【5分で分かるサッカー選手情報】
U-24日本代表の中盤を支える田中碧選手。東京オリンピックでの活躍やその先のワールドカップでもメンバー入りが期待されています。
今季もリーグ戦で20試合(1得点)に出場し川崎フロンターレのJ1連覇に貢献すると思われていましたが、6月末にドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフに期限付き移籍することが発表されました。
今回は、田中碧選手は海外で活躍できるのか?
年俸や市場価値、さらに愛用のスパイクなどの情報をお伝えします!
・プロフィール
名前 田中 碧 (たなか あお)
生年月日 1998年9月10日
現年齢 22歳
出身地 神奈川県川崎市
身長/体重 180cm/74kg
血液型 B型
利き足 右足
ポジション MF
所属 さぎぬまSC → 川崎フロンターレU-12 → 川崎フロンターレU-15 → 川崎フロンターレU-18 → 川崎フロンターレ → デュッセルドルフ (川崎フロンターレからレンタル)
個人成績
- 2018年 リーグ戦4試合に出場し1得点
- 2019年 リーグ戦24試合に出場し1得点 カップ戦1試合に出場
- 2020年 リーグ戦31試合に出場し5得点 カップ戦2試合に出場し1得点
- 2021年 リーグ戦20試合に出場し1得点
代表歴
- U-16日本代表 AFC U-16選手権
- U-22日本代表 トゥーロン国際大会 他
- U-23日本代表 AFC U-23選手権
- U-24日本代表 東京オリンピック
- 日本代表 EAFF E-1サッカー選手権
小学3年生の時に川崎フロンターレの下部組織に入団。
2017年にトップチーム昇格。
2019年にはリーグ戦24試合に出場しベストヤングプレーヤー賞に選出。
同年にU-22代表やA代表にも選出。
2020年にリーグ戦31試合5得点の活躍でリーグ制覇に貢献しJリーグベストイレブンに選出。
2021年6月、ドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフに期限付き移籍が決まりました。
・年俸&市場価値は…?
田中碧選手の2021年の年俸は1500万円。
レンタル移籍のため今季の年俸に変更は無い模様です。
年俸推移は…
- 2017年 480万円
- 2018年 360万円
- 2019年 400万円
- 2020年 1000万円
- 2021年 1500万円
市場価値は…
ドイツの移籍情報専門サイト「transfermarkt」によると、田中碧選手の現在の市場価値は170万ユーロ(約2億2000万円)となっています。
ちなみにJ1最高の市場価値の選手は、浦和レッズ所属の酒井宏樹選手で400万ユーロ(約5億2000万円)。
酒井宏樹選手のように海外クラブで活躍すれば、田中碧選手の市場価値はガンガン上がっていくことでしょう。
・愛用のスパイクは…?
2020年8月、ミズノは田中碧選手とブランドアンバサダー契約を締結したことを発表。
『MORELIA Ⅱ JAPAN』(モレリア 2 JAPAN)を着用しており、川崎フロンターレの先輩である中村憲剛さんも愛用していました。
アッパーの素材には最高品質の「ウォッシャブルカンガルーレザー」を使用しており、田中碧選手は「素足でプレーしているような履き心地の良さがとても気に入っています」と語っています。
価格は20900円(税込)で、ミズノの公式オンラインショップなどで購入できます。
・海外移籍は成功する…?
川崎フロンターレの下部組織育ちのボランチとしてクラブの象徴的選手と成長した田中碧選手。
東京オリンピックでの活躍も期待されており、海外移籍はオリンピック後と噂されていましたが、6月末にドイツ2部のフォルトゥナ・デュッセルドルフへの期限付き移籍が発表されました。
まだクラブに顔見せした程度の状況で判断するのは時期尚早ですが、田中碧選手は活躍できるのでしょうか?
デュッセルドルフ移籍には否定的な意見が目立っているようです。
- 田中碧のデュッセルドルフ移籍はまだ待てなかったんか?と思ってしまう
- 田中碧もやけど、オリンピック前に移籍決めるのもったいない気もするな
- 順調にいけば、今後の日本代表の中心になる選手。なのに移籍先がドイツ2部。フロンターレのほうが強いやん
ドイツ2部のクラブとJ1で圧倒的な強さを誇る川崎フロンターレを比べ、フロンターレの環境の方が成長できるという意見や東京オリンピックで活躍すれば、もっと好条件でオファーがあったかもしれないという意見もあります。
確かに田中碧選手の実力からすると、ドイツ2部のクラブにレンタル移籍するのはもったいないという意見は理解できますし、評価を上げてオリンピック後に移籍した方がいいという意見もわかります。
ただ、今夏の移籍を考えるならオリンピック前に移籍先を決めておくのが最善策なのかもしれません。
ヨーロッパのリーグはオリンピック中も中断するわけではなく、田中碧選手が所属するドイツ2部リーグは7月23日に開幕することが決まっています。
オリンピックの結果にもよりますが開幕から数試合欠場することが濃厚で、そこからチームにフィットしていくのは大変なことだということは容易に想像できます。
もし、オリンピック後にオファーがあったとして、色々な手続きなどを考えれば更に問題が増えていくことが考えられます。
今季を戦うメンバーが固まってからそこに割って入るのは大変ですし、序盤数試合の欠場ならすぐに挽回できるのではないでしょうか?
また、移籍について肯定的な意見も…。
- ドイツ2部からスタートするのは良い選択だったと思います。1部から始めてすぐに日本に戻った選手もいましたし、徐々にステップアップすることを願います!
- デュッセルドルフからすれば五輪で活躍することによる市場価値の拡大で、1年でのトップリーグ移籍による収益は充分考えてるはず
デュッセルドルフへの移籍はレンタルですが、買い取りオプションがついているといわれています。
ドイツ2部で活躍すれば、1部のクラブや他国のクラブからオファーがありますし、買い取り額から差し引いて利益が多大であれば、来季にも強豪クラブに移籍できる可能性は十分あると思います。
田中碧選手自身も「ずっと2部にいる気持ちはないし、どんどんステップアップするつもり」と語っているように活躍さえしてしまえば、ビッグクラブ移籍への早道になるではないでしょうか?
ただ言葉では簡単ですが、これまでも有望な選手がステップアップできずに日本に戻ったことは珍しくありませんし、田中碧選手にはチャンスを確実に掴んでもらいたいですね。
田中碧選手は、東京オリンピックで金メダルを取ると公言しています。
遠藤航選手とのコンビで中盤をコントロールし、日本代表の勝利に貢献してくれることでしょう。
オリンピックでの活躍を弾みにして、ドイツで大暴れしてもらいたいですね!
最後までお読みいただきありがとうございます。