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根尾昂はなぜ打てない?二刀流は封印してる&戦力外通告の可能性も?

中日ドラゴンズ所属の根尾昂選手。

5月21日のカープ戦で9点ビハインドの8回裏に登板を果たし、1軍の公式戦で二刀流デビューを飾りました。

試合後にはネット上では根尾選手の二刀流挑戦に賛否両論が飛び交う事態になりましたが、プロの目にはどう映ったのか気になります。

今回は、根尾昂選手の二刀流挑戦についてファンの反応やプロの意見、なぜ打者としてブレイクできていないのか?など、気になることに迫ってみようと思います。

 

 

 

・プロフィール

 

引用元 https://twitter.com/

 

名前 根尾 昂 (ねお あきら)

生年月日 2000年4月19日

現年齢 22歳

出身地 岐阜県吉城郡河合村

身長/体重 177cm/82kg

血液型 O型

投打 右投左打

ポジション 投手 内野 外野

年俸 1300万円

所属 中日ドラゴンズ

 

 

河合小学校2年時に「古川西クラブ」で野球を始め、「ドラゴンズジュニア」にも選抜された。古川中では飛騨高山ボーイズに所属。

140キロ前後の球速を記録し投打に活躍の3年時に「NOMOジャパン」に選出された。

大阪桐蔭高では1年夏からベンチ入り。

2年夏は秋から4番遊撃手。

2年春のセンバツでは投手、遊撃、中堅をこなした。

2018年のセンバツでは全5試合、5番で出場し、投手として3勝、打率.500、8打点を記録。

3年夏の甲子園でも投手として2勝、打者としても打率.429、3本塁打、5打点を記録し、史上初となる2度目の春夏連覇に貢献した。

2018年10月、ドラフト1位で4球団競合の末、中日ドラゴンズが交渉権を獲得。

契約金1億円、出来高5000万円、年俸1500万円で契約した。

2019年に1軍デビューを果たしたが終盤の2試合に終わる。

契約更改では、200万円減の推定年俸1300万円でサインした。

2020年は9試合出場、プロ初安打を記録するが打率.087に終わった。

契約更改では、200万円減の推定年俸1100万円でサイン。

2021年は開幕スタメンを勝ち取ると、5月4日のDeNA戦でプロ初本塁打を満塁の場面で放った。

しかし、不振で2軍落ちし後半戦はほとんどの期間を2軍で過ごした。

契約更改では、200万円増の1300万円でサインした。

 

 

 

・二刀流は封印、ファンの反応は…?

 

今年の北谷キャンプで、根尾昂選手がピッチング練習しているとファンの間で話題になりました。

ただ、内野手が有事の際に備え、捕手の練習をすることや投手が外野に入るなど普段と違うポジションをキャンプでは守ることがあり、気分転換的なものだと多くの野球ファンは思っていました。

 

しかし、オープン戦期間中も密かに投球練習を続けていたそうで、延長12回サヨナラ勝ちした4月2日のカープ戦では、ブルペンで肩を作っていている根尾選手の姿がカメラに捉えられていました。

ファンの間でも「投手・根尾」の期待は高まり、ついに5月8日、ウエスタン・リーグの阪神戦で、10-4で迎えた9回裏から森博人投手に次ぐ5番目の投手として登板を果たしたのでした。

 

そして、1軍公式戦でも「投手・根尾」が解禁されることに…。

5月21日のカープ戦で、1-10と9点リードされて迎えた8回裏に登板。

先頭打者の坂倉将吾選手にヒットを打たれたものの、球速は150キロを記録。

そして、2人目はドラ1対決となった小園海斗選手…。

 

 

小園選手をライトフライに抑えると、磯村選手、中村健人選手も抑え、見事に無失点に抑えました。

 

試合後、立浪和義監督は「ストライクを投げられるだけでもいい。またこういう展開で投げることもあるかも。根尾を生かしていかないといけない」と語っていますが、これは「投手・根尾」に合格点を与えたと考えていいのでしょうか?

敗戦処理として使えるなら投げるのは誰でもいいというメジャー流の投手起用なのか、それとも楽なところで投げさせて結果を出せば、徐々に大事な場面でも起用していくのか、「根尾を生かしていかないといけない」という言葉の本音は分かりませんが、少なくとも現段階では本格的に投手転向させるというわけではないと思われます。

それでは、根尾選手の二刀流挑戦についてファンはどう思ったのでしょうか?

