今季、オリックス・バファローズからMLBのボストン・レッドソックスへ加入した吉田正尚選手。
メジャー初年度としては異例となる、WBCを戦う日本代表(侍ジャパン)のメンバーに選出。
WBCでは、アメリカの野球ファンへの挨拶代わりの活躍をみせてもらいところ。
今回は、吉田正尚選手のメジャー挑戦の話題やプライベートなことも調べてみました。
※2023年の新情報を加え、再投稿しています。
・プロフィール
名前 吉田 正尚 (よしだ まさたか)
生年月日 1993年7月15日
出身地 福井県福井市
身長/体重 173cm/85kg
血液型 B型
投打 右投げ左打ち
ポジション 外野手
所属 敦賀気比高校-青山学院大学-オリックス・バファローズ
小学校から野球を始め、野球の名門・敦賀気比高校への進学。
敦賀気比高校では1年春から右翼手のレギュラーを獲得し、夏の甲子園に出場した。
秋の北信越大会で準優勝し、2年の選抜大会にも出場したが、2回戦で敗れて以降は甲子園出場は叶わなかった。
高校通算52本塁打を記録。
青山学院大学に進学し、1年春から指名打者でレギュラーを獲得。
リーグ6位の14安打を放ち、ベストナインを獲得。
2年時に日米大学野球、3年時にハーレムベースボールウィークの日本代表、4年時にユニバーシアード大会に出場。
ユニバーシアード大会では4番として優勝に貢献した。
東部リーグ通算97試合の出場で、打率.305、17本塁打、63打点。
2015年のドラフトでオリックス・バファローズから1位指名される。
契約金1億円、年俸1500万円(金額は推定)。
背番号は34。
入団1年目の2016年は打率2割9分、本塁打10本だったが、2年目以降は常に打率3割以上をマーク。
2020年(3割5分)と2021年(3割3分9厘)は連続して首位打者に輝いた。
今季は打率3割3分5厘、本塁打21本、打点88。
通算7年で打率3割2分7厘、本塁打133本の成績を残した。
・現在の年俸は…?
・現在の年俸 年俸4億円プラス出来高
2021年12月22日、吉田正尚選手は球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億2000万円増の年俸4億円プラス出来高で契約を更改しました(金額は推定)。
この年、シーズン終盤に右手首の骨折で離脱したものの110試合に出場し、打率.339、21本塁打72打点をマークし2年連続首位打者のタイトルを獲得し、初めて最高出塁率のタイトルを獲得。
オリックス25年ぶりのリーグ優勝に貢献しました。
また、東京オリンピックでも3番打者として打率.350の成績を残し、金メダル獲得に貢献。
今季も打率335、本塁打21本、打点88を記録し、チームはパ・リーグ連覇、日本一に輝くなど、今年の契約更改では更に数億円アップが確実だと思われますが…。
今オフのメジャー挑戦を表明しており、獲得球団や契約次第ではありますが、年俸が10億円以上に跳ね上がる可能性もあるようです。
・年俸推移
年度 | 年俸 | 球団 |
2022 | 4億円 | オリックス・バファローズ |
2021 | 2億8000円 | オリックス・バファローズ |
2020 | 2億円 | オリックス・バファローズ |
2019 | 8500万円 | オリックス・バファローズ |
2018 | 3100万円 | オリックス・バファローズ |
2017 | 2100万円 | オリックス・バファローズ |
2016 | 1500万円 | オリックス・バファローズ |
・通算成績
年 度 | 球 団 | 試 合 | 安 打 | 本 塁 打 | 打 点 | 打 率 | 出 塁 率 | 長 打 率 | O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | オリックス | 63 | 67 | 10 | 34 | .290 | .360 | .494 | .854 |
2017 | 64 | 71 | 12 | 38 | .311 | .410 | .518 | .928 | |
2018 | 143 | 165 | 26 | 86 | .321 | .403 | .553 | .956 | |
2019 | 143 | 168 | 29 | 85 | .322 | .413 | .543 | .956 | |
2020 | 120 | 143 | 14 | 64 | .350 | .453 | .512 | .966 | |
2021 | 110 | 132 | 21 | 72 | .339 | .429 | .563 | .992 | |
2022 | 119 | 138 | 21 | 88 | .335 | .447 | .561 | 1.008 | |
通算:7年 | 762 | 884 | 133 | 467 | .327 | .421 | .539 | .960 |
・メジャーに移籍か…?
