北京オリンピックのカーリング女子で、前回大会の銅メダルを上回り、史上初の銀メダルを獲得した「ロコ・ソラーレ」のスキップ・藤澤五月さん。
藤澤五月さんといえば、平昌オリンピックでその美貌に注目が集まり、某ネット掲示板ではこれまでになかった(藤澤さんの出場する)カーリングの大会を実況するという文化も生まれました。
多くの人は藤澤さんの氷上の姿しか知らないと思うですが、普段はどのようなお仕事をされているのでしょうか?
年収がいくらあるのかも気になりますね…。
・・・ということで今回は、藤澤五月さんについて気になることを調べてみました!
・プロフィール
名前 藤澤 五月 (ふじさわ さつき)
生年月日 1991年5月24日
出身地 北海道北見市
身長/体重 156cm/58kg
血液型 A型
ポジション スキップ
所属 ロコ・ソラーレ
三人兄妹の末っ子として生まれ、生後間もなく北見市へと引っ越した。
元カーリング選手の影響で5歳でカーリングを始める。
地元・北見のチーム「ステイゴールドII」でプレーし、日本ジュニアカーリング選手権優勝、パシフィックジュニアカーリング選手権優勝を果たし、世界ジュニアカーリング選手権に出場した。高校卒業後、監督に誘われ長野県にある中部電力に入社。
「天才スキップ」と名を馳せ、2011年から日本選手権大会を4連覇、2011年のパシフィック選手権に日本代表として出場。
2015年3月末、中部電力を退社。
同年5月に「ロコ・ソラーレ」に加入。
2016年、日本選手権大会で優勝、世界女子選手権大会では銀メダルを獲得。
2017年9月の平昌オリンピック日本代表決定戦で中部電力を3勝1敗で下し、平昌オリンピック日本代表となった。
平昌オリンピックでは、3位決定戦でイギリスを下し、オリンピックで日本のカーリング史上初のメダルとなる銅メダルを獲得。
2022年2月に開催された北京オリンピックでは、日本代表として初の決勝進出を果たし、前回大会を上回る銀メダル獲得という快挙を達成した。
「ロコ・ソラーレ」のチーム名の由来は「ローカル」と、「常呂っ子」から「ロコ」+イタリア語で太陽を意味する「ソラーレ」から。
・普段の仕事は何してる…?
北京オリンピックでは、決勝に進出するもイギリスに惜しくも敗れたものの前回大会を上回る銀メダルを獲得したカーリング女子日本代表「ロコ・ソラーレ」に所属している藤澤五月さん。
藤澤さんがカーリング選手ということは誰もが知るところですが、実はカーリングが職業やお仕事というわけではないそうなんです。
藤澤選手の所属する「ロコ・ソラーレ」は、2018年8月に本橋麻里さんを代表理事として設立された一般社団法人(チームの創設は2010年)であり、プロ野球選手やJリーガーのように所属チームから給与が支払われているわけではありません。
スポーツをすること自体を職業として収入を得ているのがプロスポーツ選手という定義から、カーリングはアマチュア競技であり、カーリングだけで生活することは難しいようです。
それでは普段は何の仕事をしているのでしょうか?
調べてみると藤澤さんは、北海道北見市にある「株式会社コンサルトジャパン」に勤務されているようです。
藤澤五月選手の職場「コンサルトジャパン」が北海道・北見市にあることから昨日の午前11時ごろに藤澤選手から電話が入っていて、近藤征伸常務は電話で本当に感動したなどと話していた。藤澤選手だが現在やや声がかすれているのだが近藤常務は以前も選手権でメダルを取ったときの次の日もやはりかすれていたことなども明かしていた。これはカーリングでは大声で指示を出す影響があるとみられるという。
出典 kakaku.com
コンサルトジャパンの主な事業内容としては、「損害保険代理店業・生命保険の募集に関する業務・証券仲介業・オートリース事業・相続対策事業」があります。
保険代理店というと、藤澤さんは保険のセールスレディをされているのでしょうか?