 

 

スポーツ紙でも取り上げられていましたが、根尾選手の二刀流挑戦には賛否両論があり、厳しい意見では「そろそろ気づこうな」という意味(野手としては現段階では通用しないと判断された)での起用ではないかと指摘する声もあり、それを見越したうえで「打撃を磨いて外野手としてレギュラーをとって」と応援する声もありました。

 

ファンの気持ちは分かりましたが、プロ野球OBの解説者たちは根尾選手の二刀流をどう感じているのでしょうか?

野村ID野球の申し子で名捕手の古田敦也さんは…。

 

古田氏は、VTRを見ながら「もちろんね、スピードはもちろんあると思ってたんですけども、初球ですね、この球ですよ、これがいきなり150キロですからね。やっぱり凄いね。140台後半は出るかなと思ったんですけどね、150キロですからね」と言い、小園との対戦は「これもね、意識したと思いますよ。全球ストレートでいきますね。打ち返します、ただ結果は右飛でね、2人にとってもね、いい思い出になったと思いますよ」とコメント。磯村との対戦には「ストレートだけじゃないんでね。投げる球、このスライダーという球もあるんでね、いやあ高校時代投げたのちょっと思い出しますね。そして2球目の直球で打ち取ってですね。中飛ということです」と解説した。

出典 スポニチ

 

現役時代は優勝請負人と呼ばれ、名将と名高い工藤公康さんは…。

 

「2軍でも投げていたっていうのを考えれば、立浪監督はいろんな根尾君の可能性を引き出すために今回、登板させたんじゃないかなと思いますけどね」

「今、二刀流で大谷君もやっているように、日本人が二刀流というのもあってはいいのかなと思いますので、彼は打撃もいいし、150キロも投げているっていうのを考えれば、その可能性を大いに引き出すっていうのは、ありかなと思います」

出典 スポニチ

 

メジャーでも活躍した上原浩治さんは…。

 

「投手としての根尾君っていうよりも、野手の中での根尾選手ですよね。他の投手陣を休ませるためにっていうところですよ。だから点差が開いている時にしか使うことはないんじゃないかなと僕は思います」

「投手として鍛えるんであれば2年、3年必要ですよね。今すぐ投手でっていうのはちょっと厳しいと思います」

出典 スポニチ

 

ある意味、空気を読まないというか本音で話してくれる上原さんの意見がプロの目から見た“根尾投手”の現状なんでしょうね。

 

二刀流を封印というか、(先発が大量失点して序盤で降板した大差の試合など)“根尾投手”を起用する試合展開は限られていますので、中日ファンにとっては根尾投手が登板する機会がない方がいいのかもしれません。

まず、二刀流というのならば打撃面でも結果を出さないといけないのですが、今の根尾選手は打者として“1軍半”と呼ばれるような存在…。

それでは、なぜ根尾選手の打撃は通用しないのでしょうか?

 

 

 

・なぜ打てない…?

 

まず、根尾選手の過去の打撃成績を見てみましょう。

 

 

過去3年間の1軍成績





O
P
S
2019中日200000002.000.000.000
2020920000027.087.160.247
202172301160111553.178.251.482
通算:3年83321160111762.165.238.450

 

 

 

2021シーズンの188打席で53三振(三振率.282)というのは、ホームランバッターのヤクルト・村上宗隆選手(三振率.216)よりも高く、長打があまり期待できない上に三振が多いという、首脳陣からすると非常に使いづらい選手であることがデータで分かります。

ちなみに2022シーズンは、5月22日現在で38打席で6三振(三振率.158)と打席数は少ないですが改善を見せています。

ただ、これで打率が改善されたかというと、昨年とほとんど変わらない.188であり、出塁率に改善は見られますが、(将来的にクリーンアップを任せたい)首脳陣が根尾選手に求めるのはそこではない気がします。

 

※ちなみに四球を多く選ぶことはチャンスメイクや打率を残すためには非常に大事なことで、根尾選手を1番で起用していくなら出塁率にこだわることは悪いことではありません。

開幕前に書かれた記事では、根尾選手の成長を止めている理由が指摘されていました。

 

「今キャンプでは、立浪和義監督のもと、中村紀洋、森野将彦両打撃コーチが付きっ切りの指導をしていましたが、なかなか結果が出ません。その最大の要因は、じつは彼の“頭脳”だと言われています。

