J1通算443試合、J2通算120試合の出場を誇る今野泰幸選手。
39歳というベテランながら守備的なポジションでのユーティリティ性や高い能力はいまだに健在。
そんな今野選手は、今年1月25日に『キャプテン翼』の原作者・高橋陽一先生が代表を務める「南葛SC」(関東サッカーリーグ1部)への加入を報告しました。
今から今野選手の活躍が楽しみですね!
・・・ということで今回は、今野泰幸選手について調べてみました。
・プロフィール
引用元 https://instagrammernews.com/
名前 今野 泰幸 (こんの やすゆき)
生年月日 1983年1月25日
現年齢 39歳
出身地 宮城県仙台市
身長/体重 178cm/ 73kg
血液型 A型
利き足 右足
ポジション MF DF
所属 南葛SC
東北高から2001年に札幌入り。
FC東京を経て、2012年にガンバ大阪へ完全移籍し、2014年には国内3冠獲得に貢献した。
2019年7月にジュビロ磐田へ完全移籍。
2018年頃から怪我に苦しんだが、昨季はJ2で23試合に出場(先発10試合)。
J1通算443試合46得点、J2通算120試合7得点。
2004年に行われたアテネオリンピックに出場。
翌年に日本代表に初招集された。
日本代表として国際Aマッチ通算93試合4得点。
W杯に2大会連続で出場し、2010年南アフリカ大会ではベスト16入りに貢献した。
・現在までの年俸推移は…?
今野泰幸選手の今季の年俸は明らかになっていません。
J1以下のリーグに所属している選手の年俸はスポーツ紙が報じませんので、J2のジュビロ磐田に所属していた昨季までの年俸も推定になります。
ジュビロ磐田での年俸は2000万円だといわれており、カテゴリーがさらに下がる南葛SCでは2000万円以上の年俸は難しいでしょうし、同額程度の年俸ではないでしょうか。
ちなみに今野選手の現在の市場価値は5万ユーロ(約644万円)となっており、最高額はFC東京時代の170万ユーロ(約2億1900万円)でした。
年俸推移
2001 | 350万円 | コンサドーレ札幌 |
2002 | 700万円 | コンサドーレ札幌 |
2003 | 1000万円 | コンサドーレ札幌 |
2004 | 1500万円 | FC東京 |
2005 | 2000万円 | FC東京 |
2006 | 2800万円 | FC東京 |
2007 | 3300万円 | FC東京 |
2008 | 7000万円 | FC東京 |
2009 | 7500万円 | FC東京 |
2010 | 7500万円 | FC東京 |
2011 | 8000万円 | FC東京 |
2012 | 1億円 | ガンバ大阪 |
2013 | 1億円 | ガンバ大阪 |
2014 | 1億1000万円 | ガンバ大阪 |
2015 | 1億2000万円 | ガンバ大阪 |
2016 | 1億円 | ガンバ大阪 |
2017 | 1億円 | ガンバ大阪 |
2018 | 1億500万円 | ガンバ大阪 |
2019 | 1億500万円 | ガンバ大阪 ジュビロ磐田 |
2020 | 2000万円 | ジュビロ磐田 |
2021 | 2000万円 | ジュビロ磐田 |
2022 | 2000万円 | 南葛SC |
・南葛SCに移籍…?