年俸の項目でも触れましたが、吉田正尚選手は今オフにポスティングシステムを利用し、メジャーリーグ(MLB)へ移籍する希望を表明しています。
現在のところ、オリックスが公式にメジャー挑戦を認めたという報道はありませんが、西武ライオンズからFAの森友哉捕手と4年契約で総額20億円ともいわれる大型契約を結び、さらに日本ハム・ファイターズの近藤健介外野手にも6年総額30億円超を提示。
このことから、オリックスは着々と吉田正尚選手の抜けた穴を埋める補強を行っていると判断していいかと。
※11月17日にオリックスがポスティングシステムによるメジャーリーグ挑戦を容認し、近日中に発表があると報道がありました。
ただ、選手がメジャー挑戦を希望したとしても獲得する球団がなければ、元の球団で気まずい思いをしてしまうことになりますが、吉田正尚選手はメジャーで通用すると思われているのでしょうか?
両者ともコンタクト能力に長け、三振の少ない選手である。吉田正も故障さえなければ、盗塁を除き青木に近い成績が残せるのではないか。ただ10年前と比べ、投手のレベルはかなり高くなっている。守備では、青木は中堅も守れる脚力があったが、吉田正は限定的に左翼が最適なポジションである
日本人初のメジャー球団スカウトとして活躍した大慈彌功さんによると、青木宣親選手と同様の成績を残す可能性があるとのこと。
しかし、現在のメジャーは「投高打低」といわれており、その要因は飛ばないボールだけでなく、投手の大幅なレベルアップによるもの。
吉田正尚選手が国際大会である東京オリンピックで打率.350の成績を残したといっても、メジャーの一流投手を相手にしたわけではありませんし、日本と同じくらい打てるかどうか…。
今季、広島東洋カープからポスティングでシカゴ・カブスに移籍した鈴木誠也選手は、怪我での離脱や愛理夫人の出産のためにチームを離れたこともあって、111試合に出場し、 打率.262、14本塁打、46打点、OPS.770 (出塁率と長打率を足し合わせた値)。
メジャーのレベルや環境に慣れることで精いっぱいだったようで、NPB時代よりもかなり見劣りする成績に。
吉田正尚選手の場合も、どれだけ早くメジャーに順応するかがカギなのかもしれません。
それでは、吉田正尚選手の獲得に興味を示しているジャー球団はあるのでしょうか?
代理人を務めるスコット・ボラスさんは
と話しており、実際に吉田正尚選手に熱視線を送る球団は複数あるようです。
・ニューヨーク・メッツ
米メディア『メッツ・マーライズド・オンライン』の報道によると、メッツは福岡ソフトバンクホークスの千賀滉大投手とオリックス・バファローズに所属する吉田正尚選手の2人を同時に獲得する動きを見せているんだとか。
・ニューヨーク・ヤンキース
11月17日、FA選手と今季の所属球団が規定額で1年契約を結べる「クオリファイング・オファー(QO)」の回答期限を迎え、ヤンキースのアーロン・ジャッジ選手も今季の所属球団を含めた全球団との交渉が可能に。
アメリカン・リーグ記録となる62ホーマーを放ったジャッジ選手の流出となれば、吉田正尚選手に飛びつく可能性が報じられています。
・シアトル・マリナーズ
メジャー通算112本塁打、21年に39本塁打、100打点をマークした右翼のハニガー選手がFAになり、昨オフにトレードで獲得した左翼ウィンカー選手が不振とけがで打率・219と低迷したため、両翼は補強ポイントの1つとされています。
任天堂との関わりから日本人選手を多く獲得してきた球団ですし、イチローさんが所属していたオリックスの選手となれば、(話題作りの為にも?)是が非でも獲得したいところでしょうか。
他にもボストン・レッドソックスが吉田正尚選手獲得に興味を示しているという話も。
いずれもメジャー屈指のお金持ち球団ですし、契約面でも期待できそうですが…。
ちなみに鈴木誠也選手はカブスと5年契約で総額8500万ドル(約118億6000万円)という高い評価でしたが、吉田正尚選手も3年5000万ドル(約70億円)になるとの予想もあり、こちらも非常に高く評価されています。
果たして、吉田正尚選手はどの球団に入団するのか?
