後に不良仲間と建設工事現場に不法侵入して、銅線を盗んで転売する銅線窃盗に手を染めていたんだとか。
「(銅線窃盗は)一晩で何十万円。件数でいうと3桁ぐらいやった。(稼ぎは)分配してたけどトータルで言えば多分4桁ぐらい」と告白。
被害額は総額で数千万円・・・もはや不良仲間との“やんちゃ”だとは軽々しく言えないほどの犯罪。
逮捕当時、犯行動機は“生活費に困ったことと、スリルを味わいたかったこと”だと報じられていましたが、なによりも「(窃盗で)すぐ出れるもんだと思ってたんで。求刑が8年。聞いた時は足から崩れるんじゃないかってぐらい衝撃を受けました」と話すように、犯罪を軽く考えていたことが元凶だったのかもしれません。
「中学校の頃は原付を盗んで、高校になったらカツアゲと、年を取るにつれて悪いことがどんどんエスカレートしていくんですよ。それが当たり前になっていくというか、悪事を悪事と思わなくなるというか。悪い仲間とつるんでいると、自然とそうなっちゃうんですよね」と、感覚がマヒしていたと告白。
ただ、若気の至りというには、あまりにも考えが甘すぎたのかもしれません。
2007年10月に仲間が捕まったことで、後藤祐樹さんは警察に出頭し窃盗罪で逮捕されました。
その後、強盗傷害容疑でも再逮捕。
2008年に懲役5年6カ月の実刑判決を受け、川越少年刑務所に服役しました。
家田荘子さんとの対談では、「少年刑務所がたぶん一番きついと思う。いじめ問題もそうですけど。水飲みって言われる1リットルのヤカンに水道水を入れて、ひたすら飲まされる。ヤカンで10杯飲んだことあります。真冬とかにやったりするので本当に震えが止まらない」と、少年刑務所で起こった衝撃的な出来事も明かしています。
不良グループのトップが刑務所内でも幅を利かせるのはよくある話みたいで、目立つ受刑者に“ちょっかい”を出すことがあり、後藤祐樹さんも元芸能人ということからターゲットにされてしまったようです。
・芸能活動再開…?
そんな中、後藤祐樹さんの母親が亡くなられました。
「正常でいられないくらい泣きましたし姉3人も泣いてました。『帰りを待ってるし、これからもきょうだい仲良く協力し合っていこうね』って言われて、そのひと言が救いになりました」と、自らの行いで母親の死に目に会えなかったことを深く後悔。
きょうだいの支えの中、更生を誓ったそうです。
2番目の姉の夫の会社でアンテナ工事の仕事に携わり、次は義父の空調設備の会社に勤め、その後、清掃会社を経営。
仮釈放から10年経った2021年には、YouTubeチャンネルを開設。
日常の出来事などを配信しています。
そして、2021年11月、ABEMA「朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円」企画で朝倉未来さんとの対戦したことが転機に…。
再び世間から注目を浴びるようになり、2022年1月、後藤祐樹さんは約20年ぶりに芸能活動を再開させることを発表。
2023年には、千葉県八街市議会選への立候補を表明。
とSNSに投稿。
その結果は…。
・八街市議に当選、議員報酬はいくら…?
2023年8月、後藤祐樹さんは「子供や若者が安全に楽しく遊べる場所づくり」などの政策を掲げて千葉県八街市議会選に出馬。
同月27日、2位タイの得票数(1415票)で当選を果たしました。
「当選がゴールではない。支持してもらった恩返しをしたい」と話す後藤祐樹さん。
ただ、一部にはいわゆるタレント議員を批判的に捉える人も少なくありません。
お金目当てでは?という陰口も…。
と話す後藤祐樹さん。
目立つ存在だからこそ、襟を正して行動されていくのではないでしょうか?
ちなみに「八街市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例」によると、議員報酬 は月額355,000円。
議長報酬は445,000円、副議長報酬は40,0000円となっています。
他にも政務活動費が年額30万円など、手当てが出るようです。
単純計算で議員報酬は、年400万円以上+諸手当+期末手当(ボーナス)。
これにタレントとして、経営者としての収入も加算されます。
・・・完全に“成功者”ですよね。
・結婚相手の嫁と子供は…?
最後に、後藤祐樹さんの家族を紹介。
2015年12月に結婚した妻「千鶴(ちづる)」さんの父が経営する会社(空調施設のダクト屋)で職人として働いていた後藤祐樹さん。
当時の月収は手取りで30万円といわれていました。
千鶴さんとの出会いは、「うちの3番目の姉(真希)の旦那さんが、もともと僕の後輩なんです。後輩から電話かかってきて、別の後輩の誕生日会をしているから顔を出してくれないかと言われた。そこで初めて会いました」と話しており、後藤祐樹さんの一目惚れだったそうです。
ちなみに10代で結婚した女性との間に娘が3人います。
長女は、アイドルグループ「ukka」に所属する芹澤もあさん。
若い頃の後藤真希さんにそっくりだと話題になっています。
一度は人の道を踏み外してしまった後藤祐樹さん。
輝かしい経歴を持つ政治家が素晴らしいかといえば……最近の出来事を見るだけでもそうではないですよね。
人の暗い部分を知っている後藤祐樹さんだからこそ、考えられることもあるはず。
閉塞感のある政治に風穴を開けるような後藤祐樹さんの活躍に期待したいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。