11月16日、浦和レッズは元日本代表DF槙野智章選手との契約満了に伴い来季の契約を結ばないことを発表しました。
退団発表の翌日に行われたオンライン会見では、「気持ちの整理はついていない」と話しつつも、レッズへの思いや将来について語った槙野選手。
ただ現役を引退するわけではありません。
20日の横浜F・マリノス戦でもベンチ入りしており、出場機会があれば、これまでのように気持ちのこもった熱いプレーを期待したところです。
それでは、次の移籍先はどこになるのでしょうか?
また、会見では将来的な指導者転身の話をしていましたが監督を目指すのでしょうか?
・・・ということで今回は、槙野智章選手の退団や移籍先について調べてみました。
・プロフィール
引用元 https://instagrammernews.com/detail/2223355663067997902
名前 槙野 智章 (まきの ともあき)
生年月日 1987年5月11日
現年齢 34歳
出身地 広島県広島市西区
身長/体重 182cm/ 77kg
血液型 O型
利き足 右足
ポジション DF
所属 井口明神FC-サンフレッチェ広島Jrユース-サンフレッチェ広島ユース-サンフレッチェ広島-1.FCケルン-浦和レッズ
個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2006 | 広島 | 28 | J1 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 |
2007 | 18 | 1 | 4 | 0 | 5 | 0 | 27 | 1 | |||
2008 | 5 | J2 | 41 | 7 | - | 4 | 1 | 45 | 8 | ||
2009 | J1 | 33 | 8 | 2 | 0 | 2 | 0 | 37 | 8 | ||
2010 | 34 | 4 | 4 | 1 | 1 | 1 | 39 | 6 | |||
ドイツ | リーグ戦 | リーグ杯 | DFBポカール | 期間通算 | |||||||
2010-11 | ケルン | 43 | ブンデス1部 | 5 | 0 | - | - | 5 | 0 | ||
2011-12 | 18 | 3 | 0 | - | 0 | 0 | 3 | 0 | |||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 天皇杯 | 期間通算 | |||||||
2012 | 浦和 | 20 | J1 | 33 | 6 | 4 | 0 | 3 | 0 | 40 | 6 |
2013 | 5 | 34 | 6 | 4 | 0 | 1 | 0 | 39 | 6 | ||
2014 | 31 | 4 | 7 | 2 | 1 | 0 | 39 | 6 | |||
2015 | 33 | 3 | 0 | 0 | 3 | 0 | 36 | 3 | |||
2016 | 29 | 3 | 1 | 0 | 0 | 0 | 30 | 3 | |||
2017 | 32 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 33 | 2 | |||
2018 | 32 | 4 | 4 | 0 | 4 | 1 | 40 | 5 | |||
2019 | 32 | 0 | 2 | 1 | 0 | 0 | 34 | 1 | |||
2020 | 26 | 2 | 0 | 0 | - | 26 | 2 | ||||
2021 | |||||||||||
通算 | 日本 | J1 | 368 | 43 | 33 | 4 | 21 | 2 | 422 | 49 | |
日本 | J2 | 41 | 7 | - | 4 | 1 | 45 | 8 | |||
ドイツ | ブンデス1部 | 8 | 0 | - | 0 | 0 | 8 | 0 | |||
総通算 | 417 | 50 | 33 | 4 | 25 | 3 | 475 | 57 |
- 国際Aマッチ 38試合 4得点(2009年 - 2019年)
日本代表 | 国際Aマッチ | |
---|---|---|
年 | 出場 | 得点 |
2009 | 0 | 0 |
2010 | 4 | 0 |
2011 | 4 | 0 |
2012 | 3 | 1 |
2013 | 3 | 0 |
2015 | 8 | 1 |
2016 | 2 | 0 |
2017 | 4 | 1 |
2018 | 8 | 1 |
2019 | 2 | 0 |
通算 | 38 | 4 |
小学1年生からサッカーを始め、井口明神小学校のサッカークラブに入団した。
2000年にサンフレッチェ広島ジュニアユースに入団。
当初はFWのポジションでプレーし、トップ下、サイド、ボランチなど様々なポジションを経て、中学3年時にセンターバックにコンバートされた。
2003年にサンフレッチェ広島ユースに昇格。
2年時からセンターバックとしてレギュラーを獲得し、ユースレベルでの3大大会の全てで決勝に進出し2冠達成に貢献した。
2006年にトップ昇格。
2007年8月、レギュラー選手の怪我によりスタメンに抜擢され、以降レギュラーとして定着した。
2008年シーズンは出場停止1試合を除く全試合に出場しJ1昇格に貢献した。
2009年にはDFながら8得点を記録し、攻撃力の高いCBとして注目を集めた。
2010年にはリーグ戦全34試合に出場。
ベストイレブンとフェアプレー賞に選ばれた。
2010年12月には海外挑戦を決断しドイツのクラブへ練習参加、同月30日にブンデスリーガの1.FCケルンへ完全移籍を果たした。
しかし、思うような出場機会を得られず、移籍1年目の出場は5試合にとどまり、翌2011-12シーズンも3試合の出場のみに終わった。
2012シーズンからは広島時代の恩師であるペトロヴィッチ監督が率いる浦和レッズへ期限付き移籍を果たし、33試合に出場し6得点を挙げた。
2013年には完全移籍を果たし、チームの中心選手として活躍、2016年にナビスコカップ、2017年にAFCチャンピオンズリーグ、2018年に天皇杯のタイトルを獲得。
2019年は32試合に出場しながらもルーキーイヤー以来の無得点に終わった。
2020年もシーズン序盤は出場機会を失い浦和加入後、最少の出場数に終わった。
2021年11月、契約満了でシーズン終了後に浦和レッズを退団することが決まった。
・浦和レッズを退団…?