藤澤さんは、2015年からコンサルトジャパンに勤務しており、仕事内容はセールスレディなど外勤ではなく事務職員として働いているようです。
普段は午前9時からデータ入力や管理などの仕事をしていて、午後からカーリングの練習をするという生活を送っています。
コンサルトジャパンは札幌や旭川にもオフィスを構えており北海道経済活性化の目的としてスポーツチームなどの様々な支援活動を積極的に行われているそうで、会社全体で藤澤さんをサポートしていて平昌オリンピック後には身体のことを考え、メダル休暇もあったんだとか。
銀メダルを獲得した今回は1月くらい休暇をあげてほしいですね。
引用元 https://twitter.com/
同僚によると、藤澤さんが「おはよう」と挨拶するだけで職場が明るくなるそうで、藤澤さんは職場のムードメーカーとして周囲から慕われているそうです。
藤澤さんに挨拶されたら1日中幸せな気持ちで過ごせそうですし、同じ職場で働きたいと思う人も多いのではないでしょうか?
藤澤さんが普段どんなお仕事をしているのかは分かりましたが、収入面はどうなっているのでしょうか?
・現在の年収は…?
藤澤五月さんの年収はいくらなんでしょうか?
海外遠征費用や大会のエントリー代など、チームの年間活動資金が3000万とも言われるカーリングですが、1人当たり30万円以上の賞金、謝金、出演料等の収入に関しては申告制ということになっており、協会の承認を得なければいけないそうです。
藤澤さんが所属するロコ・ソラーレは世界ランク上位(2020–21シーズンは4位)であるため、賞金が出る国際大会への出場もあることから多少の賞金収入はあるようです。
ただし、コロナ禍で開催が中止された大会もありますので賞金はほぼないと考えていいかもしれません。
また、藤澤さんは人気が高く、オリンピックの活躍も相まってメディア出演のオファーが殺到することは間違いなく、これからテレビ出演などで数百万円の収入があるのではないでしょうか?
ただ、メディア出演はこれからなので、現在の年収のほとんどは勤務先のコンサルトジャパンからの給与ということになります。
求人サイトによると、コンサルトジャパンの初任給は24万2000円とありました。
藤澤さんは入社7年目になりますし初任給以上はもらっていると考えられます。
大手の損保会社の事務系会社員の年収は300〜400万円とあり、藤澤さんも大体400万円ほどの年収があるのではないでしょうか?
オリンピックなど注目が集まる大会に出場すれば所属先の企業もニュースなどで取り上げられることから、もしかすると特別ボーナス的な収入もあるかもしれませんね。
ボーナスといえば、オリンピックの報奨金はいくらくらいもらえるのでしょうか?
日本オリンピック委員会は、北京五輪でメダルを獲得した選手に報奨金として「金」は500万円、「銀」は200万円、「銅」は100万円を贈るとしています。
複数人で参加する種目は1人ずつに規定額を贈ることになっており、複数種目でメダルを手にした選手にもそれぞれに対して報奨金が贈られるということです。
出典 日テレNEWS
北京オリンピックのメダリストにはメダルごとに(チームのメンバー1人ずつ)報奨金が贈られることから、銀メダルを獲得した藤澤さんには200万円が贈られます。
報奨金は協会や所属先からも贈られることもあるのですが、平昌オリンピックでロコ・ソラーレのメンバーに日本カーリング協会から報奨金が贈られたという話は聞きません。
調べてみると、日本カーリング協会は報奨金を定めていないそうなんです。
日本カーリング協会の年間予算は2億円前後と他競技と比べ少なく、ない袖は振れないといったところなんでしょう。
女子代表のスポンサーを務める全農がチームに米100俵、乳製品1年分を贈呈する予定とのことですが、これだけ話題になっているのですから、どこかの企業がスポンサーになり、ロコ・ソラーレのメンバーに報奨金を贈ってあげてほしいですね。
・熱愛彼氏や結婚の噂は…?
