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今村猛が現役引退した理由は?広島カープから戦力外&早すぎるとの声も?

長年、広島東洋カープの中継ぎエースとして活躍してきた今村猛さん。

今年10月14日、今村さんはカープから来季の契約を結ばないことを告げられ、他球団で現役を続行する意思を表明していましたがオファーはなく、12月22日に現役引退を決断したことを公表しました。

セ・リーグ3連覇には今村投手の存在が欠かせないものだったことから、功労者に対するドライな対応に球団を批判するファンは少なくありませんでした。

なぜ、カープ今村さんを戦力外にしたのでしょうか?

そして引退の決断の理由は何だったのか?

今回は、今村猛さんの戦力外通告や引退に至った理由についてなど調べてみました。

 

 

 

・プロフィール

 

名前 今村 猛 (いまむら たける)

生年月日 1991年4月17日

出身地 長崎県佐世保市

身長/体重 183cm/94kg

血液型 B型

投打 右投右打

ポジション 投手

所属 元広島東洋カープ

 

 

小学3年生の時に楠栖クラブで一塁手として野球を始め、後に遊撃手と投手を兼任した。

中学校では遊撃・三塁手としてプレー。

2年時に九州大会で優勝し、全国大会に出場。

清峰高校進学後は1年夏からベンチ入りし、2年の夏には第90回全国高等学校野球選手権記念大会に初出場し2試合に登板した。

秋季大会では九州地区高等学校野球大会を制した。

3年春の第81回選抜高等学校野球大会で優勝。

3年夏は長崎大会準々決勝では、後にプロでチームメイトになる大瀬良大地投手擁する長崎日大高校と対戦し敗れた。

2009年10月に行われたドラフト会議で、広島東洋カープが1位指名され入団。

契約金1億円、年俸1000万円

プロ2年目にリリーフとしての才能が開花し、球団最年少セーブを20歳5か月で更新。

2013年には日本代表としてWBCにも出場した。

2016年は勝利の方程式を任され、25年ぶりのリーグ制覇に大きく貢献した。

大瀬良大地投手、一岡竜司投手と共にカピバラ三兄弟の愛称で親しまれCMにも3人で出演した。

 

 

 

・広島カープから戦力外…?

 

カープ一筋12年の今村猛さん。

2020年シーズンはコロナ禍の影響もあり、開幕から調子が上がらず6試合の登板に終わり、2軍でも防御率4.94と精彩を欠きました。

30歳を迎える節目となった今シーズンは、「変われるというところを見せたかった」と体重を12kgも絞り込んでプレー。

1軍に一度も呼ばれることはありませんでしたが、2軍では36試合に登板し、2勝1敗、防御率2.78の成績を残しました。

来シーズンこそは1軍で今村さんの活躍を見たいと願うファンは多かったのですが…。

チームはシーズン終盤に奮起し、奇跡のAクラス入りを目指していた10月中旬、今村さんに非常な通告を行ったのでした。

 

広島は14日、今村猛投手(30)に来季の契約を結ばないと通告したと発表した。マツダスタジアムで取材に応じた今村は「覚悟していたことだけど、あまり実感がないというのが本音」と涙を浮かべた。今後は未定という。

出典 miyanichi

 

カープ今村さんと来季の契約を結ばないことを発表。

いわゆる戦力外通告を行いました。

今村さんは球団から通告を受けた直後のインタビューで、「いつかは来ますからね。覚悟はしていましたけど、いざとなると、ちょっとしんどいですね」と現在の心境を語り、マウンドではいつもポーカーフェイスだった今村さんが涙する場面も見られました。

 

 

隙があればと思って2軍ではやっていました。栗林くんがすごくいいので、抑えはさすがにちょっと無理だなという気持ちはありましたけど、7、8回に食い込めるんじゃないかなという気持ちは正直ありました」とも語り、1軍に呼ばれればまだまだ活躍できると自負して頑張っていたからこそ、突然の戦力外通告に今村さんはショックや戸惑いを感じたのでしょう。

今村さんが戦力外通告を受けたことを伝える記事には、鈴木球団本部長の「故障があるわけではなし、チャンスがあればチャレンジしたらと思う」というコメントが載っており、このあまりにもドライな対応にファンは違和感や怒りを覚え批判的な意見がネット上に溢れました。

 

今村さんは、プロ生活12年で通算431試合に登板し21勝30敗36セーブ、防御率3.46の成績を残し、115ホールドは球団歴代最多を記録するカープを代表するリリーバーで、セ・リーグ3連覇の功労者でもあります。

ファンから批判が殺到することは予想できたはずですが、なぜ球団は今村さんを戦力外にしたのでしょうか?

