福岡ソフトバンクホークス所属の“ギータ”こと柳田悠岐選手。
日本球界を代表するスラッガーとして、長く活躍されている柳田悠岐選手ですが、年俸は一体いくらなのでしょうか?
今回は、柳田悠岐選手の年俸や成績について、さらに奥さんやお子さんのことについても調べてみました!
※2023年4月に新たな情報を加え、再投稿しています。
・プロフィール
名前 柳田 悠岐 (やなぎた ゆうき)
生年月日 1988年10月9日
出身地 広島県広島市安佐南区
身長/体重 188cm/87kg
血液型 AB型
投打 右投左打
ポジション 外野手
所属 広島県立広島商業高等学校-広島経済大学-福岡ソフトバンクホークス
・現在までの成績は…?
・2021年の打撃成績141試合 打率.300 28本塁打 80打点 6盗塁 OPS.929
4年連続日本一から一転、まさかのBクラスに沈んだソフトバンクでしたが、柳田選手個人は2014年以来の140試合超となる141試合に出場し、打率3割、28本塁打、80打点を記録。
いずれもチームトップ(2年連続となるチーム三冠王)の成績を残しましたし、東京オリンピックにも侍ジャパンの一員として出場し、全試合に出場するなど金メダル獲得に貢献していますので、柳田選手個人としては良いシーズンになったのではないでしょうか?
柳田選手は打撃部門の個人タイトルは逃したものの、ベストナインとゴールデングラブ賞を受賞しています。
ちょっとおもしろいのが、チームメイトの栗原陵矢選手が
と、柳田選手が外野手部門でパ・リーグ最多失策ながらゴールデングラブを受賞したことツッコんでいたこと。
ゴールデングラブ賞は記者投票で決まるのですが、記者の持つ選手のイメージによるところが大きく、守備全般での貢献を示す「UZR(Ultimate Zone Rating)」でいうと、広島カープの菊池涼介選手は指標では二塁手部門の3番手(0.2)で、1位は巨人の吉川尚輝選手(9.2)でした。
現状は、いいプレーをするイメージやインパクトのあるプレーをする選手=ゴールデングラブ賞といっても過言ではないのかもしれません。
ある選手は、本来は関係のないはずの打撃の良さもゴールデングラブ賞の受賞には必要なことだと話していましたが、そういう面があるとしたら、柳田選手には圧倒的なプラスになっていたのもしれませんね。
33歳になりましたがパワーは衰え知らず。
豪快なホームランには爽快感があり、打った瞬間にホームランと分かる当たりは(日本人野手最高年俸の記録を抜いた)松井秀喜さんを彷彿とさせます。
柳田選手の通算成績は、打率.319、1259安打、214本塁打、691打点、156盗塁、OPS.975。
2010年のドラフト2位でソフトバンク入団。
3年目の2013年に外野のレギュラーを掴み、2014年には全144試合に出場した。
走・攻・守の3拍子そろった外野手として、2015年には首位打者と打率3割、ホームラン30本、30盗塁の「トリプルスリー」を史上初めて同時に達成し、リーグのMVPにも輝きました。
2018年には2回目の首位打者を獲得。
2019年は4月7日のロッテ戦で三盗の際に左足肉離れを起こし戦線離脱。
復帰に時間を要し出場わずか38試合(打率.289、7本塁打)と不完全燃焼で終わった。
2020年は昨季の悔しさをバネに、欠場わずか1試合のみで打線をけん引。
7月28日西武戦では史上306人目となる通算1000安打を達成した。
打率.352、29本塁打、86打点の活躍で、自身初となる最多安打のタイトルを獲得し、5年ぶり2度目のMVPにも輝きました。
タイトル
- 首位打者:2回(2015年、2018年)
- 最多安打:1回(2020年)
- 最高出塁率:4回(2015年 - 2018年)
表彰
- 最優秀選手(MVP):2回(2015年、2020年)
- ベストナイン:6回(外野手部門:2014年、2015年、2017年、2018年、2020年、2021年、2022年)
- ゴールデングラブ賞:6回(外野手部門:2014年、2015年、2017年、2018年、2020年、2021年)
・年度別成績&通算成績詳細
年 度 | 試 合 | 安 打 | 本 塁 打 | 打 点 | 打 率 | O P S |
---|---|---|---|---|---|---|
2011 | 6 | 0 | 0 | 0 | .000 | .000 |
2012 | 68 | 48 | 5 | 18 | .246 | .685 |
2013 | 104 | 88 | 11 | 41 | .295 | .860 |
2014 | 144 | 166 | 15 | 70 | .317 | .865 |
2015 | 138 | 182 | 34 | 99 | .363 | 1.101 |
2016 | 120 | 131 | 18 | 73 | .306 | .969 |
2017 | 130 | 139 | 31 | 99 | .310 | 1.016 |
2018 | 130 | 167 | 36 | 102 | .352 | 1.092 |
2019 | 38 | 37 | 7 | 23 | .289 | .936 |
2020 | 119 | 146 | 29 | 86 | .342 | 1.071 |
2021 | 141 | 155 | 28 | 80 | .300 | .929 |
2022 | 117 | 120 | 24 | 79 | .275 | .829 |
通算:11年 | 1255 | 1379 | 238 | 770 | .315 | .960 |
・日本人最高年俸を更新…?