藤澤五月さんに熱愛彼氏はいるのでしょうか?
2018年の平昌オリンピック閉幕後に空港で藤澤さんと男性がハグする場面がカメラに捉えられました。
恋人では?と藤澤さんのファンをざわつかせましたが、実はこの男性は韓国のスタッフだったようで恋人関係ではなく、ただの挨拶でした。
引用元 https://twitter.com/
2018年3月に『報道ステーション』でテレビ出演した際、「私生活ももっと充実させられるよう頑張りますので、もし良い方いればご支援よろしくお願いします!」と語っていたように2018年頃には彼氏がいなかったことが分かります。
それ以降も藤澤さんに彼氏がいるという情報はありませんでしたが…。
平昌オリンピックではハーフタイム中に果物や北海道の菓子を食べる「もぐもぐタイム」が話題になり流行語にもなりましたが、北京オリンピックでは藤澤さんの手の甲に書かれたメッセージが注目を集めました。
藤澤さんはショットを放つ右手の甲に「試合中に落ち込んだ時に見る」という自身へ向けた言葉を書くそうです。
藤澤さんが手の甲にメッセージを書くようになったのは、藤澤さんと混合ダブルスのペアを組んでいる山口剛史さんの影響だったといいます。
山口剛史さんはカーリング男子日本代表でSC軽井沢クラブに所属しており、平昌オリンピック直後の2018年3月に行われたミックスダブルス日本選手権からペアを組んでおり、非常に仲が良いことで有名です。
右手の甲にメッセージを書くことを真似していることで恋人関係では?と疑う人もいたようですが、藤澤さんは山口さんのことを「なんとなく兄妹のような感じ」と話すように山口さんには恋愛感情はないようです。
そもそも山口さんは既婚者であり、ピラティスの指導者である妻の七重さんと二人三脚でトレーニングするほど夫婦の絆は固く、今後も藤澤さんと恋愛関係になることはないのではないでしょうか?
それでは、藤澤さんに結婚願望はあるのでしょうか?
2021年1月のSportivaのインタビューにて結婚願望の有無について語っています。
「年上の先輩方に『結婚はいいよ~。家族の存在は大きいよ~』といったアドバイスをいただくのはありがたいのですが、今のところ願望はそこまで強く持ってないんですよ。今はカーリングが優先順位の一番上にありますね。私はきっと、ひとつのことしか集中してできないタイプだと思うんです。恋愛するとなると、どちらかが中途半端になりそうで……。
引用 WebSportiva
藤澤さんは結婚願望はあるそうですが強くはないようです。
藤澤さんは自身のことを「ひとつのことしか集中してできないタイプ」と話しており、カーリングを続ける限りはカーリングに集中したいと考えているようです。
スポーツライターの竹田聡一郎さんは藤澤さんのことを「趣味はカーリング。特技もカーリング。休日もカーリング。ストーンが恋人という正にカーリングオタク」と評価しているそうです。
この言葉の通り、今の藤澤さんにはカーリングが全てなんでしょうね。
北京オリンピックの決勝後、藤澤さんは「こんなに悔しい表彰式ってあるんだなって初めて感じた。でも、五輪で金メダルを取ることが笑い話ではないし、夢でもない。日本のカーリング界にとって大きな一日だった」と語ったように悔しさを隠せない様子でした。
帰国後には前向きな考えになったようで「もし私が自分に今、声を掛けるとしたら『絶対いつかまたこの舞台に戻ってこい』と言うと思う」と語った藤澤さん。
恋愛への考え方が変わらなければ、藤澤さんの結婚はもう少し先になると思われます。
次のオリンピックではその強い意志が金メダルを手繰り寄せることになると思いますし、4年後の表彰式では真ん中に立ってもらって笑顔でインタビューに答えられるように頑張ってもらいたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。