 

詳しくは引退した理由の項目で扱いますが、戦力外の理由としては(勤続疲労があり回復の兆しが見えないことで)文字通り戦力として来季の構想外になったということと経済的な問題があったのではないかと考えます。

今村さんの今シーズンの年俸は、6000万円でした。

個人的な見解ですが、コロナ禍による経済的大打撃や3年連続Bクラスとなる4位に終わったことによる収益の減少、(鈴木誠也選手のポスティングシステムを利用してのメジャー移籍が決まればチームの総年俸は下がりますが)大瀬良大地投手や九里亜蓮投手などFA権を取得した主力選手の引き留めによる大幅な年俸アップが関係しているのではないでしょうか?

 

これまでの球団の傾向によると、功労者には年俸を徐々に減らしつつも数年は雇用→指導者としてオファーという流れがあったのですが、この非常事態になりふり構わずにはいられなかったのかもしれません。

また、野手陣は若手選手への世代交代が進んだシーズンにはなりましたが、(クローザーをルーキーの栗林投手が見事に務めましたが)投手陣は中継ぎの運用に苦労し、特に“魔の8回”と呼ばれたくらい終盤は失点をすることが多く、勝てる試合を落とす原因になりました。

投手陣、主に中継ぎ投手の若返り、世代交代のために今村さんは戦力外になったのではないでしょうか?

 

 

一岡投手や中崎投手も今村さんと同様に3連覇から下降線をたどっていましたが、中崎投手は球速や球威が復活してきており、今村さんの場合は低迷するベテランの中でも復活の兆し、1軍レベルで投げられる可能性が低いと判断されてしまったんでしょうね…。

 

 

 

年俸推移

20101000万円広島東洋カープ
20111000万円広島東洋カープ
20122000万円広島東洋カープ
20135000万円広島東洋カープ
20145000万円広島東洋カープ
20154000万円広島東洋カープ
20163650万円広島東洋カープ
20176100万円広島東洋カープ
20189500万円広島東洋カープ
20198700万円広島東洋カープ
20208000万円広島東洋カープ
20216000万円広島東洋カープ

 

 

 

・現役引退した理由は…?

 

戦力外通告後、今村さんは「まだやれるという気持ちは持っているので。いいお話があれば」とNPB限定で現役続行の意思を表明しました。

トライアウトを受けずに他球団からの連絡を待ちましたが…。

戦力外通告から2か月が経った12月22日、今村さんは現役を引退することを発表しました。

 

広島から戦力外通告を受けた今村猛投手(30)が、22日までに現役引退することを決めた。現役続行の意欲を示し、トライアウトを受けず、他球団からのオファーを待った。ただ、トライアウトから2週間がたっても連絡がないことから決断。「年内には(決めたい)と思っていた。仕方ないです。ズルズルいくわけにはいかない。これからの方が長いですから」。22日にマツダスタジアムを訪れ、松田球団オーナーに報告した。

出典 日刊スポーツ

 

今村さんほどの実績ある投手には独立リーグからのオファーがあったことは予想できますが、今村さんはNPBでのプレーにこだわったことから引退を決意した模様です。

なぜ、2軍ではまずまずの成績を残しながらも他球団からはオファーが無かったのでしょうか?そして引退を決意した理由はなんだったのでしょうか?