彼は自分の打撃理論をしっかり持っていて、例えば両コーチの教えることが持論と違うと感じると、聞き流してしまう。頭の良さが成長を止めてしまっているとさえ言われています。その考えを捨てない限り、飛躍はないでしょう」(同前)

スポーツ紙デスクも“自己流の理論”が足枷になっていると指摘する。

「根尾は昨シーズンを通して活躍できなかった理由に、自らの体力不足を挙げていました。でも、中日のあるOBは『そうではなく、自分は正しいと思っている打撃の始動がじつは間違っているから』と指摘していました。認識を改めないと、レギュラー獲得は難しいでしょう」

出典 flash

 

ただ、同じ中日の高橋周平選手は、若い頃にOBやコーチの意見を聞き過ぎることで迷いを生じ、伸び悩んでいるといわれました。

 

結果を出せば何もいわれないのがプロですし、自分に合った練習方法や調整方法を身に着けるのが一番なのかもしれません。

それでは、根尾選手はどこを直せば打撃力がアップするのでしょうか?

これについては、中日ドラゴンズOBの井端弘和さんがYouTubeで力説されていますのでご覧ください。

 

 

・・・打席で息を止めるところが違う。インパクトの瞬間に息を止めなければ体が動かなくなって始動が遅れると指摘されていました。

確かに野球に限らず、格闘技などでもいわれるように呼吸法は大事なんでしょうね。

いっそ王貞治さんのように日本刀でインパクトの瞬間の感覚を掴む練習をしてみるのも面白いかもしれませんね。

井端さんのアドバイスを信じるか信じないかは根尾選手次第です!

 

 

 

・戦力外の可能性…?

 

二刀流挑戦を始めたばかりで、なぜ戦力外の話題をするのかというと、「根尾昂」と検索すると、検索予測の1番上に「戦力外」と出てくるんです。

個人的には、まだ高卒4年目(学年でいうなら大学4年で今年のドラフトで多くの同級生がプロ入りする年齢)で、しかもドラフト1位ということ、さらにいうのなら名門校である大阪桐蔭との関係を考慮して、まず当分は戦力外の心配はないと考えます。

 

万が一、怪我で野球を断念したとしても、この若さと根尾選手の優秀さならば、進学や就職先に困ることはないのではないでしょうか?

大阪桐蔭高校といえば進学校としても有名で、野球部員は通常、体育・芸術コースに所属するところ、野球部員ではただ1人成績が最上位のクラスに属するなど、文武両道ぶりが話題になりました。

 

投・打・走・守をハイレベルにこなす“多刀流”は、岐阜県高山市出身。父・浩さんと母・実喜子さんは、ともに地元で別々の診療所に勤める医師で、過疎化の進む地域で地元の医療を支えている。姉は富山大医学部看護科出身の看護師。兄は岐阜大医学部で学んでいる。「尊敬する人は両親」と話す根尾にとって、医学の道はごく身近にある。

中学3年まで成績はオール5の超優等生。慶応高に進学し、同大学の医学部に進む道を真剣に考えていたが、地元まで勧誘に訪れた大阪桐蔭の西谷浩一監督(49)が「野球で日本一の選手を目指すか、医者の道を目指すか選んでほしい」と訴え、根尾は「プロ野球選手になりたいです」と応じて、大阪桐蔭で野球に専念する道を選んだ。

出典 zakzak

 

両親は共に自治医科大学卒で、飛騨市で地域医療に携わる医師ということで、根尾選手も幼い頃には医者を志していたそうです。

 

ネット掲示板では、プロ野球選手としてダメでも医者になればいい、東大にいけばいいという意見もありましたが、根尾選手はそんな生ぬるい考えでプロ入りを決意したわけではありませんし、チームに貢献できるなら二刀流、(投手、内野手、外野手の)三刀流にも挑戦するのがプロだと思いますし、きっと根尾選手もそう考えていると思います。

丸佳浩選手や鈴木尚典コーチのように自分に合う指導方法や指導者に巡り合った際に打撃開眼する選手も少なくありませんし、井端さんが推奨する呼吸法で根尾選手がブレイクする可能性もあるかもしれません。

二刀流の話題性で騒ぎ立てるだけではなく、根尾選手の成長をあたたかく見守ることが今は大事なのかもしれませんね。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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