「調子乗り世代」の槙野選手も気づけば34歳とベテランと呼ばれる年齢になりました。
今シーズンは11月21日現在で30試合に出場しながら、9月からはスタメンを外れるようになり途中出場が増えていきました。
ベンチを温めながらも大事な場面で(FWとしても)起用されることがこれからの槙野選手の役割かと思っていたのですが、なんと、浦和レッズが槙野選手と来季の契約を結ばない見通しであるという情報がスポーツ紙を飾ったのでした…。
11月16日には、浦和レッズは槙野選手との契約満了に伴い、今季限りで退団することを正式に発表しました。
槙野選手の浦和レッズ退団の報道を受け、サッカーファンはどのような反応を見せたのでしょうか?
- 槙野に続き宇賀神も退団か
- 杉本、武藤、興梠、柏木、阿部、槙野、宇賀神、西川 この辺を替えなきゃ浦和はいつまでも弱いままと言われてたが、この一年でかなり若手化が進んだな
- 切れない浦和がまともになった。切った担当スゲーわ
- 興梠と西川は?
- 西川も退団かもな
- 契約満了できない退団=0円提示されて退団。槙野智章の末路悲惨すぎる
- 仕方ないとはいえサポは満足なのか?人気商売ってことも考えないと
- いつかは若返りをしなければならないベテランには辛いけど自分も新人で加入できたのはベテランが退団したからだということを理解しているはず
- 三カ年計画って優勝するためのものじゃなくて、世代交代進めるための作戦だったの?
- 世代交代言う割に最近取った、西と酒井はおっさんだよな
- 世代交代と言うか年齢関係無く戦力にならない選手切ってるだけでしょ。若手よりベテランの選手を優先的に切った方が資金面で新戦力獲得の足しになるし
- ただベテランをクビにしただけで世代交代したわけじゃない
- 浦和、リカルド監督の元で本気で改革する気なんだな。まあ、今までのパターンだと、ちょっと勝てなくなると監督更迭だがフロントとサポが我慢できれば新たな時代が訪れるかもね
- サンキュー槙野。目立つから色々批判はあるけど、貢献は非常に大きかった
多くのサッカーファンは槙野選手の退団に驚いてはいましたが、浦和レッズの世代交代は昨年から目立ってきており冷静な反応を見せていました。
2019年12月、浦和レッズは「2022年にリーグ制覇」を掲げる『3カ年計画』を発表し、これまでの一貫性のない強化体制を見直し、目先の勝利に囚われることなくチームを変革させることを確認しました。
1年目となる2020シーズンは、コンセプトの浸透と「ACL出場権獲得・得失点差プラス2桁以上」を目標に掲げましたが10位に終わっています。
2年目となる2021シーズンは、徳島ヴォルティスをJ2優勝に導いたリカルド・ロドリゲス監督を招聘。
「全ての大会で優勝を目指すことを前提として、最低限の目標としてACL出場権獲得」としていましたが、11月21日現在で6位につけ、ACL出場が掛かる天皇杯では準決勝に進出しています。
3年目の2022シーズンは優勝、2023年以降は安定した優勝争い、連覇。
2030年にはクラブW杯優勝を目標に掲げています。
11月に入り、槙野選手以外にも浦和レッズの象徴的選手だった阿部勇樹選手の引退、宇賀神友弥選手の退団が決まりましたが、今季途中にも武藤雄樹選手(柏レイソル)や柏木陽介選手(FC岐阜)を放出するなど、世代交代や(ベテランも加入させて)チームの血を入れ替える作業に取り組んでいます。
浦和レッズのベテラン選手は年俸が高額であることも多く、今季放出された選手(レンタルも含む)は年俸1億円といわれており、経費の面でも改革を目指しているのかもしれません。
改革を目指すクラブにとっては槙野選手の退団は必然だったんでしょうね。
・次の移籍先はどこ…?