ファンの憶測によると…。

 

 

つまり、投げ過ぎによる勤続疲労で球速や球威が落ちていることが原因で1軍で投げるのは厳しいと他球団からも判断されたと考えるファンは多く、今村さん自身も球速に関し不安を感じていたようです。

今村さんは、今シーズン中盤に受けたインタビューの中で「一軍昇格に向けて自身に足りていない部分」を聞かれ、「そうですね……ストレートの球速が出ていないですし、それが原因で、最近の試合では三振を奪えていません」「しっかりとストレートを投げた上での変化球だと思うので、まずはストレートを取り戻さないといけません」と答えています。

 

 

ここ数年はかつてのような剛速球は影を潜め、変化球でかわすようなピッチングに変化していました。

あるデータによると、中継ぎで400登板(大体8~9年)する時期に故障している投手が多く、登板過多による金属疲労でそれ以前に戦力としてみなされないようになるそうです。

実は今村さんも400登板に近づいた2018年に防御率5.17と大きく成績を落としており、翌年は多少は盛り返すも球威は明らかに落ちていました。

野村謙二郎監督時代に中継ぎに回り、3年ほど活躍し調子を落とした時期を乗り越えて、セ・リーグ3連覇に貢献してくれた今村さん。

どこかのタイミングで先発に転向する機会があれば、今村さんのプロ野球生活はまだ続いていたのかもしれません。

今村さんは戦力外通告を受けた直後に本音を吐露しています。

 

「今年1年が最後だと思ってやってきた。まだやれるかなという気持ちもありますけど、まだやれるからやるというのも最近違うなと。今年1年ダメだったら、自分から(退団を)言いに行こうかなという気持ちでやっていた」

出典 広島今村猛、戦力外にうっすら涙「しんどい」2軍で好投も1軍に呼ばれず (記事削除済み)

 

今村さん自身、今年が最後のチャンスであることを覚悟していたそうで、チームメイトからの励ましなどもあり、一時は現役続行への意欲を表明しましたが、オファーが無かったことで「今年1年が最後」と今シーズンはじめに決めた通りに引退することを選びました。

 

 

 

・早すぎる&今後はとの声…?

 

今シーズン、今村さんが引退を覚悟してプレーしていたことは分かりましたが、年齢だけならまだ30歳とプロ野球選手として脂が乗った年齢であり、ここから才能を開花させる選手も少なくないことから、野球ファンからは「2軍成績もだけどやっぱりまだいける」「引退はあまりに早すぎる」など、今村さんの引退を惜しむ声があります。

 

 

このように今村さんの現役引退を惜しむファンは多く、球団は職員やコーチ(来季のコーチングスタッフは発表済み)として雇わないのかなど、今村さんが今後どのような活動をされるのか気になっているファンも多く見られました。

今村さんはこれからどんな活動をしていくのでしょうか?

 

今後の活動の詳細は明らかにしなかったが、広島ですでに誘いがある仕事をしていく予定だという。「今はカープに来る前みたいな。楽しみと不安が両方ある。でもまた、すごい壁にぶち当たると思いますけど。今までもずっとそうだった。どうにかしないといけない」。3連覇に貢献した功労者としては、あまりにも静かな幕引きだった。それもまた、今村らしいのかもしれない。

出典 日刊スポーツ

 

広島ですでに誘いがある仕事をしていく予定・・・この文章だけだとカープ関連、解説者として活動されるのかと思いましたが、別の記事には「広島に残り事業経営に携わる」とあり、何かしらの事業を行うようですね。

事業というと幅広いですが、元カープの長内孝さん、木下富雄さんの焼き鳥屋、長谷川昌幸さんのように鉄板焼屋(現在は別の職業)などが浮かびますし、実家の「今村水産」のバックアップを受けて飲食業もありなのかなと…。

 

私含めファンの願いとしては、いつかカープに指導者として戻って来てくれること。

その機会が訪れた時は、今村さんへの対応で大ひんしゅくを買った鈴木本部長には黒田博樹さんを誘った時のように暖かい言葉、できるだけ厚待遇で迎え入れてほしいものです。

・・・そういえば、今村さんは結婚しないのでしょうか?

2019年にゴルフ選手の佐伯三貴さんと交際していることが明らかになりましたが、結婚したという情報はまだありませんが破局したという情報もありません。

 

引用元 https://instagrammernews.com/

 

今村さんはこれから第二の人生を歩むことになりますが、これがきっかけで佐伯さんと結婚に進展することもあるかもしれませんね。

今村さんの今後の活動と共に結婚にも注目していきたいですね。

今村猛さんの益々のご活躍をお祈り申し上げます!

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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