12月17日、柳田悠岐選手は契約更改に臨み、今季の6億1000万円から1000万円増の年俸6億2000万円で来季の契約にサインしました。
2002年の松井秀喜さん(当時巨人)の年俸6億1000万円を抜き、日本人野手史上最高年俸を更新。
「球界最強打者」と呼び声高い実力とチームへの貢献度を球団が最大限に評価したということでしょう。
柳田選手は、2019年オフに球団と7年契約を結んでいますが、シーズンの結果に応じた出来高分が翌年の基本年俸に上乗せされる変動制の契約になっています。
また、契約から4年が経った2023年オフに、その後の3年の契約を見直すことなっています。
メジャーのように球団、選手が契約の○○のオプションを選択しなければFAといった複雑な契約ではないと思いますので、事実上の生涯ホークス宣言という意味合いを持った大型契約なんでしょうね。
・2023年の年俸は?
2022年シーズンは、4月5日のオリックス戦で左肩を負傷し、数週間離脱。
最終的に117試合に出場。
打率.275、24本塁打、79打点の成績を残しました。
ちなみに打点、本塁打数はいずれもチームトップ。
契約交配では、現状維持の推定年俸6億2000万円、プラス出来高払いで更改しています。
・年俸推移
年度 | 年俸(推定) | 所属 |
2011 | 1200万円 | ソフトバンク |
2012 | 1200万円 | ソフトバンク |
2013 | 1800万円 | ソフトバンク |
2014 | 3200万円 | ソフトバンク |
2015 | 9000万円 | ソフトバンク |
2016 | 2億7000万円 | ソフトバンク |
2017 | 2億6000万円 | ソフトバンク |
2018 | 5億円 | ソフトバンク |
2019 | 5億7000万円 | ソフトバンク |
2020 | 5億7000万円 | ソフトバンク |
2021 | 6億1000万円 | ソフトバンク |
2022 | 6億2000万円 | ソフトバンク |
2023 | 6億2000万円 | ソフトバンク |
・・・柳田選手の年俸を調べてみて、OB含む他の日本人選手の年俸も気になりました。
これまでプロ野球で誰が一番年俸をもらっていたのでしょうか?
他のスポーツと違ってスポーツ紙などが推定年俸を公開してくれているので、すぐに判明したのですが、現在の日本人選手の最高年俸は、楽天の田中将大投手でした。
他の高年俸の選手も気になりましたのでランキングにしてみましたが、プロ野球史に残る名選手ばかりでした。
・プロ野球歴代日本人選手最高(推定)年俸ランキング ※重複選手は最高年俸のみ
9億円 | 田中将大 | 楽天 |
8億円 | 菅野智之 | 巨人 |
6億5千万円 | 佐々木主浩 | 横浜 |
6億5千万円 | 山本由伸 | オリックス |
6億2千万円 | 柳田悠岐 | ソフトバンク |
6億1千万円 | 松井秀喜 | 巨人 |
6億円 | 阿部慎之助 | 巨人 |
6億円 | 金子千尋 | オリックス |
6億円 | 黒田博樹 | 広島 |
6億円 | 千賀滉大 | ソフトバンク |
6億円 | 坂本勇人 | 巨人 |
6億円 | 村上宗隆 | ヤクルト |
5億5千万円 | 金本知憲 | 阪神 |
5億3千万円 | イチロー | オリックス |
5億円 | 中村紀洋 | 近鉄 |
5億円 | 城島健司 | ソフトバンク |
5億円 | 松中信彦 | ソフトバンク |
5億円 | ダルビッシュ有 | 日本ハム |
5億円 | 杉内俊哉 | 巨人 |
5億円 | 浅村栄斗 | 楽天 |
5億円 | 山田哲人 | ヤクルト |
・結婚相手の嫁や子供は…?
