J1「横浜F・マリノス」所属のMF・藤田譲瑠チマ選手。
今年7月、パリ五輪世代でありながら「E-1選手権」に出場する日本代表に選出され、初戦の香港戦でボランチとして先発出場しA代表デビューを飾りました。
そして、第3戦の韓国戦では相馬勇紀選手の先制点をアシストする絶妙なクロスを上げるなど、4大会ぶりとなる日本代表の優勝に貢献。
身長174cmと恵まれた体型とは言えない藤田選手ですが、各方面から高い評価を受けており、注目すべき若手選手の1人と言っていいのではないでしょうか?
・・・ということで今回は、藤田譲瑠チマ選手について気になることを調べてみました!
・プロフィール
名前 藤田 譲瑠チマ (ふじた じょえるチマ)
生年月日 2002年2月16日
現年齢 20歳
出身地 東京都町田市
身長/体重 174cm/74kg
血液型 O型
利き足 右足
ポジション MF
所属 町田大蔵FC-東京ヴェルディJrユース-東京ヴェルディユース-東京ヴェルディ-徳島ヴォルティス-横浜F・マリノス
ナイジェリア人の父と日本の母の間に生まれる。
東京ヴェルディの下部組織出身で、2020年にトップチーム昇格を果たした。
1年目からJ2で41試合に出場。
第30節のアルビレックス新潟戦でプロ入り初ゴールを決めるなど主力として活躍し、翌2021シーズンには当時J1の徳島ヴォルティスに移籍。
自身初となるJ1の舞台でも28試合に出場し存在感を発揮。
2022シーズンからはJ1の横浜F・マリノスに加入。
8月18日現在でリーグ戦19試合に出場している。
・現在の年俸は…?
藤田譲瑠チマ選手の現在の年俸は2000万円。
J2時代は年俸が公表されていないためJ2の平均年俸を記載しています。
・年俸推移
年 | 年俸 | 所属 |
2019年 | 300〜470万円 | 東京ヴェルディ |
2020年 | 300〜470万円 | 東京ヴェルディ |
2021年 | 700万円 | 徳島ヴォルティス |
2022年 | 2000万円 | 横浜F・マリノス |
藤田譲瑠チマ選手の現在の市場価値は70万ユーロ(約9600万円)。
・市場価値の推移
年 | 市場価値 | 所属 |
2021年1月 | 50万ユーロ | 徳島ヴォルティス |
2021年6月 | 50万ユーロ | 徳島ヴォルティス |
2022年1月 | 60万ユーロ | 横浜F・マリノス |
2022年6月 | 70万ユーロ | 横浜F・マリノス |
現在の年俸が気になる選手は…?
・ミスチル桜井との関係は…?
藤田譲瑠チマ選手は若干20歳ながら、MFとしての完成度が非常に高い選手といわれています。
ナイジェリア人の父親を持つハーフ選手といえば、短距離選手顔負けのスピードや爆発的な身体能力を武器にする選手をイメージしがちですが、藤田選手の場合は(守備面では)優れた予測能力と抜群の瞬発力で相手からボールを奪取する能力に秀でています。
また、無尽蔵のスタミナを活かしてピッチを縦横無尽に走り回り、チャンスとなればスプリントで一気にスピードを上げて積極的に攻撃参加できる選手で、足元の技術にも長けているため、ボールの受け手としても出し手としても機能する。
まさに攻守に貢献できるMFとして多方面から高い評価を受けています。
なんと、「Mr.Children」のボーカリスト兼ギタリストである桜井和寿さんも藤田選手に魅了されているんだとか。
噂によると、桜井さんの息子さんがヴェルディユースに所属していたことで藤田選手の存在を知り、中学1年生の頃からその才能を買っていたそうです。
今は“あの桜井さんが推す藤田譲瑠チマ”と表記されがちですが、藤田選手が海外クラブに移籍し活躍した際には“あの藤田譲瑠チマを少年時代から知る桜井さん”と立場が入れ替わってしまうこともあるかもしれませんね。
・海外移籍は秒読みか…?
現在J1首位を走る横浜F・マリノスでは19試合に出場し、7月には「E-1選手権」に臨む日本代表に選出された藤田選手。
各世代別の日本代表にも選出された逸材は、(お試しの意味合いが強いですが)A代表デビューを飾るなど、着実にステップアップを果たしています。
今年、横浜F・マリノスへ加入したことも将来の展望を考えての選択だったようです。
「自分が一番成長できる環境はどこかと考えていた時に、F・マリノスからお話をいただきました。このチームは海外のチームに近いサッカーをしているというか、縦に速いサッカーをしていたので、自分が(パリ)オリンピックに出場して、その後、海外で活躍するというキャリアを描いた時に、すごくいい環境だと思いました」
出典 sportiva
藤田選手はパリ五輪後(2年後)に海外クラブへ挑戦したいと移籍当初は考えていたようですが、今すぐにでも挑戦すべきという声もあるようです。
大住「どうして今、ヨーロッパから買いの声が入らないのかなと思うよね。ベルギーやオランダじゃなく、イタリアの1部リーグの下の方のチームとか。長友佑都がそうだったように、半年プレーしたらトップクラスのチームに行けてしまいそうなタマだと思う。あれはすごいよ」
出典 サッカー批評
あるサッカージャーナリストは、今すぐに(1部と2部を行き来するようなレベルで選手の売却にも積極的な)海外クラブに移籍した場合、早い時期にビッグクラブから声が掛かる可能性があると藤田選手を高く評価しています。
タイプ的には、チェルシー所属のフランス代表MFエンゴロ・カンテ選手や、レアル・マドリードやチェルシーで活躍したクロード・マケレレさんを彷彿とさせ、目標とすべき選手と挙げられていました。
それでは、日本のサッカーファンは藤田選手の海外移籍をどのように考えているかというと…。
- 数年前にアンダー世代のW杯を見た時、藤田はいい選手だなと印象に残ったけど、こんなに早くA代表デビューするとは思わなかった
- 将来A代表の中心選手になると思う
- ロングパスと自分からシュート狙える選手になったら日本を代表するボランチになれると思う
- 藤田ってのポップupで大久保が推してたわ
- 桜井さんが好きそうなプレースタイルだな
- すごくモダンな選手 マリノスから海外も近い
- チマ早く海外移籍しろ
- 基本がしっかりしてる良い選手だわ。日本のカンテになって欲しい
- 良かったけど、それがドイツスぺインに通用するかは別の話かな
- あの子足が遅いのだけちょっと気になるけどそれ以外はそこそこ良い感じ
- プレイ強度はシャルケ辺りで強化してもらえば良い
日本のカンテと呼ばれるようになったとしても、“日本”が取れるようになるにはかなりの努力が必要で、目標にすべきではありますが、あまり意識する必要はないかと…。
ファンの中には中田英寿さんや遠藤保仁を藤田選手に重ねる人もいるようで、どちらかというとそういった日本人選手を超えることを目標にする方が現実的なのかもしれません。
成長を続ける藤田選手が将来的にどんな選手になるのか、今から楽しみですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。