今からドキドキが止まりませんね。
・レッドソックスに加入♪
※新情報です
2022年12月16日、吉田正尚選手はボストン・レッドソックスと5年総額9000万ドル(約122億円 ※契約発表時のレートでは約123億円でした)で契約を結んだと発表されました。
ちなみにオリックスには譲渡金として1537万5000ドル(約21億5200万円)が支払われています。
吉田正尚選手はメジャー1年目とあり、WBC出場は回避すると思われていましたが…。
吉田正尚選手にはメジャーでプレーすることと同時に“世界一の瞬間を味わうこと”が夢だったんだとか。
吉田正尚選手はレッドソックスにも入団前からWBC出場の希望を伝え、承諾を得ていたそうです。
栗山監督も当初はメジャーに慣れることを優先してほしいと、吉田正尚選手を選出する考えはなかったそうです。
しかし、吉田正尚選手は日本代表入りを栗山監督に強く直訴。
その気持ちに動かされた栗山監督は吉田正尚選手を選出。
そして、レッドソックスのキャンプ地であるフロリダでの調整を終え、3月6日にチームに合流。
侍ジャパン最後のピースがこれで埋まり、吉田正尚選手の夢の1つである“世界一”を獲りに行く準備は整いました。
我々野球ファンは、侍ジャパンの熱い戦い、そして吉田正尚選手の活躍をしっかりと目に焼き付けたいですね。
・結婚相手の嫁や子供は…?
メジャー移籍となれば、野球以外のところでも環境が大きく変わることになりますが、吉田正尚選手のご家族もドキドキなのではないでしょうか?
吉田正尚選手は、2017年10月22日にモデル、リポーターとして活躍し現在は実業家の「ゆり香」さんと結婚。
ゆり香さんは1992年6月24日生まれで現在30歳。
吉田正尚選手よりも1歳上の年上女房。
大学卒業と同時に管理栄養士の国家試験にも合格。
管理栄養士としてキャリアをリスタートしつつ、スポーツクラブなどで取り扱われる運動記録システムのIOT研究開発に携わりフィットネスモデルも兼任しています。
他にも、スポーツアロマトレーナーを取得しスポーツと栄養学のスペシャリストとしても活動。
吉田正尚選手が大学2年生の時に飲み会でゆり香さんと知り合い、1年半後に再会した時に意識するようになったとか。
吉田正尚選手は一目惚れではなく二目惚れだったと後に明かしていますが、すぐには交際には発展せず。
その後、友達として何度か遊んだそうですが奥手だった吉田正尚選手は告白できずにいたそうです。
2人が恋人関係になったは、2015年のドラフト会議の日。
吉田正尚選手は百合の花束とメッセージカードを持って彼女の自宅に行ったものの、まだ告白を躊躇っていたそう。
それを見かねたゆり香さんが気持ちを確認したことでやっと交際がスタートしたそうです。
プロ入り後はしばらく東京と大阪の遠距離恋愛が続きましたが、ゆり香さんの誕生日である2017年6月24日に「これからも支えてください」とプロポーズ。
ゆり香さんは結婚後、吉田正尚選手の体質に合わせたメニューを考え、3週間で体脂肪率を5%減、筋肉量を3㎏増することに成功したといいます。
まさに内助の功で吉田正尚選手を支え続けているようです。
2人の間にお子さんはいるのでしょうか?
ゆり香さんのインスタグラムには「年子ママ」とあります。
2020年7月7日、
と球団公式インスタグラムにてコメント。
そして、翌2021年12月12日に第二子となる次女が誕生したことを発表しています。
小さなお子さんを抱え、異国の地で新たな挑戦を始める吉田正尚選手をサポートすることは大変なことだと思われますし、ゆり香さんのことも応援していきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。