柳田選手は、トリプルスリー、MVP、日本一と最高の結果を出した2015年のオフに7月に入籍していたことと子供を授かったことを公表しました。
柳田選手の結婚相手はどんな人なんでしょうか?
会見で奥さんについて語った柳田選手でしたが、犬っぽい感じって・・・。
照れ隠しで変な例えになってしまったんでしょうが、とにかく明るくて一緒にいると元気になれる女性のようですね。
スポーツ紙の情報では、奥さんは福岡県出身の3歳年下の一般女性で詳しい情報は明らかにはなっていませんが、お名前は「ゆき」さんというそうで、福岡県宮若市にある宮田病院で看護師をしていたという情報があるようです。
二人は2013年夏に知人の紹介で出会い、第一印象から「かわいいな」と思った柳田選手が積極的にアプローチしたそうで程なく交際へ発展したそうです。
結婚と奥さんの妊娠を同時に発表したことで、いわゆる「できちゃった結婚」や「授かり婚」と噂されましたが、2015年のシーズン前にはすでにプロポーズしていたそうなので、妊娠したことで結婚を決めたのではなく、妊娠が入籍のきっかけになったというのが正しいのかもしれませんね。
柳田選手は
とも語っており、奥さんは家庭的な女性だということが伝わってきます。
2016年1月20日に第一子となる女の子が誕生し、2020年2月14日には、第二子となる男の子が誕生。
そして、今年の9月17日には、第三子となる男の子が誕生しました。
第三子誕生の際には、柳田選手は生まれたばかりの赤ちゃんを抱っこする写真と「コロナ禍の大変な中元気な子を産んでくれた妻に感謝!」というメッセージを添え自身のインスタグラムに投稿しました。
コロナ禍であっても、柳田選手の家庭が明るく幸せなことは伝わってきましたし、この写真でファンも幸せな気持ちにさせてくれました。
柳田選手の子供たちはまだまだ小さいですし、父親がプロ野球選手ということを理解、そして応援してもらえる年齢になるまでは現役を続けてもらい、できれば40歳になってもトップレベルの打撃力を維持してもらいたいです。
将来的な話も大事ですが、まずは来シーズン、ソフトバンクの優勝・日本一奪回のために柳田選手の活躍は欠かせませんし、まずは怪我のないようにしっかりとチームを牽引してくれることを期待したいですね。
・現役引退する…?
柳田選手のことを検索すると、「引退」というワードが表示されます。
どんな名選手でも年齢を重ねることで引退を迎えることになりますが、柳田選手はまだ30代半ば。
昔なら引退を考える年齢だったかもしれませんが、現在では40代でもバリバリの現役選手はいますし、ちょっと引退を考えるにしては早いように感じます。
しかし、柳田選手は「フィニッシュです。そこまで決まっています」と2019年の更改時に話し、ソフトバンクとの7年契約が終了すると同時に引退する考えを示唆。
38歳で引退するのか、そこまでは(一流レベルで)現役を続けたいという意思なのか…。
柳田選手は、2019年に左半膜様筋腱損傷(肉離れ)で離脱し、復帰するのに予想外の時間が掛かりました。
また、昨シーズンはコンディションの維持に悩まされ、今年3月に開催されたWBCの出場を辞退。
年齢を重ねることで難しい部分が出てきているのを理解しての発言だったのかもしれません。
1年1年が勝負という気持ちでシーズンに臨まれることで、気づけば40代だった……なんてことも十分あるはずですし、柳田選手のプレーをもっと見たいですよね。
最後までお読みいただきありがとうございます。