2021年12月23日、ジュビロ磐田は今野選手との契約満了を発表。
昨シーズンはJ2で23試合に出場(先発10試合)。
シーズン序盤はフル出場を続けていましたが、5月以降はスーパーサブとして起用され、ジュビロ磐田のJ2優勝に貢献しました。
ジュビロ磐田はJ1に戦いの場を移すため、怪我のリスクが高い今野選手の起用は難しいと判断したのか契約更新はならず。
その後、今野選手は現役続行の意思を示していましたが、今年39歳となる今野選手の移籍先探しは(希望はJ2のクラブ?のため)難航したようで、1月20日には「2022シーズンの開幕に向けて始動するクラブも多い中、まだ所属先の決まっていない選手」の1人として記事に取り上げられていました。
引用元 https://instagrammernews.com/
このまま未所属のまま開幕を迎えてしまうのかとサッカーファンからは心配されましたが、奇しくも今野選手の誕生日である1月25日に新たなクラブと契約したことが報じられました。
今野選手が契約したクラブとは、三浦知良選手にオファーしたことで話題になった『南葛SC』でした。
今野は南葛SCを通じ「子どもの頃から大好きだった『キャプテン翼』のチームでプレーできるなんて夢のようです。子供から大人まで、幅広い世代の人が大好きな『キャプテン翼』のチームを、より多くの人に応援してもらえるように、勝利に貢献していきたいと思います」などのコメントを発表した。
出典 デイリースポーツ
『キャプテン翼』の原作者・高橋陽一先生が代表を務める南葛SCは、同作の主役や主要人物の大空翼、岬太郎、若林源三らが小学校時代に所属していた選抜チームがチーム名の由来となっており、キャプテン翼を読んで育ったサッカー選手なら憧れのチームと言っても過言ではないかもしれません。
ちなみにキャプテン翼は現在、「キャプテン翼 ライジングサン」として続編が描かれており、新たなファンを獲得しています。
南葛SCは、稲本潤一選手や関口訓充選手といった、日本代表経験者が続々と加入。
下平匠選手、安田晃大選手、河野広貴選手、石井謙伍選手といった有名選手も所属していることからサッカーファンから、レアル・マドリードの愛称になぞらえた「関東リーグの銀河系軍団」と呼ばれるほど、スター選手が揃っています。
南葛SCはレアル・マドリードのように大金を投じてスター選手を獲得しているのでしょうか?
「いったいどれだけの資金を投じているんだ、と思われるかもしれませんが、じつは報酬ベースはほとんど変えていないんです。もちろん代表歴や知名度、これまでの年棒などを考慮している部分はありますが、極端に額を上げているわけではありません。むしろ、選手の方から南葛SCに興味を抱いてくれるケースの方が多い。今名前が挙がった選手に限らず、アプローチした選手への交渉が成功する確率が、これまでより上がっている感覚は確実にあります」
出典 サッカーダイジェストWeb
オファーをしていた三浦知良選手(鈴鹿ポイントゲッターズにレンタル移籍)の昨シーズンの年俸は3500万円とJ2レベルでも高額と言える年俸でした。
三浦選手の場合はスポンサーがつきやすいなど年俸以上の恩恵があることから昨シーズンと同等の金額でオファーした可能性はありますが、ほとんどの選手は『キャプテン翼』のネームバリューからクラブに興味を抱いてくれるそうです。
南葛SCが掲げる今シーズンの目標はJFL昇格。
きっと今野選手を筆頭としたスター選手たちが目標達成に尽力してくれることでしょう。
・現役引退はいつ…?
今野選手の新たな挑戦の際に水を差すようで申し訳ないのですが、やはり39歳という年齢から現役引退について今野選手がどのように考えているか気になります。
かつての日本代表選手や同じチームで戦った選手がピッチを去り、今野選手も自身の引退について考えることがあったそうです。
10代の頃からともに戦い、しのぎを削ってきた面々が次々とユニフォームを脱ぐ決断をしたことを、今野は「寂しいですね」と偽らざる本音を口にした。しかし、自身は「僕はサッカーしかないので。引退したら本当に路頭に迷っちゃうので。たぶん炎とかも消えちゃって、すぐボケちゃったりすると思うし、体が動く限りは諦めずに最後まで戦いたい」と現役続行への強い意志を表明。39歳になる2022年に完全復活を果たすべく、再スタートを切るつもりだ。
出典 サッカーキング
同世代の選手が引退を決意する中、今野選手は自分にはサッカーしかないと改めて気づいたそうで、体が動く限りが現役を続ける覚悟なんだそうです。
今野選手は2018年以降、怪我に見舞われることが増え、2019年には腰椎椎間板ヘルニア、嚢腫と診断され手術を行い、2020年には右膝内側側副靭帯損傷のため手術を受けました。
その際、引退も覚悟していたそうで、様々な選手に相談したところ米倉恒貴選手らに引退を引き止められたことで現役続行を決意したといいます。
一度は諦めようとした経験があったことから、現在はやれるところまでやってみようという考え方に変わったのでしょう。
2022シーズン、今野選手はどんな活躍をしてくれるでしょうか?
キャプテン翼のように必殺シュートを編み出す・・・なんてことがあるといいなあ(笑)。
冗談はさておき、怪我にはくれぐれも気を付けてフル出場を重ねていってもらいたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。