MLBサンディエゴ・パドレスに所属するダルビッシュ有投手。
現在36歳とベテランと呼ばれる年齢ながら、昨季はキャリア最多タイの16勝を挙げるなど劣れ知らず。
今年3月に開催される「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」では、野球日本代表(侍ジャパン)のエースとしての活躍に期待が掛かります。
今回は、ダルビッシュ有投手について気になることを調べてみました。
・プロフィール
名前 ダルビッシュ 有 (だるびっしゅ ゆう)
本名 ダルビッシュ・セファット・ファリード・有
生年月日 1986年8月16日
出身地 大阪府羽曳野市
身長/体重 196cm/100kg
血液型 A型
投打 右投右打
ポジション 投手
タイトル(NPB)
2007年 最多奪三振
2009年 最優秀防御率、最高勝率
2010年 最優秀防御率、最多奪三振
2011年 最多奪三振
タイトル(MLB)
2013年 最多奪三振
表彰(NPB)
2007年 最優秀選手(MVP)、沢村賞、ベストナイン、ゴールデングラブ賞
2008年 ゴールデングラブ賞
2009年 最優秀選手(MVP)、最優秀投手、ベストナイン
所属 東北高等学校 → 北海道日本ハムファイターズ → テキサス・レンジャーズ → ロサンゼルス・ドジャース → シカゴ・カブス → サンディエゴ・パドレス
イラン人の父と日本人の母を両親に持ち、3人兄弟の長男として生まれた。
2005年に東北高校からドラフト1位で北海道日本ハムに入団。
2年目の2006年に2桁勝利をマークしてチームの日本一に貢献。
2007年には15勝を挙げてMVP、沢村賞、最多奪三振などのタイトルを獲得した。
6年連続2桁勝利を挙げ、NPB通算93勝の成績を残した。
2011年オフに日本ハムからポスティングシステムを使ってテキサス・レンジャーズへ移籍。
1年目から3年連続2桁勝利をマークし、球宴にも連続選出された。
2015年3月には右肘手術(トミー・ジョン手術)を受け全休、2016年に復帰。
2017年にはロサンゼルス・ドジャースに移籍し、ワールドシリーズのマウンドにも立った。
2018年からはシカゴ・カブスでプレー。
2020年にはコロナ禍で短縮されたシーズンで8勝をマークし、日本人初の最多勝を獲得した。
同オフにトレードでサンディエゴ・パドレスに移籍。
移籍1年目ながら開幕投手を務め、6月にはメジャー史上最速となる登板197試合目での1500奪三振を達成した。
メジャー11年の通算成績は242登板、95勝75敗、防御率3・50、1488投球回、1788奪三振。
球宴5回。
・現在の年俸は…?
メジャーでも長くエース級の活躍をしている、ダルビッシュ有投手の現在の年俸はいくらなのでしょうか?
2017年オフにロサンゼルス・ドジャースからフリーエージェント(FA)となったダルビッシュ有投手は、シカゴ・カブスと2018年2月13日に契約を結びました。
契約内容は、6年総額1億2600万ドル(約137億円)で、出来高を含めると最大で1億5000万ドル(約163億2000万円)になります。
※当時の為替レートで計算されています。年俸推移にも過去に発表された数字を掲載。
その後、カブスと結んだ6年1億2600万ドルの契約を引き継ぐ形で、2020年12月にサンディエゴ・パドレスにトレードされることに。
そして、今季が6年契約の最終年でした。
一部では契約最終年の2023年をもって現役を引退するという噂されましたが…。
今年2月10日、ダルビッシュ投手はパドレスと6年総額1億800万ドル(約142億円)という大型契約を結び、野球ファンを驚かせました。
ダルビッシュ投手には、今季3000万ドル(約39億4700万円)が支払われるそうです。
内訳は、契約金が600万ドル(約7億8900万円)で、今季の年俸は2400万ドル(約31億5600万円)。
2024年が1500万ドル(約19億7200万円)、2025年が2000万ドル(約26億3000万円)となり、40歳を迎える2026年は1500万ドル(約19億7200万円)となります。
40歳を過ぎた最後の2年間はいずれも1400万ドル(約18億4100万円)が支払われるそうです。
さらに契約内容には、通訳が付き、全球団へのトレード拒否権も。
また、今季から2027年までの5シーズンでサイ・ヤング賞(最優秀投手)を受賞すれば、最終年の年俸が100万ドル(約1億3000万円)アップするボーナスもついています。
・NPB 年俸推移
年 | 年俸 | 所属 |
2005年 | 1500万円 | 北海道日本ハムファイターズ |
2006年 | 3000万円 | 北海道日本ハムファイターズ |
2007年 | 7200万円 | 北海道日本ハムファイターズ |
2008年 | 2億円 | 北海道日本ハムファイターズ |
2009年 | 2億7000万円 | 北海道日本ハムファイターズ |
2010年 | 3億3000万円 | 北海道日本ハムファイターズ |
2011年 | 5億円 | 北海道日本ハムファイターズ |
・MLB 年俸推移
年 | 年俸 | 所属 |
2012年 | 約5億5000万円 | レンジャーズ |
2013年 | 約9億5000万円 | レンジャーズ |
2014年 | 約10億円 | レンジャーズ |
2015年 | 約10億円 | レンジャーズ |
2016年 | 約10億円 | レンジャーズ |
2017年 | 約11億円 | レンジャーズ/ドジャース |
2018年 | 約25億円 | カブス |
2019年 | 約20億円 | カブス |
2020年 | 約21億円 | カブス |
2021年 | 約23億6600万円 | パドレス |
2022年 | 約23億6600万円 | パドレス |
2023年 | 約31億5600億円 | パドレス |
※為替の関係で雑に計算している箇所もあります。
・現役引退はいつ…?