槙野選手は会見で、「他のクラブで同じような情熱を持って、違うユニホームを着てプレーする想像はついてない。毎日どうしたらいいんだろうと思ってる状況。自分でもどうしていいか分からない」と語っており、気持ちの整理がつかず毎日泣いていることを告白していました。
ただ、ずっと落ち込んでいるのは槙野選手らしくないですし、シーズン終了後には気持ちを切り替えて、届いたオファーの中から移籍先を選ぶんでしょう。
ちなみに槙野選手の今シーズンの年俸は8000万円で、市場価値は110万ユーロ(約1億4300万円)です。
引用元 https://instagrammernews.com/detail/1410609670225465612
契約満了での移籍ですから移籍金は掛かりませんが、高額な年俸がクラブによってはネックになるかもしれませんね。
槙野選手はどのクラブに移籍するのでしょうか?
11月21日現在は移籍先について具体的な話は出ていませんので、移籍先の予想や移籍してほしいクラブはどこなのか、サッカーファンの声を紹介したいと思います。
- 次どこ行くの?やっぱり京都???
- 京都は山道強化部長がいるから浦和とのパイプがある。現時点でも李忠成、森脇、武富、荻原いるからな
- 森脇も使われなかったし京都が取るとは思えない
- 岐阜で柏木が待ってるぞ
- 岐阜のGMは浦和ユース出身だからか
- デイリーだと柏木みたく岐阜と京都が興味って同じパターンの記事出てた。実際岐阜行ったけどね
- 自ら広報も兼任するから金ないクラブに良さそう
- なんとなく磐田に行きそうな気がする
- 広島に帰るんでね?
- 生涯レッズってサンフレはどうした
- 広島はCB足りていないから復帰させるんじゃないかな
- ドイツの空気吸いに行くのかな?
- 2000万で富山に来い
- 年俸4000万円で柏だと思うわ
- 奥さんの高梨臨は船橋出身で松戸の高校卒業してるから柏だな
- 関東から離れられそうにないから瓦斯か横浜FCじゃね
- 槙野が関東圏から出ることはないだろう。東京V、横浜FCあたりで
- 横浜FCあるな伊野波とか中村俊輔枠で
- 槙野は海外長くなくて、深刻なケガもしてなさそうだから、カテゴリ落とせばアラフォーまでプレー出来るかな?
- 狐狼の血の次回作に出てそう
浦和レッズから移籍した選手がいるクラブや自身の応援するクラブ、はたまた奥さんである高梨臨さんの希望で関東のクラブに決めるのではないか?という声もありました。
面白いところでは、槙野選手の出身地である広島が舞台の映画「狐狼の血」に俳優として出てほしいと願うファンもいました。
元日本代表FWの播戸竜二さんが「孤狼の血 LEVEL2」に出演したことが話題になりましたが、槙野選手の生粋の広島弁での演技を私も是非見てみたいと思いました。
きっとあの肉体と広島弁が相まって迫力ある演技が期待できるのではないでしょうか?
ただ今のところ、槙野選手が現役を引退しタレントに転身するという選択はないとは思いますが…。
果たして、来季はどのクラブでプレーするのか、注目ですね!
・監督になる可能性も…?
槙野選手は以前から「将来的にJリーグの監督やりたい」と周囲に話していたそうで、会見では「今一応、B級ライセンスを受講中です。この後も、ジュニアユースに実技指導に行きます。監督・槙野みたいですか?いろいろな仕掛けできればと思います」と語っていました。
着々と指導者への道に進んでいるようですが、記者から監督についてさらに突っ込んだ質問をされると「次の目標は監督になって、(浦和レッズに)帰ってきたいと思っている。今、新庄さんが野球界で盛り上げてくれている。『あの選手を見たい』と思ってスタジアムに来るサポーターは多いけど、サッカー界で『あの監督を見たい』と思ってもらえるような監督になって戻ってきたい」と槙野選手らしい回答をしていました。
引用元 https://instagrammernews.com/detail/2198598792767726972
監督が目立つことはチームに注目を集めることにはいいかもしれませんが、最近の新庄監督の目立ち方には違和感を覚えるファンも増えてきており、新庄監督の発言は当初は全肯定されていましたが、身だしなみとして白髪のケアや体型のことをコーチにも求める発言をしたことで反発するファン声が聞こえるようになってきました。
槙野選手は良い意味でも悪い意味でも目立つ選手であることから、現在もアンチ的なサッカーファンがいますので、監督としてはあまり目立つような行動は控えたほうがいいかもしれません。
せめてピクシーことストイコビッチさんのようにボールを芸術的なキックで返すとか、それぐらいの目立ち方ならかっこいいで収まるでしょうし、「あの監督を見たい」と言われるのではないでしょうか?
まあ、将来的な指導者の話ですし、槙野選手は現役をまだまだ続けてもらって一花も二花も咲かしてもらいたところです。
最後までお読みいただきありがとうございます。