年俸の話題でもダルビッシュ投手の引退時期について少し触れましたが、実は契約延長のオファーがなければ今季限りで引退していた可能性があるんです。
2022年10月19日、ダルビッシュ投手は、フィリーズとのナ・リーグ優勝決定シリーズ第1戦に先発し、7回3安打7奪三振2失点と好投しながら敗戦投手に
この時、4戦目や5戦目に登板する用意があるのか記者から質問されると
と、引退覚悟で登板することを宣言されていました。
もともと、ダルビッシュ投手は契約が切れる2023年オフに引退をする意向であることを明かしていたことから、リップサービスではなく、本気で話していたのでしょう。
古巣・日本ハムのファンからは、
最後に日本ハムにきてほしい
北広島で待ってます!
と戻って来てほしいという言葉もあり、引退を回避してもメジャーでプレーするのではなく、日本球界に復帰するものと思われていました。
しかし、ダルビッシュ投手は2023年に引退するどころか、パドレスと2028年までの契約を結び直したのでした。
昨季メジャー自己最多タイの16勝(8敗)、197奪三振、防御率3.10をマーク。
ポストシーズンでも4登板で2勝1敗、防御率2.88と勝負強さを見せたダルビッシュ投手を手放してしまうのはあまりに損失が大きすぎるとパドレス側は判断したようで、契約が切れるのを待たずして、2年の契約延長をダルビッシュ投手に持ちかけたそうです。
その後、プレラーGMが1月中旬にブルペン投球練習を視察した後、2年の再契約オファー+4年の計6年契約を結ぶことを決意。
と、ダルビッシュ投手に対し最大限の評価をしています。
また、MLB公式サイトは、ダルビッシュ投手が“史上最年長で5年1億ドル以上の契約を結んだ投手”になったと伝え、
30代後半の先発投手に多額の資金を投じるのはギャンブルだ。しかし、パドレスはダルビッシュのような投手と一緒にプレーすることに満足している
と、ベテランと莫大な金額で長期契約を結ぶことにリスクがあることを説明しつつも、ダルビッシュ投手にはその価値があると伝えています。
42歳になっても現在のレベルを維持できるのか、故障の可能性、いずれの理由でクビになるのでは?と心配する声もありますが、過去には故障を理由に年俸を放棄して現役を引退した選手はいるものの、通常は契約を残して解雇されても残された契約分の年俸を支払う義務が球団にはあるため問題はありません。
ただ、ダルビッシュ投手が重視していたのは契約年数や年俸ではなかったようです。
15歳の息子さんに相談すると「(契約を)取る」との答えが。
家族はダルビッシュ投手に現役を続けてもらいたいと考えていたようです。
・・・15歳の息子さんというと、紗栄子さんとの間に生まれた長男のことかと思ったのですが、そちらは3月に15歳になるようで、こちらの息子さんは妻・聖子さんの第1子のことみたいです。
そういえば、ダルビッシュ投手にお子さんは何人いるのでしょうか?
・結婚相手の嫁や子供は…?
まずは、現在の妻・聖子さんとの馴れ初めを紹介。
山本聖子さんは、2013年に、アメリカ女子ナショナルチームのコーチに就任。
ダルビッシュ投手と共通の知り合いを通じて出会いました。
異国の地で1人でこどもを育てながらの生活や初めて指導するという立場になった不安を抱えていましたが、ダルビッシュ投手が良き相談相手となり、精神面で大きく助けられたといいます。
そんな2人の関係は次第に熱愛に発展し、2014年11月18日、ダルビッシュ投手は聖子さんとの交際を公表。
名前 山本 聖子 (やまもと せいこ)
本名 ダルビッシュ 聖子
生年月日 1980年8月22日
出身地 神奈川県川崎市
身長 165cm
血液型 B型
競技 レスリング
2015年2月22日にダルビッシュ投手はブログで聖子さんが妊娠中であることを発表しました。
当初は事実婚でしたが、2016年に入籍。
現在は、前夫のハンドボール元日本代表・永島英明さんとの間にもうけた長男のほか、ダルビッシュ投手との間に2015年7月に第2子の男児、2017年3月に第3子の男児、2019年11月に第4子の女児、2022年8月22日に第5子の男児が誕生しています。
また、ダルビッシュ投手は前妻の紗栄子さんとの間に2人のお子さんをもうけています。
2008年3月に第1子の男児、2010年2月に第2子の男児が誕生。
2人のお子さんは紗栄子さんが引き取っていますので、アメリカで一緒に生活しているのは5人になります。
15歳の息子さんの意見が決め手となって40代になっても現役を続けることになったダルビッシュ投手。
2023年のシーズンは、メジャー通算100勝まで5勝、日米通算200勝までは12勝という節目の年になりますが、これを集大成ではなく“通過点”にして、さらなる活躍を見せてもらいたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございます。